【GA4分析で判明】スポーツ観戦店TOP50の32%が東京以外、フリープランでも4店に1店が上位ランクイン

ユーザーアクション数（電話発信・予約・公式HPタップ等）上位50店舗の分析により、地方店舗の「ブルーオーシャン市場」が明らかに～株式会社スポカフェ調べ～

株式会社スポカフェ

2025年11月14日 11時30分

株式会社スポカフェ（本社：東京都新宿区、代表取締役：槙野秀俊）が運営するスポーツ観戦飲食店検索サイト「スポカフェ」は、掲載店舗のGA4イベント数(*1)を分析し、東京エリアと東京以外のエリアで「超人気店」(*2)になるための最適戦略が大きく異なることを明らかにしました。

特に注目すべきは、東京以外の店舗においては、基本プランである「スタンダード」が最多の31.2%を占め、さらに無料の「フリー」でも25.0%がTOP50入りを果たしているという事実です。これは、地方店舗が高額な広告投資をせずとも「超人気店」の仲間入りができる市場環境にあることを示しています。

*1 GA4イベント数:ユーザーが店舗ページで「電話発信」「公式HPタップ」「予約ボタン」などをクリックした数。顧客の具体的行動を示す指標
*2 超人気店:本調査ではGA4イベント数上位50店舗を指す

調査結果サマリー

1. TOP50の約3分の1は東京以外の店舗

TOP10のうち40%が東京以外
TOP20のうち40%が東京以外
TOP50のうち32%が東京以外

TOP10で40%、TOP20で40%、TOP50で32%と、順位の幅を広げても東京以外の割合が安定しており、一部店舗が偶然上位に入ったのではなく、東京以外の店舗が継続的に高い実績を上げ「超人気店」として定着していることを示しています。

2. 東京以外の店舗は「スタンダード」が主力

東京TOP50のプラン構成

プレミアplus：32.4％
プレミア：23.5％
スタンダード：35.3％
フリー：8.8％

東京以外TOP50のプラン構成

スタンダード：31.2％（最多）
フリー：25.0％
プレミア：25.0％
プレミアplus：18.8％

3. 全国7都道府県から「超人気店」が誕生

東京以外でTOP50入りした都道府県

大阪府(7店)
神奈川県(2店)
愛知県(2店)
福岡県(1店)
兵庫県(1店)
北海道(1店)
そのほか(2店)

大都市圏の大阪・神奈川・愛知だけでなく、福岡、兵庫、北海道といった全国の主要都市からも「超人気店」が生まれており、スポーツ観戦需要が特定エリアに偏らず全国各地に存在することを示しています。

分析結果:エリアごとに異なる「勝ち筋」

【東京エリア】投資先行型の戦略が有効

TOP50の56.0%が上位プラン(プレミアplus、プレミア)を採用しており、競合が多い市場において、露出強化と差別化のための投資が「超人気店」入りの確実な戦略となっています。競争が激しい東京では、上位プランによる優位性の確保が重要です。

【東京以外のエリア】基本プランでも十分に戦える市場環境

スタンダードプランが最多(31.2%)、フリープランでも4分の1(25.0%)がTOP50入りという結果は、東京以外のエリアが特徴的な市場構造を持つことを示しています。

なぜ東京以外ではスタンダード・フリープランでも上位入りできるのか

この現象の背景には、需要と供給のバランスがあります。もし東京以外でもスポーツ観戦需要に対して十分な掲載店舗数があれば、競合との差別化が必要となり、東京と同様に上位プランの店舗だけがTOP50を占めるはずです。

しかし実際には、スタンダード・フリープランで合計56.2%と過半数を占めています。これは、スポーツ観戦需要に対して掲載店舗数がまだ相対的に少ない「ブルーオーシャン」市場であることを示す明確な証拠です。競合店が少ない環境下では、高額な広告投資をせずとも顧客に発見されやすく、基本プランでも十分な集客効果が得られます。

つまり、「お客様は観戦できるお店を探している」のに「その選択肢がまだ少ない」という需給ギャップが、東京以外の店舗にとって大きなビジネスチャンスとなっているのです。