創業75周年を迎える株式会社オイシスが『カミナシとの包括的パートナーシップ』により SDGsの取り組みを加速させます。

株式会社オイシス

2023年6月に、創業75周年を迎える株式会社オイシス(本部:兵庫県伊丹市 代表取締役社長:池野 正明、以下「オイシス」)は、社会を構成する一員として、SDGsの取り組みをさらに進め、ごみ削減とより安定した安心安全な商品の提供、従業員の労働環境改善に向けた取り組みを進めています。その取り組みの中核となるDX施策において、現場DXプラットフォーム『カミナシ』を提供する株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:諸岡 裕人、以下「カミナシ」)と、食品製造業界とカミナシとの初となるDXのためのパートナーシップ契約を締結しました。

  • 背景と目的

●食品製造業界における社会背景

昨今、食品製造業界では食品ロス、環境への取り組み、原料の高騰、食品安全性の強化、労働人口減少を背景に、より合理的な生産に向けた取り組みが加速しています。なかでもSDGsに対する取り組みは特に重視されており、その促進として品質管理部門や製造ライン・流通などに代表される、人の手に頼らざるを得ない業務の自動化や、製造過程の間接的な業務の運営精度を高めることが、急務とされています。

●オイシスでの取り組みについて

現在、製造時に出た食品廃棄物を堆肥などにできるバイオ式ごみ処理機の導入、サイズや見栄えの問題で出荷に適さない食材を利用したアップサイクル商品の開発、エネルギー削減に向けた大規模一括製造を可能にする食材保管庫の増設などの取り組みを行っています。

その手段として、現場のDX化が大きな役割を占めており、現場 DX推進のプラットフォームである『カミナシ』を2022年からオイシスデリカ事業部でのテスト運用をきっかけに、サラダ・惣菜・スイーツ製造部門などで部分導入をスタートしており、2023年7月に全工場への導入を予定しています。

業界最高水準の安全性と高品質な商品の提供に向けて、さらに開発から製造・流通などの複雑な運用業務を抜本的に見直し、業界全体での新たなDXの指標となるような改革を目指すために、現場DXにて多大な成果をあげているカミナシと初となるパートナーシップ契約締結に至りました。

●具体的な取り組み例

既に導入していた部門では、品質管理業務において、製造工程中の温度管理や衛生管理など現場担当者が主体となってDX化することで、これまでに、生産業務で管理作業に従事する従業員の作業時間を1ヶ月トータルで100時間削減を実現してきました。

その結果、生産性と商品管理の安定性の向上の成果以外にも、担当した若手社員のモチベーション向上や現場内での環境改善へのカルチャー組成に大きな成果が出ました。

●パートナーシップ契約によるシナジー

カミナシと包括的なパートナーシップ契約を締結し、今後さらなる現場のDXを推進することは、より安心安全な商品をお届けするオイシスの責任を果たす意味でも重要なことであり、また、オイシス内における若手人材の育成に役立て、地域の雇用の促進と安定化に繋げていきます。

オイシスからカミナシに対する、プロダクトへのフィードバックや人材交流やテスト運用などの開発協力体制の提供を行い、カミナシによる開発スピードの加速を実現するというシナジーを起こします。

  • 具体的な連携内容

●オイシスの全拠点においてカミナシを導入

パンや惣菜を製造する全工場9拠点のほか、直営ベーカリーショップ28店舗へ『カミナシ』を導入します。

●若手社員を中心としたデジタル推進人材の育成および現場内の改善へのカルチャー組成

『カミナシ』導入推進チームを工場や店舗にも拡大し、そのプロジェクトに参加する若手社員をデジタル推進人材として育成。

さらに、現場の業務を見直すことで現場内の改善カルチャーを組成します。

●カミナシのプロダクトへの開発協力体制を構築

開発中の新プロダクトβ版のテスト運用への協力、既存プロダクトへのフィードバックなど、ユーザーとして開発協力体制を築きます。

  • 株式会社オイシス 代表取締役社長 池野 正明 コメント

オイシスは1948年6月23日神戸市にパン製造業として創業して、関西圏を深耕し、「食」を通じて地域社会と共に成長してまいりました。社会を構成する一員として、SDGsの取り組みを加速できる、カミナシ様との包括的パートナーシップ契約を締結できることを嬉しく思います。

我が社には、社内の行動指針として『ブレークスルーの精神』という言葉があります。現状打破を意味し、常に前を向き続ける姿勢を大切にしています。しかし、毎日約1000種類・30万食の食品を提供する中で、お客様や関係する方々へ影響を出すことなく、大きな構造改革を実現することは難題でもありました。今回カミナシ様との取り組みによる大規模なDX化は、我が社にとっても大きな挑戦と捉えております。

  • 株式会社カミナシ 代表取締役CEO 諸岡 裕人様 コメント

私は家業を通じて食品製造など、さまざまな現場を経験してきました。そこで目にしたのは、才能ある社員が非効率な業務によって、その可能性に蓋をされてしまっている現実でした。その非効率さを解決するために起業し、現場DX プラットフォーム『カミナシ』を開発することを決めた経緯があります。

オイシス様はすでに導入いただいている工場での成果や価値を感じて、このたびパートナーシップ契約締結を決断してくださいました。それは、単なる業務時間や紙の削減だけにとどまらず、導入を担当されたオイシス社員の方々のデジタル化や現場改善への意識が高まったことなど、組織的な改革への期待も込めていただいています。本取組みが、カミナシが掲げるSDGs 目標やビジョンに共感いただけたものだと大変嬉しく思っています。

  • 株式会社オイシスについて

「毎日に、おいしい発見」をキャッチフレーズに、食の常識を変え、地域社会に新たな食の価値を提供する、ミールデザインカンパニー(食をデザインする会社)を企業パーパスに、兵庫県を中心に9工場を構え、食パンや調理パンをはじめ、パン用冷凍生地、サラダ、総菜、和菓子、洋菓子、米飯、麺類、チルドデザートなど、1日に約1000種類の商品を生産・提供する総合デイリーフーズメーカーです。また、量販店やコンビニなどに商品を展開するほか、阪神地区を中心に40店舗以上を数える直営・フランチャイズのベーカリーショップや、洋菓子ブランドも展開しています。

会社名:株式会社オイシス

所在地:兵庫県伊丹市池尻2丁目23番地

代表者:代表取締役社長 池野 正明

設立:1948年6月23日

事業内容:コンビニエンスストアや量販店向けの食品製造・卸・販売

URL:http://oisis.co.jp/

  • 株式会社カミナシについて

カミナシは、「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに掲げ、工場や店舗で使われている紙の帳票をノーコードでデジタル化する現場DXプラットフォーム『カミナシ』を提供しています。『カミナシ』は、これまで紙やExcelで行っていた手書き情報のデータ化から集計、報告などの作業を業務アプリにすることで、作業の標準化やチェックデータのリアルタイムな一元管理を実現。製造や飲食、小売、物流など、業界問わず7,000ヶ所以上の現場のDXに寄与しています。利用料金は月額60,000円(税別/10アカウント)から。

https://kaminashi.jp/

名称:株式会社カミナシ

所在地 :東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F

代表者 :代表取締役CEO 諸岡 裕人

設立:2016年12月

事業内容:現場DXプラットフォーム『カミナシ』の開発及び提供

URL:https://corp.kaminashi.jp

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食品・お菓子
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会社概要

株式会社オイシス

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URL
http://www.oisis.co.jp
業種
製造業
本社所在地
伊丹市池尻2丁目23番地
電話番号
072-772-0144
代表者名
池野 正明
上場
未上場
資本金
9144万円
設立
1948年06月