ウィズコロナ時代の新しい演劇スタイルの配信芝居!和歌山を題材にした創作歌劇『火具鎚のうた』が公式サイトにて遂に配信開始!
和歌山を題材にした創作歌劇『火具鎚のうた』が、本日3月16日(火)正午より公式サイトにて遂に配信開始しました。
◆公式サイトURL:https://kagutsuchinouta.jp/
◆公式サイトURL:https://kagutsuchinouta.jp/
この事業は、和歌山市が中心となって文化芸術体験の機会を創出するプロジェクト「WAKAYAMA SOUNDSCAPE」の一環で、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、文化芸術行事の中止や延期を余儀なくされている中でも、若者や子どもを中心とする文化芸術活動の活性化を目的としています。
物語の舞台は西暦2100年、世紀末を迎えた未来の和歌山市。主人公の高校生、ミーコとカイはある日を境に全く同じ夢を見始め、その現象は世界中へ広がっていく。現実と夢が入り混じる中、カイの弟ソラも加わり、3人は謎の究明に奔走する。主人公3人のキャラクターデザインは、和歌山市出身で『ゴルゴ13』の作者としても知られる、さいとう・たかを氏が担当。オーディションで選ばれた和歌山県出身の若手俳優のほか、和歌山児童合唱団や和歌山雅楽会等、総勢約100名が出演しました。
本作品は2月27日(土)和歌山城 西の丸広場にて無観客上演が行われ、その模様を映像化。ライトアップされた和歌山城をバックに、色とりどりのレーザーやLED等の最新機材を駆使した大胆かつ壮大な演出に加え、映像編集を施した、ウィズコロナ時代の新しい演劇スタイルの配信芝居になっています。
また物語は、1400万年前に紀伊半島で起きたとされる世界最大規模の火山噴火に着想を得ていて、友ヶ島、和歌浦、岩橋千塚古墳群、那智の滝や橋杭岩など、自然が生み出した和歌山の名所が登場します。世界の人々に和歌山の自然や歴史を発信することも期待される、創作歌劇「火具鎚のうた」は公式サイトにて無料で配信しているので、是非ご覧ください。
【配信概要】
・タイトル:「火具鎚のうた」
・公式サイト:https://kagutsuchinouta.jp/
・舞台「火具鎚(カグツチ)のうた」本編映像:https://youtu.be/mfiVyS1yyQI
・舞台「火具鎚(カグツチ)のうた」ダイジェスト映像:https://youtu.be/Zv2Aij1pmT8
【あらすじ】
西暦2100年、世紀末を迎えた和歌山市。現代と大きく変わらないように見える世界だが、地球の温暖化は止まらず、百年前にも流行した終末思想がインターネットをにぎわせている。そんな未来に暮らす高校生のミーコとソラは、ある日を境に全く同じ夢を見始める。赤く燃え上がる空に「火具鎚(カグツチ)」という言葉(うた)。カイの弟で秀才のソラは、ふたりの話を信じようともしない。一方で、その現象は日に日に世界へと広がっていく・・・最初は一蹴していた科学者も、悪質な噂だと批判したメディアも、今ではその究明に真剣だ。
徐々に曖昧になっていく “現実” と “夢” の境界が消え去る時、
主人公の3人は、“記録” ではない “記憶” を見ることになる。
それは、誰のための、誰の予言なのか?
再び、「火具鎚のうた」が流れ始める。
【ステートメント】
ヒト科/人類は、火を道具として操ることで
自分たちだけを自然摂理から切り離し、
人間(人と人との間=社会)となった。
火は鉄を生み、鉄は武器となり、
それは、さらなる大火を生み続けた。
そうして、道 “具” としての “火” は
いつしか、人間があつかえる限界を遥かに超え、
この星を幾度も滅ぼすほど、強く大きな力を持った。
それこそが、太古の昔から語り継がれてきた「火具鎚」であり、
八百万の神々が、驕り高ぶった人間へと振り下ろす鉄 “鎚” だ。
火を生む環境破壊。
本末転倒な核兵器。
心を失わせる炎上。
これは、あらゆる火を起こし、自らのみならずすべてを焼き尽くさんとする人間の業に警鐘を鳴らす歌だ。
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