企業サイトの80.7%は「AIに読まれていない」状態。6業種1200サイトのLLMO対策 実態調査

住所は約9割が掲載。しかしAIが読み取れる形式になっているのは1桁台。実績数は5業種で構造化率0%

プリズムゲート株式会社

プリズムゲート株式会社(本社:神奈川県横浜市中区、代表取締役:芝田弘美)は、2026年7月9日、6業種1200の企業公式サイトを対象に、LLMO(AI検索最適化)対策の実態を調査しました。

対策が「出来ている」と判定できたのは231件、全体の19.2%。残る969件(80.7%)は、AIに自社情報を正しく伝えられていない状態でした。業種間の差は約3倍。そして最も多かったのは「情報は掲載されているのに、AIが読み取れる形になっていない」サイトです。

調査の背景

検索の入口が、Web検索から生成AIへ移り始めている

ChatGPTをはじめとする生成AIに「おすすめの会社」を尋ね、提示された企業へ直接問い合わせる行動が広がっています。Web検索が検索結果の2ページ目まで閲覧されるのに対し、AIが提示する候補は通常1〜3件。表示されなければ、ユーザーの検討対象に入りません。

一方でAIの情報源は、依然として企業のWebサイトです。ユーザーがサイトを訪れるかどうかにかかわらず、AIはサイトを読み込んで回答を組み立てています。そこで当社は、企業サイトがAIに読み取れる状態にあるかを業種横断で確認しました。

【補足:LLMOとは】

 LLMO(Large Language Model Optimization)は、生成AIに自社情報を正しく認識・引用させるための最適化を指します。検索エンジンの順位を上げるSEOとは目的が異なり、「AIが情報を理解できる形式になっているか」が評価軸となります。

■ 調査結果1:対策できているサイトは19.2% 

「出来ている」231件(19.2%)、「不十分である」918件(76.5%)、「全くされていない」51件(4.2%)。

注目すべきは「全くされていない」が4.2%にとどまる点です。大半のサイトは、情報を掲載し、meta情報も設定し、一定の水準は満たしています。それでもAIには届いていない。あと一歩で止まっているサイトが最大の層でした。

■ 調査結果2:業種格差は約3倍、最下位は製造業10.7%

首位はリフォーム業の30.0%。以下、弁護士19.0%、税理士19.0%、美容クリニック18.7%、社労士15.0%と続き、最下位は製造業の10.7%でした。

リフォーム業が高い背景には、「地域名+工事内容」での検索接点が多く、Web投資が先行してきた業種特性があります。対して製造業は企業間取引が中心で、既存の商流や展示会が主な接点。サイトが会社案内の域を出ていない例が目立ちました。ただし、AIに調達先を尋ねる担当者はすでに現れています。

■ 調査結果3:最大の問題は「書いてあるのに、AIが読み取れない」

会社概要の住所は、全業種で87.3〜96.0%が掲載していました。しかし、AIが読み取れる形式(構造化データ)になっている割合は、弁護士4.3%、製造業7.1%、社労士7.4%と1桁台です。弁護士では、住所は載っているのに構造化されていないサイトが全体の約90%にのぼりました。

【補足:構造化データとは】

 サイトに住所が書かれていても、AIにとっては単なる文字列です。「これは住所である」とタグで意味づけして初めて、情報として認識されます。その記述が構造化データです。

より深刻なのが実績数です。施工件数や解決実績の掲載率は、リフォーム業29.7%を除けば1.3〜8.0%。構造化率は、弁護士・社労士・税理士・美容クリニック・製造業の5業種すべてが0%でした。実績を数値としてAIに伝える手段が、事実上使われていません。

代表者プロフィールも同様で、掲載率47〜69%に対し構造化率は11.3〜25.5%。専門性と経験という最も評価されるべき情報が、AIに届いていない状況です。

■ 調査結果4:AIからのアクセスを自ら遮断しているサイトも 

「全くされていない」51件の内訳は、製造業18件、美容クリニック17件、リフォーム業14件。士業は0〜1件とほぼ皆無でした。

共通するのは、構造化データ・meta情報・OGPの全欠如です。加えて一部は、robots.txtでAIクローラー自体をブロックしていました。対策していないのではなく、AIからのアクセスを遮断している状態。これではどれほど内容を充実させても、AIの回答に自社が現れることはありません。

