「森林を守る"人"を守れているか」発がん性物質を含む排ガスにさらされる林業現場をテーマに橋本屋が日本林業経営者協会定例会で講演
見過ごされてきた林業従事者の健康リスクに警鐘 林業現場の安全を重視した混合燃料「ASPEN2」を事例に安全対策の必要性を提起
株式会社橋本屋(本社:東京都文京区、代表取締役:東原 正典)は、2026年6月19日(金)、日本林業経営者協会の6月定例会において、「燃料を選ぶ。安全な未来を選ぶ。」をテーマに講演を行いました。
一般社団法人 日本林業経営者協会は、全国の林業経営者や森林所有者などで構成される業界団体で、森林経営の発展や林業政策への提言、人材育成、情報発信などを通じて、日本の林業の発展に取り組んでいます。
講演では、チェンソーや刈払機の排ガスによる健康リスクについて解説するとともに、「ASPEN2」による林業現場の安全性向上に向けた選択肢について紹介しました。

日本ではまだ十分に知られていない林業従事者の健康リスク
欧州では1990年代から小型エンジン機械の排ガスによる健康影響への対策が進められており、「ASPEN2」も広く普及しています。一方、日本ではこうした健康リスクや対策手法について十分に知られているとは言えず、業界内での情報共有や議論の必要性が高まっています。
こうした背景から、林業従事者の健康と安全をテーマに、排ガスによる健康リスクについて紹介しました。
林業の現場では、チェンソーや刈払機などの小型エンジン機械を使用する機会が多くあります。しかし、これらの機械で燃料を燃焼させる際に生じる排ガスについては、自動車のように十分な規制や対策が進んでいるとは言えません。
作業者は排気口の近くで長時間作業することも多く、排ガスを直接吸い込みやすい環境にあります。排ガスには、発がん性物質として知られるベンゼンをはじめとした有害物質が含まれています。
講演では、「森林を守る人を守れているのか」という視点から、日本の林業現場における安全対策のあり方について考える必要性を提起しました。

ASPEN2が示す新たな選択肢
講演では、欧州で広く使用されている燃料「ASPEN2」についても紹介しました。
ASPEN2は、一般的な混合燃料と比較してベンゼンや芳香族炭化水素などの有害成分を大幅に低減した、2ストロークエンジン専用の混合燃料です。
小型エンジン機械は構造上、排ガス処理装置の搭載が難しく、作業者が排ガスの影響を受けやすいという課題があります。ASPEN2はその課題に対する一つの選択肢として、欧州を中心に30年以上使用されてきました。
講演では燃焼実験やエンジン内部の比較事例も紹介し、有害物質の少ない燃料を使用することが、作業者への負荷低減だけでなく、エンジン内部へのカーボン堆積抑制にもつながる可能性について紹介しました。

全国で次々と導入 安全な林業を次世代に繋ぐ
現在、ASPEN2は北海道、長野県、鳥取県など、日本全国の林業事業体や森林組合、各自治体で導入が進んでいます。
林業は森林整備や水源保全など、日本の暮らしを支える重要な産業です。その一方で、高齢化や担い手不足といった課題も抱えています。
現場で働く人々の健康と安全を守ることは、林業の持続可能性を高めるうえでも重要なテーマです。
橋本屋では、燃料という切り口から林業現場の安全性向上に取り組み、次世代が安心して働ける環境づくりに貢献していきたいと考えています。

株式会社橋本屋について
株式会社橋本屋は、創業120年以上の歴史を持つ特殊燃料の専門商社です。林業現場の安全を重視した燃料「ASPEN2」の提供を通じて、「森の守り手」として働く方々の健康と安全を支えることこそが、未来の林業を支える第一歩だと考えています。ASPENはそのための選択肢として、日本の林業が次世代へと持続可能な形で続いていくための力強い後押しとなることを目指しています。
本件に関するお問い合わせ先
ASPENに関するお問い合わせは、公式ウェブサイトよりご連絡ください。
https://aspen-hashimotoya.jp/
会社概要
会社名:株式会社橋本屋
所在地:東京都文京区小石川4-20-1 7階
代表者:代表取締役 東原 正典
創業:1897年(明治30年)
事業内容:特殊燃料の輸入・販売、研究開発部門向け燃料調達 ほか
URL:https://www.kkhashimotoya.co.jp/
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