芸術文化活動の担い手を対象とした連続講座 東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」「キャパシティビルディング講座2026」 受講生募集
自身の芸術文化活動を社会のなかで捉え、一人ひとりが参加し対話を重ねる創造的な実践
特定非営利活動法人 舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)は、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」]より令和8年度(2026年度)の「キャパシティビルディング講座2026」を受託し、企画・運営を行っております。
このたび、芸術文化領域に携わる方を対象とした連続講座「キャパシティビルディング講座2026」において、2026年度受講生の募集を開始いたしましたのでお知らせいたします。
【応募受付:2026年7月24日(金)12:00まで】

国際情勢が大きく変化するなかで、芸術文化において課題解決/価値創造に取り組むためには、社会構造を俯瞰しながら自身の活動を見つめ、言葉にすることが求められます。しかし一人でできることには限界があり、様々な人々や団体との連携が必要です。有機的なネットワークは、自分たちの主張だけでなく他者の話を聞き、知ること、また小さな意見や声なき声も尊重する対話によって実現します。
今日の社会において芸術文化活動の担い手が、有機的なネットワークを構築し、持続的な成長に繋がるよう今年度のキャパシティビルディング講座では、以下のテーマを据え、プログラムを構成しました。
「自身の芸術文化活動を社会のなかで捉え、一人ひとりが参加し対話を重ねる創造的な実践」
本プログラムでは、レクチャー、ワークショップ、ディスカッション、面談などを通じて、講師、ファシリテーター/アドバイザー、受講生同士の対話の場、言語化の実践の機会を創出し、分野横断的なネットワークを醸成しながら、受講生自らの事業や企画の実現を支援します。
【アートノト 事業ページ】 https://artnoto.jp/learning/post/capacitybuilding2026/

受講者の対象は、芸術文化領域(主に非営利の活動)において5年以上の活動経験のある「芸術文化従事者」
対象とする受講生は、芸術文化領域(主に非営利の活動)において5年以上の活動経験のある芸術文化従事者(セルフマネージメントのアーティスト・表現者、制作者、プロデューサー、技術者、キュレーター、コーディネーター、アートマネージャー、芸術団体・アートNPOの職員、芸術文化支援団体のプログラム・オフィサー、行政・企業等の文化担当者、研究者等(分野不問))。16名程度を募集します。
さまざまな分野で活動に励む受講生が集い、各講座の講師及びファシリテーター/アドバイザーと、芸術文化の新たな可能性を共に探求し、相互に成長し研鑽する非公開型でインテンシブな学び合いの場を提供します。
▼講座内容
【第1回】2026年8月20日(木)17:00〜20:30
「アートと社会をつなぐ協働の実践」
講師:広石拓司(エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー)
●アートを「自分ごと」として捉え、協働する人を増やすためのアイディアを考える
●共感を活動力につなげるビジョン、ミッション、分かちあいたい問いをつくるための考え方を学ぶ
【第2回】2026年9月10日(木)17:00〜19:30
「異なる立場の人で構成されるチームづくりの実践」
講師:中田一会(株式会社きてん 共同代表/プランニングディレクター)、五藤真(株式会社きてん 共同代表/会計室ディレクター/税理士)
●企画の背後にある考え方から、チームのあり方を知る
●ゆるやかなメンバーシップを育む、仕組みと対話の場づくりを考える
【中間ディスカッション①】2026年9月28日(月)17:00〜19:30
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀、若林朋子
●第1・2回の講義をふまえ、思考と活動リソースを整理し、課題に向き合うためのアイディアを探る
●ディスカッションを通じて新たな視点や気づきを共有する
【第3回】2026年10月8日(木)17:00〜19:30
「芸術文化の価値を言語化する評価の実践」
講師:中村美亜(九州大学大学院芸術工学研究院教授)
●芸術文化の価値を引き出す評価の実践から学ぶ
●芸術文化の本質的な価値と社会の関係性を考える
【第4回】2026年10月27日(火)17:00〜19:30
「仕組みを生み出す創造的な実践」
講師:大高健志(MOTION GALLERY 代表)
●芸術文化を支える新たな仕組みづくりの実践から学ぶ
●営利/非営利を問わず、多様な芸術文化活動のエコシステムを俯瞰して創造性について考える
【中間ディスカッション②】2026年11月12日(木)17:00〜19:30
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀、若林朋子
●第3・4回の講義をふまえ、自身の課題意識や活動の方向性を深め、取り組みの可能性を広げる
●対話を通じて、多様な視点を共有する
【第5回】2026年12月1日(火)17:00〜19:30
「試行錯誤のプロセスを開き共創する実践」
講師:三富章恵(NPO法人アーツセンターあきた 事務局長)
●場を開き、誰もが同じ目線で利用・参加・提案できる試行錯誤のプロセスから芸術文化施設のあり方を考える
