ヴァレリー・アファナシエフ ピアノ・リサイタル
稀代の巨匠が紡ぐ名曲との対話
独自の世界観から生み出される深い洞察に満ちた音楽で、聴衆を唯一無二の世界にいざなうピアニスト、ヴァレリー・アファナシエフを迎えます。彩の国さいたま芸術劇場には、1999年以来、実に19年ぶりの登場となります。
ピアニストとしてだけでなく、文学者としての顔も持ち、その哲学を語る言葉でも、人々を魅了してきた彼。そして齢70を超えてなお、新たな探究を続ける巨匠は、今回、シューベルトが死の年に書いた名作《3つのピアノ曲(即興曲)》を前半に据え、後半にはベートーヴェン中期ピアノ・ソナタの傑作「テンペスト」と「熱情」を配したプログラムを披露します。特に長い間演奏してこなかった「熱情」ソナタは、彼にとって特別な作品。2015年のレコーディングを機に満を持して取り組み始め、その新たな境地ともいえる演奏が深い感動を呼んでいます。
その「熱情」ソナタをメインに、彼の「今」を聴く、聴き逃せないリサイタル。ピアノの音が美しく響き、音楽との親密な対話が叶う604席の当劇場音楽ホールで、どっぷりと“アファナシエフ・ワールド”に浸ってみませんか。
ピアニストとしてだけでなく、文学者としての顔も持ち、その哲学を語る言葉でも、人々を魅了してきた彼。そして齢70を超えてなお、新たな探究を続ける巨匠は、今回、シューベルトが死の年に書いた名作《3つのピアノ曲(即興曲)》を前半に据え、後半にはベートーヴェン中期ピアノ・ソナタの傑作「テンペスト」と「熱情」を配したプログラムを披露します。特に長い間演奏してこなかった「熱情」ソナタは、彼にとって特別な作品。2015年のレコーディングを機に満を持して取り組み始め、その新たな境地ともいえる演奏が深い感動を呼んでいます。
その「熱情」ソナタをメインに、彼の「今」を聴く、聴き逃せないリサイタル。ピアノの音が美しく響き、音楽との親密な対話が叶う604席の当劇場音楽ホールで、どっぷりと“アファナシエフ・ワールド”に浸ってみませんか。
ヴァレリー・アファナシエフ ピアノ・リサイタル
http://www.saf.or.jp/stages/detail/5155
日 時=2018年10月13日(日)15時開演
会 場=彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
曲 目= シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲)D 946
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
チケット(全席指定)=正面席7,500円 ※バルコニー席・U-25は予定枚数終了
お問い合わせ= 財団チケットセンター 0570-064-939
主 催=公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
出演者プロフィール
ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ) Valery Afanassiev, piano
1947年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でヤーコブ・ザークとエミール・ギレリスに師事。1968年のバッハ国際音楽コンクール(ライプツィヒ)、1972年のエリザベート王妃国際音楽コンクール(ブリュッセル)で優勝を飾る。特に、エリザベート・コンクール優勝時の演奏は、まるでクリスタルのような美しい音色を響かせていた、と伝説のように語り継がれている。1973年モスクワ音楽院を卒業後、レニングラード・フィルなどとの共演、ソ連国内のツアーを行ったが、1974年にベルギーへ亡命した。以後、ヨーロッパ、アメリカ各地でリサイタルを行うほか、ベルリン・フィルをはじめとした著名なオーケストラと共演を重ねてきた。1983年にヴァイオリニストのギドン・クレーメルの共演者として初来日。1987年の第3回《東京の夏》音楽祭のソロ・リサイタルでは、熱狂的な成功を収める。また、1994年の第10回《東京の夏》音楽祭では、ピアニストであるアファナシエフが作曲者ムソルグスキーと対話しながら演奏する音楽劇『展覧会の絵』を自作自演で上演して、反響を呼ぶ。この楽劇は、2009年にも再演され、前回の内容とは違う魅力を披露し評判となった。2001年来日公演の模様は、NHK教育テレビ「芸術劇場」で放映され幅広い熱烈なファンを摑む。また、2003年の来日公演では、ベートーヴェン:最後の3つのソナタを演奏。サントリーホールでの演奏会の模様がライヴ録音され、2004年に若林工房から発売。タワーレコードのクラシカルチャートで、第1位を獲得した。
これまでにドイツ・グラモフォン、DENON(コロムビア)、ECM、若林工房などから40枚以上のCDをリリース。1992年「ブラームス:後期ピアノ作品集」DENON、収録曲(3つの間奏曲 作品117、6つのピアノ曲 作品118、4つのピアノ曲 作品119)がレコード・アカデミー賞(器楽曲部門)を受賞。一躍、高名なピアニストとして名声を得る。来日のたび、新録音のリリースのたびに、その独自の音楽性が論議を呼び、音楽界に大きな刺激をもたらしている。 ピアノ演奏にとどまらず、『失跡』、『バビロン没落』、『ルートヴィヒ二世』などの小説を発表する文学者の顔を持っている。フランス、ドイツ、ロシアでの出版に加えて、日本でも2001年、エッセイ集『音楽と文学の間〜ドッペルゲンガーの鏡像』、2009年、詩集『乾いた沈黙』、2011年、現代思想集『天空の沈黙 音楽とは何か』、2012年エッセイ集『ピアニストのノート』、2014年には、短編集『妙なるテンポ』が出版された。また2014年6月16日東京・銀座にて、吉本ばななと対談し、大きな話題となった。ナボコフ、ボルヘス、ベケット、カフカ、ジョイスなどを愛読し、ヴィトゲンシュタイン、道教思想、インド哲学に傾倒していることでも知られている。2008年3月には、アファナシエフのドキュメンタリー番組「漂泊のピアニスト アファナシエフ もののあはれを弾く」がNHKハイビジョン特集で放送された。また、大好評により2012年7月、2013年1月にもNHK BSプレミアムにより再放送された。
現在は、ブリュッセルを拠点に活動。現代におけるカリスマ的ピアニストとして注目を集め続けている。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像