量子総研、耐量子暗号(PQC)移行サービスを発表 — 独自ハイブリッド暗号と実証基盤「ENIQMA(エニクマ)」を同時公開 —
量子総合研究所は2026年4月7日、金融庁方針に準拠したPQC移行支援サービスと実証基盤「ENIQMA」を発表。量子時代の暗号リスクに対応し、金融機関の段階的移行を支援する。

■ 背景:量子リスクは「今から」
量子計算機の進展により、RSAやECCなどの公開鍵暗号は構造的に破られる可能性が指摘されている。
さらに、「Harvest Now, Decrypt Later(今収集し後で解読)」という攻撃モデルにより、長期保存データはすでにリスクに晒されている。
金融庁も2024年11月の報告書において、金融機関に対し早期かつ計画的なPQC対応を要請している。
■ サービス概要:PQC移行を「意思決定プロセス」として提供
本サービスは、以下の5ステップで構成される。
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現状分析(暗号資産の可視化)
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優先順位付け
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リスク評価
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推奨策の策定
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レポート作成
特徴:
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クリプト・インベントリによる網羅的把握
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影響度ベースの優先順位設計
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段階移行(PoC → 展開)
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経営判断に直結するレポーティング
■ ENIQMA(エニクマ):量子時代の実証・運用基盤



同時公開された「ENIQMA」は、PQC移行を実環境で検証・運用可能とする基盤である。
主な機能:
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PQCと従来暗号のハイブリッドTLS
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API/IoT対応通信
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暗号資産の可視化・監査
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移行ロードマップ設計支援
設計思想:
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暗号方式を固定しない(クリプト・アジリティ)
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段階移行前提のアーキテクチャ
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PoCから本番まで一貫対応
■ 独自ハイブリッド暗号:現実解としての戦略
完全移行が非現実的である現状に対し、量子総研は以下を採用する。
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従来暗号 × PQC の併用
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TLSレイヤーでの段階導入
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既存システムとの互換性確保
これにより、移行リスクとコストを抑えつつ、耐量子性を確保する。
■ 対象領域
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金融機関(規制対応)
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社会基盤事業者
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政府・防衛関連
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長期機密データ保有企業
■ 今後の展開
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大規模PoCの推進
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クラウド基盤での展開
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国際標準(NIST等)との整合強化
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業界横断的な移行モデルの確立
◾️企業概要
株式会社量子総合研究所(旧:株式会社DeepTeLL)
所在地:【本社】〒107-0061 東京都港区北青山一丁目3番1号 アールキューブ青山3階
【量子技術研究本部】〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1
事業内容:量子技術、AI技術、暗号技術、セキュリティ戦略支援
創業者:代表取締役CEO 谷前太喜 / 取締役COO 杉本迅
URL:https://qiri.co.jp/
◾️本件に関する問い合わせ先
量子総合研究所 取締役COO 杉本迅
Email:j.sugimoto@qiri.co.jp
TEL:070-1734-7502
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