「建築のサーフェスデザイン&テクノロジー」を主題とした展覧会が「日本サインデザイン銅賞」を受賞
建築の「顔」をつくり、都市の表情を織りなすサーフェスデザインの舞台裏
本展覧会は、2021年9月に出版されたディテール別冊『サーフェスデザイン&テクノロジーの現在』をベースに建築・インテリア写真の第一線で活躍するフォトグラファー、中道 淳氏による撮りおろしの写真と図面、一部、小型のモックアップを加え、2022年7月8日(金)~7月14日(木)に開催しました。
紙面で描かれた世界をそのまま空間へと変換し、都市が出現したかのように再構築することを試みた。(SHIOYA Tokyo 塩谷嘉章)
(「ディテール9月号別冊 Contemporary Surface Design and Technology」本編より)
内田祥哉先生の著作『ディテールで語る建築』(彰国社,2018年)の中の「ポツ窓から柱間装置への60年」で「ヨーロッパの建築は外観,つまり姿の設計が主流だと言えます」と指摘されているように,日本の建築は長いこと外観といえば,柱間のデザインがエンジニアリングの要素とともに語られることが多く,近年になってようやく姿という建築全体の把握が問題とされるようになったものと思われる。大袈裟に言えば,建築のサーフェスデザインやテクノロジーという新たな概念の登場である。本特集では,そうした日本では認知度が低いサーフェスデザインやテクノロジーの言わば黎明期を今日まで支えてきた旭ビルウォール(以下,AGB)が,建築家とともに手掛けてきた最近の作品例を,その表現はもとより,建設インダストリー側の用語であるDfMA(Design for Manufacturing and Assembly)の観点からも解読してみたいと思う。
展覧会概要
会場|AXISギャラリー(東京都港区)
ディレクション:k/o design studio 押野見邦英
写真:ナカサアンドパートナーズ 中道淳
アートディレクション:SHIOYA Tokyo 塩谷嘉章
グラフィックデザイン:SHIOYA Tokyo 塩谷嘉章
協力:彰国社、アクシスギャラリー
施工:旭ビルウォール㈱
クライアント:旭ビルウォール㈱
撮影:ナカサアンドパートナーズ 中道淳
会期|2022年7月8日(金)~7月14日(木)
来場者数|739名
日本サインデザイン賞とは
日本サインデザイン賞は、優れたサインデザイン作品を広く社会にアピールすることにより、サインデザインの普及および啓発をはかることを目的として、1966年以来続けられてきたわが国で唯一のサインデザインに関する顕彰事業です。
年に一度開催される日本サインデザイン賞では、そうした概念と手法の拡がりに対応しながら、質の高いサインデザイン作品を募集、審査し、優れた作品に贈賞がおこなわれています。
旭ビルウォール株式会社(以下、AGB)会社概要
AGBは「後世に受け継がれる美しいファサードづくりで、都市の景観と環境に貢献する」を経営理念とし、デザイナーが思い描く建築外装の実現を一式で検討から施工まで行う、ファサードエンジニアリングを行っております。今後も国内外の建築外装に携わり、美しい街並みを形成するとともに、持続可能な社会に貢献できるよう邁進してまいります。
会社名:旭ビルウォール株式会社
本社所在地:東京都台東区松が谷1-3-5 JPR上野イーストビル8階
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