シリコーンゴムの超親水性処理技術を開発しました
ライフサイエンス分野などに提案します
株式会社朝日ラバー(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:渡邉陽一郎 証券コード5162)は、独自の配合技術と表面改質及びマイクロ加工技術を活かして、シリコーンゴムに親水性に優れた処理を施す技術を開発しました。
1.親水性と従来技術について
親水性とは、水をはじかない性質のことです(水をはじく性質のことを撥水性といいます)。
シリコーンゴムはその素材性質上、親水性が少なく、ゴムの表面に水分を接触させると水分の接触角が100°以上となります。
物質の表面に水溶液をなじませて、その効果を付与させたい場合は、通常、乾式処理、湿式処理、蒸着という方法が用いられますが、シリコーンゴムに対してはいずれの方法も親水効果が一過性であり、長期間親水性を保持することができませんでした。
2.当社の技術による親水化処理
このたび、当社が開発した親水化技術は、ゴムの表面に水分を接触させた場合の接触角が10°以下にすることができます。また、親水化効果を長期間保持できること、耐滅菌性があること、簡便なものづくりができることが特長です。親水化技術には、配合と表面処理の二つの方法があります。
①配合による親水化処理
シリコーンゴムに独自の配合技術により、親水化付与剤を配合させることで表面を親水化します。従来の配合技術では、最初は撥水性を持っており徐々に親水化することしかできませんでしたが、当社技術ではすぐに親水化の効果を得ることができます。
②表面改質による親水化処理
独自の配合技術による親水化のあと、表面修飾剤を塗布することで表面を親水化し、配合による親水化処理より耐熱性に優れています。この表面修飾剤は、埼玉工業大学の田中教授との共同開発による新しい親水性付与方法になります。
3.当社技術の特長
超親水性処理技術は、当社独自の分子接着・接合技術と非常に相性の良い技術で、技術の組み合わせにより、ライフサイエンス分野を中心に、シリコーンゴムの付加価値を高め、様々な用途への展開を進めていきます。
以上
親水性とは、水をはじかない性質のことです(水をはじく性質のことを撥水性といいます)。
シリコーンゴムはその素材性質上、親水性が少なく、ゴムの表面に水分を接触させると水分の接触角が100°以上となります。
物質の表面に水溶液をなじませて、その効果を付与させたい場合は、通常、乾式処理、湿式処理、蒸着という方法が用いられますが、シリコーンゴムに対してはいずれの方法も親水効果が一過性であり、長期間親水性を保持することができませんでした。
2.当社の技術による親水化処理
このたび、当社が開発した親水化技術は、ゴムの表面に水分を接触させた場合の接触角が10°以下にすることができます。また、親水化効果を長期間保持できること、耐滅菌性があること、簡便なものづくりができることが特長です。親水化技術には、配合と表面処理の二つの方法があります。
①配合による親水化処理
シリコーンゴムに独自の配合技術により、親水化付与剤を配合させることで表面を親水化します。従来の配合技術では、最初は撥水性を持っており徐々に親水化することしかできませんでしたが、当社技術ではすぐに親水化の効果を得ることができます。
②表面改質による親水化処理
独自の配合技術による親水化のあと、表面修飾剤を塗布することで表面を親水化し、配合による親水化処理より耐熱性に優れています。この表面修飾剤は、埼玉工業大学の田中教授との共同開発による新しい親水性付与方法になります。
3.当社技術の特長
①親水効果持続
配合 1年程度
表面改質 1年程度
②耐滅菌性
・耐オートクレーブ滅菌性
配合 1年程度
表面改質 5ヵ月程度
・耐ガンマ線、電子線滅菌性
配合 6ヵ月以上
表面改質 6ヵ月以上
・低細胞毒性
配合 ○
表面改質 ○
4.今後の展開
超親水性処理技術は、当社独自の分子接着・接合技術と非常に相性の良い技術で、技術の組み合わせにより、ライフサイエンス分野を中心に、シリコーンゴムの付加価値を高め、様々な用途への展開を進めていきます。
以上
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