●トップダウンではなく、市民とアートと組織をつなぐ媒介者としての実践から学ぶ
【第6回】2027年1月8日(金)17:00〜19:30
「創造のプロセスにおけるフェアな協働を思考する実践」
講師:長島確(ドラマトゥルク)
●創造の現場における非対称性を考える
●協働する場における一人ひとりの違いに意識的になる
【個別相談】2027年1月22日(金)
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀、若林朋子
●これまでの講義を振り返りながら、自身の活動や課題意識を再整理し、ファシリテーター/アドバイザーとの面談を通して、今後の実践に向けた具体的な道筋を考える
【最終発表会】2027年2月8日(月)17:00~21:00
「課題解決/価値創造戦略レポートの最終発表会」
ファシリテーター/アドバイザー:小川智紀、若林朋子
●これまでの講義を通じて構想した活動アイディアや実践の展望を発表・共有し、相互の学びを深める
※プログラムは都合により変更になる場合がありますので予めご了承ください。
ファシリテーター/アドバイザーが全講座に伴走。さまざまな領域の第一線で活躍する講師陣には、これまでのキャパシティビルディング講座修了生も。
各分野の第一線で活躍する7名の講師陣に加え、小川智紀氏(認定NPO法人STスポット横浜 理事長、社会福祉士、社会教育士)、及び若林朋子氏(プロジェクト・コーディネーター)が、ファシリテーター・アドバイザーとして全講座に伴走します。また、今年で9年目を迎えるキャパシティビルディング講座。これまでの修了生も、講師として登壇します。第2回講座を担当する五藤真氏(株式会社きてん 共同代表/会計室ディレクター/税理士)は2019年度、第5回講座を担当する三富章恵氏(NPO法人アーツセンターあきた 事務局長)は2021年度の修了生です。立場を超えた学びの循環が生まれ、豊かなコミュニティが形作られています。

▼ファシリテーター/アドバイザー、講師プロフィール(敬称略)
小川 智紀(おがわ とものり)
ファシリテーター/アドバイザー
認定NPO法人STスポット横浜 理事長。社会福祉士、社会教育士。1999年より芸術普及活動の企画制作に携わる。2004年、STスポット横浜の地域連携事業立ち上げに参画。2014年より現職。現在、アートの現場と学校現場をつなぐ横浜市芸術文化教育プラットフォーム事務局、民間の芸術文化活動を支援するヨコハマアートサイト事務局を行政などと協働で担当。またNPO法人アートNPOリンク理事・事務局長として、厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業の連携事務局を担当。NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク理事。NPO法人子どもと文化全国フォーラム理事。「子ども白書」編集委員。学習院大学非常勤講師。
若林 朋子(わかばやし ともこ)
ファシリテーター/アドバイザー
プロジェクト・コーディネーター。デザイン会社勤務を経て、英国で文化政策とアートマネジメントを学ぶ。1999~2013年(公社)企業メセナ協議会勤務。プログラム・オフィサーとして企業が行う文化活動の推進と芸術支援の環境整備に従事(ネットTAMの企画・運営等)。2013年よりフリーランス。事業コーディネート、芸術環境の整備支援、調査研究、助成プログラムの設計、研修、自治体の文化政策やNPOの運営支援等に取り組む。2016年より社会人大学院教員。社会デザインの領域で文化、アートの可能性を探る。
広石 拓司(ひろいし たくじ)
講師
エンパブリック代表取締役、ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー。東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人ETIC.における社会起業家育成を経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・企業・行政など多様な主体の協働による社会課題解決型事業の企画・立ち上げ・担い手育成・実行支援に多数携わる。著作に「ソーシャルプロジェクトを成功に導く12ステップ」など多数。慶應義塾大学総合政策学部、立教大学経営学部などの非常勤講師も務める。Podcast「empublicの一語一歩」も配信中。 https://empublic.jp
中田 一会(なかた かずえ)
講師
株式会社きてん 共同代表/プランニングディレクター。1984年生まれ。武蔵野美術大学芸術文化学科卒業。IT関連出版社、(株)ロフトワーク、(公財)東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京にて勤務し、2018年に独立。文化・デザイン・福祉領域の広報コミュニケーション活動に伴走。2025年、自社の体制を変更し、事業のきてん(起点・基点・機転)をつくるバックオフィス・カンパニー〈きてん〉をスタート。創造活動の裏方を支え、一人ひとりが伸び伸びと働くための環境形成を目指す。2021年よりマガジンハウス〈こここ〉編集長も兼務。社会福祉士。
五藤 真(ごとう まこと)
講師
株式会社きてん 共同代表/会計室ディレクター/税理士。1985年生まれ。一橋大学社会学部卒業。〈猫の手税理士事務所〉所属税理士。2014年から会計フリーランスとして複数の非営利団体、芸術文化団体に従事。2018年に「表現と文化のためのバックオフィス」を掲げる〈株式会社countroom〉を設立、2022年に解散。税理士法人勤務を経て、2025年に税理士登録、再独立。個々人を支えるための組織を支えたい。鳥公園メンバー/ゲッコーパレードメンバー/NPO法人国際舞台芸術交流センター理事/一般社団法人ベンチ監事。
