空き家の旅館への転用から、転用した旅館を利用したツアーの企画・販売・実施までをワンストップで提供するサービスを開始

～旅行業と不動産業・宅地建物取引業を事業とするシングルサポート株式会社（東京都渋谷区 代表取締役社長:杉田真二）は、現在社会的な問題となっている空き家を有効活用するための旅館への転用、旅館業取得、管理・運営、旅館の予約から旅館を起点としたツアーの企画・実施までをワンストップで行います。2020年1月より開始します。～
【URL】https://singlesupport.jp/realestate/
【URL】https://singlesupport.co.jp/service/stay/

旅館（イメージ）

■空き家の増加と社会問題化、外国人旅行者の増加による空き家を転用した旅館へのニーズの高まり

 2020年の東京オリンピックを控え、外国人旅行者の増加による宿泊施設の不足が予想されています。また、空き家の増加が社会的問題となっており、有効活用として空き家を旅館など宿泊施設として転用するビジネスが注目されています。
一方では、外国人旅行者のリピーターの増加により、団体旅行から個人旅行へ、またモノ消費からコト消費へとシフトする中で、宿泊施設に対してもさまざまなニーズや期待が高まっており、特に多人数で旅行をする外国人旅行者に一軒まるごと貸し切ることのできる空き家を転用した旅館での宿泊が人気となっています。さらに外国人旅行者が日本の日常生活の体験や暮らすような旅を求める傾向がある点からも今後も空き家を転用した旅館のニーズが高くなっていくことが予想されています。

総住宅数、空き家数および空き家率の実績と予測結果（野村総合研究所 ニュースリリース（2015年6月22日）をもとに作成）

訪日外国人旅行者数の推移（観光庁「訪日外国人消費動向調査」「明日の日本を支える観光ビジョン」をもとに作成）

■外国人旅行者のリピーター化によるセカンドハウスとして空き家を取得する動きや空き家を転用した旅館ビジネスへの関心の高まり
 訪日外国人旅行者のリピーター化により、不動産を購入しオーナーとして収益を得る一般的な不動産投資ではなく、日本の不動産を取得し、日本に来た時は自ら使用、使用しない時は旅館・ゲストハウスとして運用する、
この自らのセカンドハウスとして使用しながら投資ができることが人気の一因となっています。
また、投資利回りについても一般的な不動産投資に比べ、稼働率が高く見込める場合には、旅館・ゲストハウスの方が高い利回りを得ることができる点で魅力的であると考えている不動産投資家が多いようです。
 

■サービスの特色・内容

宅地建物取引業のライセンスをもつシングルサポート（株）が不動産・宅地建物取引業の情報網から、一戸建の空き家物件の情報を購入希望者・投資家に提供し、空き家物件の内見から、重要事項の説明、不動産売買契約、空き家物件の引き渡しをおこないます。
不動産売買契約後に提携する建築設計事務所、建築会社、不動産管理会社などが購入者の意向を受けて旅館への許可申請、京都の町家などをイメージした旅館、旅館施設などの設計やリフォーム、さらにAirbnb、booking.comなどOTA（オンライントラベル）への登録から予約、宿泊者のチェックイン、緊急時の駆けつけ対応など予約・運営全般の業務をおこないます。
旅館開業後は旅行業ライセンスをもつシングルサポート（株）が 外国人旅行者・日本人旅行者に対して空き家を転用した旅館に宿泊するプランや旅館を起点とした周辺の観光、食事、体験の予約・手配などのツアーやオーダーメイドの旅を顧客に提案していきます。

■今後の展開予定

2020年1月より東京エリアよりスタートし、全国へと展開する予定です。今後は東京をはじめ全国の建築設計事務所、建築会社、管理会社との提携により空き家を転用した旅館の運営や周辺の観光地、食事、体験プランなどを組み合わせた旅行商品の企画・販売、さらに海外の旅行会社に旅行商品として提供することなども予定しています。また、外国人や日本の投資家を対象とした空き家を転用した旅館の視察ツアーやセミナーなども企画していく予定です。