【一般社団法人日本シングルマザー支援協会・日本シングルマザー総合研究所最新アンケート調査発表】

一般社団法人日本シングルマザー支援協会が、「母親が必要と感じる産後支援・援助」のアンケートを集計しました。

一般社団法人日本シングルマザー支援協会(代表 江成道子・以下、当協会)は、【お金を稼ぐ力】【共感しあえるコミュニティ】【再婚という幸せ】の3つの柱を実現し、女性が子どもを育てながらも働きやすい社会を目指して活動しています。
今回、当協会に会員登録をしているシングルマザーを対象に、「母親が必要と感じる産後支援・援助」に関するアンケート調査(以下、本調査)を行いましたので、報告します。

 


【 内容 】
【1】 産後、パートナーは助けてくれましたか?
【2】 産後、パートナーは協力的でしたか?
【3】 産後、実際に協力してもらったこと、助けてもらったことは何ですか?
【4】 産後、パートナーにしてほしかったことは何ですか?
【5】 産後、家族(別居の親も含む)は助けてくれましたか?
【6】 産後、実際に協力してもらったこと、助けてもらったことは何ですか?
【7】 産後、家族にしてほしかったことは何ですか?
【8】 産後、パートナーや家族以外に、支援・援助などを求めましたか?
【9】 支援を求めた方は、誰にどのような支援・援助を頼みましたか?
【10】 支援を求めなかった方は、なぜ頼まなかったのか?頼むなら、どのような支援や援助なら良かったですか?

【 調査の概要 】
(1)調査名:「産後援助についてアンケート」
(2)調査対象:当協会に会員登録をしているシングルマザー
(3)調査方法:WEBアンケート調査(株式会社ミクロマル・クエスタント使用)
(4)調査時期:2020年 9月30日~10月11日(12日間)
(5)回収数:146人
(6)サンプルの属性 :29都道府県に居住している会員が回答
 

(7)サンプル数について
この調査では、上記の属性サンプルを集計・分析することを目的としています。そのため、当資料では人口比などによる補正は行っていません。

【 調査結果 】

出産は、生命の誕生による幸福な時間である、と周りには感じられるイベントだからか、本人も周囲も産後の女性の様々な負担に気づきにくいかもしれない。
産後の女性は、心身ともに通常とは違う状態になっている。ホルモンバランスの乱れや身体の変化、メンタルの変化、十分な睡眠時間が取れないなどからくる疲弊、環境の変化などが伴い、幸福な時間と言い切れない現実も多い。その結果、「産後うつ」を発症するケースもある。
そのため通常以上にサポートが必要な状況だと捉え、これからはじまる子育て期間のスタートを乗り切るためにも周りのサポートが必須であると考える。しかし、現状では、夫は「協力をしている」と思っていることでも、妻は「協力的でない」と感じている可能性が高い。本調査では、そのズレが明確に表れた結果となった。
「パートナーが助けてくれた」が47.9%、「パートナーが協力してくれた」は34.9%と極めて低い数字であった。また、実際にしてもらったことは「ごみ捨て」であり、実際にしてほしかったことは「思いやりや感謝の言葉」「話をきいてくれる」となり、大きくかけ離れた結果であった。
今後、女性とパートナーとの「助ける・協力する」の認識の相違をなくしていくためにはどうしたらよいのかを考えていく必要があるが、まずは、女性が、やってほしいことを、しっかりと男性に伝えるだけで現状は大きく変わるだろうと想定できる。
また、パートナーに求めるサポート、親などの家族に求めるサポート、パートナーや家族以外に求める支援・援助の役割が違うこともわかった。
いずれのサポートについて、話を聞いてもらうなどの精神的なサポートが求められていた。特に精神的サポートは、パートナーが求められていることがわかった。
【8】から【10】の問いで、「いいえ」と答えた方のトップは「サービスや頼れる場所などの情報を知らなかった」となった。「はい」と答えた方のトップは「市町村の子育て支援」となっているので、妊娠期間中にサービスの情報やその使用方法までを伝える必要性を感じた。
近年、ネウボラという産前産後~子育てまでとシームレスなサポートが、全国の市町村で取り入れはじめている。そういった流れからも、産後の身体的なサポートと精神的なサポートは、役割を分けて行うことでトータル的に最適な状況を構築できると考えている。
1】 産後、パートナーは助けてくれましたか?