中村 美亜(なかむら みあ)
講師
九州大学大学院芸術工学研究院教授。専門は文化政策・アートマネジメント。芸術が人や社会に変化をもたらす仕組みの解明や、それを捉える評価の方法論、ケアや社会包摂へのアプローチを実践的・学際的に研究している。全国の自治体や芸術団体で委員・アドバイザーも歴任。訳書に『芸術文化の価値とは何か』(水曜社、2022年)、編著に『文化事業の評価ハンドブック』(水曜社、2021年)、『ソーシャルアートラボ』(水曜社、2018年)、単著に『音楽をひらく』(水声社、2013年)など。日本文化政策学会、アートミーツケア学会理事。日本評価学会認定評価士。
大高 健志(おおたか たけし)
講師
MOTION GALLERY 代表。早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系コンサルティングファーム入社。戦略コンサルタントとして、事業戦略立案・新規事業立ち上げ等のプロジェクトに従事。
その後、東京藝術大学大学院に進学。制作に携わる中で、 クリエイティブと資金とのより良い関係性の構築の必要性を感じ、’11年にクラウドファンディングプラットフォーム『MOTION GALLERY』設立。以降、100億円を超えるファンディングをサポート。2015年度グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」受賞 。'22年、下北沢駅南西口直結のミニシアター、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』を開館。
三富 章恵(みとみ ゆきえ)
講師
NPO法人アーツセンターあきた 事務局長。静岡県生まれ。大学院で途上国支援を勉強した後、2006年より、独立行政法人国際交流基金に勤務し、東京およびマニラ(フィリピン)において青少年交流や芸術文化交流、海外における日本語教育の普及事業等に従事。東日本大震災で被災経験をもつ高校生・大学生や児童養護施設に暮らす高校生のリーダーシップ研修や奨学事業を行う一般財団法人教育支援グローバル基金での勤務を経て、2018年4月より現職。秋田公立美術大学の社会連携事業や秋田市文化創造館の運営など、アートやデザイン、まちづくりに関わる事業に取組んでいる。
長島 確(ながしま かく)
講師
ドラマトゥルク。舞台作品やアートプロジェクトの現場に関わり、企画立案・リサーチ・台本の翻訳・構成から協働の場作り・ケアまで創作のプロセスを臨機応変に支える。専門やジャンルを超えたフェアな協働、また非プロフェッショナルの搾取的でない参加の機会をつくることに強い関心をもつ。最近の参加作品に『黙るな 動け 呼吸しろ』『居場所・ドラマの基礎と応用』など。活動の記録に『アトレウス家の建て方』『つくりかた研究所の問題集』『ろう者と聴者が遭遇して舞台作品をつくるときに読むハンドブック』など。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。
一部アーカイブ動画あり
公募選考による受講生を対象とした対面の連続講座が基本ですが、第1、4、6回講座の一部はアーカイブ動画を公開します。編集が完了次第「アートノト公式YouTubeチャンネル」で公開し、どなたでもご覧いただけます。
東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」について
東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」は東京都内で活動するアーティストやあらゆる芸術文化の担い手の持続的な活動を支援し、新たな活動につなげるプラットフォームです。オンラインを中心に、専門家等と連携しながら、お悩みや困りごとに対応する「相談窓口」、活動に役立つ情報をお届けする「情報提供」、活動に必要な知識やスキルを提供する「スクール」の3つの機能で総合的にサポートします。https://artnoto.jp/
特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワークについて
アーティスト・芸術団体と観客の間を繋ぐ仕事に携わる人たちの全国的・国際的な会員制ネットワーク。
舞台芸術の制作実務を推進する者が主体的に参加し、各々の仕事を通じて日々更新される情報やアイディアを交換、共有し、活動の展開につなげる場を形成します。そして、同時代の舞台芸術の社会的役割の定義・認知普及、文化政策などへの提案・提言を行い、舞台芸術及び社会全体の利益の増進に寄与することを目的としています。
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★応募資格・応募方法
アートノト 講座ページをご確認ください
https://artnoto.jp/learning/post/capacitybuilding2026/
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
運営:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)
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