視覚障害者の"読む""歩く"をもっと自由に!支援技術の未来を共創する「よむべえアクセシビリティコンクール」を初開催!
株式会社よむべえ(東京都台東区)は、障害当事者も含めたテクノロジー開発を促進する「よむべえアクセシビリティコンクール」を開催します。視覚障害者の「読む・歩く」のバリアを解消する技術を広く募集します。

開催の背景・目的
当社は「情報とテクノロジーで障害者の自立支援」という経営理念のもと、音声読書器『快速よむべえ』や歩行支援アプリ『ナビレク』を通じて、視覚障害者の情報アクセスと移動の自由を支える製品を提供しています。
今回のアクセシビリティコンクールは、
・視覚障害当事者自身の視点を開発に取り入れる
・将来的な開発パートナー・エンジニアを発掘する
という2つの目的のもと開催します。
審査にはよむべえ開発チームとして活躍する視覚障害当事者メンバーが参加し、ユーザー視点に基づく評価を行います。
支援機器が広げる"できる"のある暮らし
当社が開発する『快速よむべえ』は、視覚障害者の日常にある「読みたいのに読めない」場面を減らすことで、ひとりの自立した生活をサポートする読書支援機器です。
Google Geminiを採用した生成AI機能により、これまでの役所の通知や書類のようなシンプルな物だけでなく、パンフレットや新聞・スーパーのチラシといった複雑に構成された紙面も読めるようになりました。
また、賞味期限だけを読み上げる機能のように具体的な利用シーンを思い描いた使い方・機能を常に模索し、随時アップデートしています。

郵便物・役所の通知がその場で読める
封筒やお知らせを見える人のサポートを待たずに、受け取った流れのまま自分で内容を把握できます。
薬の説明書・医療情報を自分で確認できる
文字の小ささに関係なく、飲み方や注意点を自分で確認し、安心して服薬できます。
レシピやパッケージの説明を読んで、調理の幅が広がる
作り方の部分を生成AIがわかりやすく読み上げ、自炊の選択肢が増えます。
学校・仕事の資料をそのまま音声化して即時アクセス
PDF・紙資料・配布文書を読み上げ、学習や業務でのスピード感が向上。
本・雑誌・手書きメモまで読めるから、「知識へのアクセス」が途切れない
読みたいときに読みたいものへアクセスでき、趣味・学習・情報収集の自由度が広がります。
これらの体験が積み重なることで、視覚障害者の生活は「誰かに頼まないと読めない」から「自分で読める」に変わり、日々の意思決定や行動の自由が広がっていきます。
視覚障害者も主役になれる開発・アイデアコンクール
アクセシビリティに関心のある学生・エンジニア・クリエイターのみならず、視覚障害当事者の技術参加も歓迎しています。
・プログラミングを学ぶ視覚障害当事者が開発部門へ応募
・ユーザー視点で「こんな使い方が視覚障害者には便利」を活用部門へ応募
支援する・されるの壁を作らず、ともに支援技術の未来を創る場として本コンクールがきっかけとなれれば幸いです。
また、希望者にはスキルに応じて当社の採用活動についてご案内をする場合があります。
募集する部門
部門A パソコンアプリ開発の部 テーマ「音声読書支援」
部門B. スマホアプリ開発の部 テーマ「歩行ナビゲーション支援」
部門C. よむべえ活用の部
実施概要
応募締め切り:2026年2月20日必着
審査スケジュール:
1次審査:2026年2月21日〜27日
デモ審査(オンライン):3月1日~3月19日
授賞式・デモンストレーション:4月29日、第35回アメディアフェア会場(東京・墨田)
提出形式:アプリ/ソフト/説明資料などをメールおよび指定のデータ便で提出
賞
部門A 最優秀賞 1点 賞状+5万/優秀賞 1点 賞状+2万
部門B 最優秀賞 1点 賞状+5万/優秀賞 1点 賞状+2万
部門C ベストよむべえ賞 5点 賞状+5千円
代表メッセージ
私たちは創業以来、視覚に障害を持つ方々が情報へ自由にアクセスできる社会を実現することを最重要使命として、開発と実装に向き合ってきました。
依然として日本には、見えにくさ・見えなさによって日常の選択肢が制限される場面が数多く存在します。
この現実を変えるには、当事者の深い知見と、技術者・企業・行政、そして未来をつくる多様な担い手が連携し、課題を正面から捉え続けることが不可欠です。
本コンクールは、単なるアイデア募集ではありません。社会の構造そのものをアップデートするための新しい解決策を生み出す公共の場であり、次の10年のアクセシビリティを左右する挑戦です。
応募を通じて、技術を社会のために活かす覚悟を持つ仲間と出会えることを強く期待しています。
ともに、誰一人取り残さない未来を実装していきましょう。
株式会社よむべえ 代表 新井 利貴也
支援技術が活発になると、社会はどこまで変わる?
支援機器の開発が進むことは、単に便利な製品が増えるという意味ではありません。
社会そのものがアップデートされていきます。
情報アクセスのバリアを減らし、就労・学習の選択肢が増えることで当事者の社会参加が活発になり、視覚障害者が働ける・学べる領域が拡大します。
こうした取り組みはSDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」の達成に繋がり、また、本コンクールへの参加を通じて皆様に視覚障害支援に関わっていただくことは、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に基づくものであり、支援技術の発展は、「障害の有無で生活の自由度が変わらない社会」を実現する力を持っています。
その土台をつくる第一歩として、本コンクールは“技術で社会を変えたい人”が集まる場になることを目指しています。
皆様からのご応募をお待ちしております。
【会社概要】
会社名: 株式会社よむべえ
所在地: 東京都台東区
代表取締役: 新井 利貴也
事業内容: 視覚障害者向け音声読書機、歩行ナビゲーションアプリなどの開発・提供
公式HP:https://www.yomube.co.jp/
【お問い合わせ先】
電話: 050-1791-2070
メール: info@yomube.co.jp
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