■ 調査から見えた、優先度の高い対策3つ 

1|AIクローラーのブロック状態を確認する

robots.txtでAIクローラーを拒否していないか点検する。ここが閉じていれば、他の施策はすべて無効になります。確認は数分。

2|既存情報の構造化から着手する

住所、代表者プロフィール、FAQは、すでに8割前後のサイトに掲載済み。新規制作より、既存情報を構造化する方が低コストで効果が出ます。

3|実績を数値化し、構造化する

全業種で最大の空白地帯。施工件数、相談件数、対応年数を数値で記載し、構造化する。競合の実装率がほぼゼロである以上、先行した企業が参照される可能性は高いといえます。

■ 本調査について(調査責任者コメント)

本調査を主導した代表取締役・芝田弘美(Web業界歴30年、1,000社以上のコーポレートサイト制作・運営に従事)は、次のように述べています。

「最も驚いたのは、何もしていないサイトが4.2%しかなかったことです。多くの企業は情報を掲載している。足りないのは情報ではなく、AIが読める形にする一手間でした」

「Web業界に30年おりますが、SEOが広まり始めた頃と同じ空気を感じています。当時、表面的な対策に高額を払い、取り返しのつかない結果になった企業を何社も見ました。LLMO対策も同じ道をたどりかねません。まずは自社サイトのrobots.txtを開いてみる。そこから始めてほしいと考えています」

■ 調査概要

項目

内容

調査名

業種別サイト調査 LLMO対策 実態調査

調査主体

プリズムゲート株式会社

調査対象

リフォーム業300件/弁護士100件/社労士100件/税理士100件/美容クリニック300件/製造業300件(計1200件、各業種の公式サイト)

調査日

2026年7月9日

調査方法

各公式サイトの掲載情報、構造化データ、meta情報、robots.txt等を確認

評価項目

①実績数 ②FAQ ③沿革 ④代表者プロフィール ⑤会社概要の住所 の5項目について「掲載の有無」「AIが読み取れる形式か」の2点を判定。あわせて見出し構造、FAQの表現、llms.txtの有無、AIクローラーのブロック状況、meta情報・OGP、一次情報の掲載を確認

評価区分

上記を総合し「出来ている/不十分である/全くされていない」の3段階で評価。「不十分である」は、情報の一部は整っているものの、AIが自社情報を正確に参照するには欠落がある状態を指す

※構成比は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%とならない場合があります。
※業種によりサンプル数が異なります(n=100/n=300)。業種間比較の際はご留意ください。

■ 関連情報

LLMO対策 コンサルティング

当社では、企業のコーポレートサイトを対象としたLLMO対策コンサルティングを行っています。Webコンサルティング、サイトリニューアル、運営代行を組み合わせ、構造化データの実装から一次情報の設計までを支援。他社制作のサイトにも対応しています。
https://prismgate.jp/llmo/

代表 芝田弘美 著書 

『今すぐできるLLMO・AIO[AI最適化]実践テクニック100』(秀和システム新社/2026年6月30日発行/ISBN 978-4-7980-7703-1) 

本調査を主導した代表・芝田弘美による著書。AI検索時代に選ばれるサイトをつくるための実践手法を100項目に整理しています。

■ 会社概要

会社名:プリズムゲート株式会社

代表者:代表取締役 芝田弘美

所在地:神奈川県横浜市中区弁天通6-85 宇徳ビルディング7階

設立:2000年7月

事業内容:コーポレートサイトの制作・運営、Webコンサルティング、LLMO/SEO対策支援

URL:https://prismgate.jp/

コーポレートサイトから集客・採用の成果を出すことを専門とするWeb会社。現在約100社のサイト運営を支援し、その運用実績にもとづくLLMO対策を提供しています。

■ 本件に関するお問い合わせ

プリズムゲート株式会社

TEL:045-263-8071/ Email:info@prismgate.jp

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会社概要

プリズムゲート株式会社

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URL
https://prismgate.jp
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市中区弁天通6-85 宇徳ビルディング7階
電話番号
045-263-8071
代表者名
芝田 弘美
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2000年07月