自動配送ロボットを開発する「Hakobot」ねじ商社のサンコーインダストリーと資本業務提携
〜今春開発の屋外走行可能な新型機の実用化に向けた取り組みを開始〜
今回の資金調達により、今春開発しました屋外走行可能な新型自動配送ロボット試作機の実証実験及びブラッシュアップを行い、製品化に向けて開発を加速していきます。また、昨年度よりサンコーインダストリーの物流センターを中心とした、近隣区間での定期ねじ配送について協議を開始しており、今回の新型機を活用して物流センターのある東大阪市内での公道走行実現を目指し、実証実験等の取り組みを引き続き実施してまいります。
屋外走行可能な新型Hakobaseについて
今回の新型機では、旧型機で採用した4輪駆動4輪操舵による高い走破性能を踏襲し、新たな設計で性能を向上させました。また、3D LiDARやステレオカメラなどの各種センサーをシンプルなデザインでレイアウトし、自動配送ロボットとして新たな方向性のデザインを見出しました。今回の新しいデザインでは、制御基板類やUIパネルのレイアウトも見直し、高いメンテナンス性とユーザビリティも確保しました。
新型 Hakobase 仕様
全長:1026mm
全高:946mm (荷室を除く)
全幅:660mm
駆動方式:4WD
ステアリング方式:4WS
自動運転方式:SLAM
タイヤ:ノーパンクタイヤ
最小回転半径:1200mm
車体重量:98kg(荷室を除く)
最高時速:6km/h
耐荷重:100kg
最大登坂角度:10度
バッテリー:Li-ion (24V, 22Ah)
駆動時間:5時間(走行条件などにより変動)
充電時間:1時間(急速充電時)
使用周囲温度:-30~+45℃
保存周囲温度:-30℃~+55℃(推奨35℃以下)
※表記内容は一部評価中のため暫定値
※この新型機は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務により開発されたものです。
今後関西圏での実証実験を順次実施
今回の資本業務提携により、昨年度表敬訪問を行った東大阪市を中心に、関西圏での事業展開も行ってまいります。直近では、9月に大学構内での実証実験、11月にHANAZONO EXPOというイベント内での実証実験(いずれも東大阪市)を実施予定です。
サンコーインダストリー 代表取締役社長 奥山淑英氏コメント
我々サンコーインダストリーがHakobotへの出資に至った経緯としては、ねじの専門商社としてあらゆるモノを運ぶ物流への機能を多角的に重要視しているからです。自動配送があらゆる全ての配送を担うというマクロ視点だけではなく、トラックを使うまでもないが、人の手を介する運搬も手間がかかる様な、例えば資料の拠点間移動や、東大阪市荒本のトラックターミナルに存在する多数の企業へねじの小口配送を担う等、600m〜1kmの範囲でのミクロな配送を担うことをHakobotには期待しています。
さらに、東大阪市荒本地区での自動配送を日本国内で先駆けて実現できれば、モノづくりの街である東大阪市との相乗効果も相まって、東大阪市をテック企業が集積する魅力的な街へと進化させることも可能なのではないかとも考えています。
Hakobot 会社概要
会社名 :株式会社Hakobot
所在地 :宮崎県宮崎市高千穂通1丁目6番地13
代表 :代表取締役 大山 純
会社設立:2018年5月
事業内容:自動配送ロボットを主軸とした自動運転機能搭載の小型モビリティの開発
URL :https://hakobot.com/
サンコーインダストリー 会社概要
会社名 :サンコーインダストリー株式会社
所在地 :大阪市西区立売堀1丁目9番28号
代表 :代表取締役社長 奥山 淑英
会社設立:昭和23年3月6日
事業内容:ねじを中心としたファスニング製品の専門商社
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