2】 産後、パートナーは協力的でしたか?


【年齢別】

 

【3】 産後、実際に協力してもらったこと、助けてもらったことは何ですか?

 

【その他の回答】(原文のまま)
1. 里帰り出産していた。
2. 保育園の送迎。
3. その都度頼んだことはしてくれた。
4. オムツ替え
5. 私があまり頼まなかったかなと思う。旦那さんも仕事が大変で手伝いたくても出来なかったかなぁ。
6. 仕事の休みの日は一緒に買い物したりご飯作って食べたり出掛けたりしていた。仕事の日はすべて私。
7. 赤ちゃんのお風呂、遊び
8. 夜間のオムツ替え
9. 頼んだ事のみ。継続しの助けはありません
10. すぐ別居状態におりました。
11. おむつ交換

 

【4】 産後、パートナーにしてほしかったことは何ですか?

【その他の回答】(原文のまま)

1. 最初からやる気がないようなので諦めてた。
2. 笑顔でいてくれること
3. 今思うと不思議な程、自分一人で頑張らなくっちゃって思って旦那さんには頼まなかったきがします。そしてただ疲れて・・・
4. もともと一人なので覚悟していました。
5. 流産したことへの理解。妊娠中の不安や、食べ物など気を付けていることへの理解。切迫で安静となっていたが何も心配される事はなく、むしろ仕事への送迎を頼まれたり、寝ていないで家事をしろと言われたり、イライラをぶつけられた。とにかく妊婦の体と心を理解して欲しかった。あと義母のいびりから守って欲しかった。元夫は常に義母の味方だった。
6. 帰宅が遅かったのでもっと早く帰宅してほしかった
7. 子供の前で怒鳴ったり、キレないで欲しかった。

【5】 産後、家族(別居の親も含む)は助けてくれましたか?

【6】 産後、実際に協力してもらったこと、助けてもらったことは何ですか?


【その他の回答】(原文のまま)
1. オムツ替えや上の子との時間をつくるため、下の子を半日預かってくれた
2. 心配してくれる
3. 一ヵ月ほど、実家で一人目の時に過ごしたのでその間のみ炊事洗濯などしてもらった
4. 産前産後1ヵ月くらいは実家にいました。あとは実家から離れていたので、ほぼ頼らず自分でやってました。
5. お金を送ってくれた
6. 義母にお願いしたが、逆に大変だった
7. 経済的援助
8. 夫が親を家に招くのを嫌がった

 

【7】 産後、家族にしてほしかったことは何ですか?

 

【その他の回答】(原文のまま)
1. 親はして欲しいことは全てしてくれた
2. 気分転換にでかけさせてくれる
3. 少しゆっくりさせて欲しかった

4. 自分の睡眠時間の確保

5. 自分がやりたいように動けるようサポート
6. 平穏な空気や平和的な環境を意識して赤ちゃんや産前産後の女性の心身を思いやってほしかった。
7. たくさん助けてもらったのでして欲しかった事はないです
8. 海外と日本で多くの祖父母は孫に会いに来るのに出産前からパートナーの不定でうまくいっていないにもかかわらず、来訪するどころか特段連絡はなかった。
9. 実家が近ければやってほしかったことは出てくるかも。離れてたから特に思わなかった。自分でやるしかないと思ってた。
10.十分してもらえた
11.現代の育児を尊重して欲しかった。実の親でも衝突はあった。
12.義母だったので、できるだけそっとしてほしかった。
【年齢別・上位回答】

【8】 産後、パートナーや家族以外に、支援・援助などは求めましたか?
(有料含む)

【9】 【8】の回答が「はい」の方
具体的に、誰にどのような支援・援助を頼みましたか
         

                                 

 

【10】8】の回答が「いいえ」の方 頼まなかった理由は何ですか? 

​2020年10月17日
日本シングルマザー総合研究所

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会社概要

URL
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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-12-10 千菊ビル301
電話番号
045-534-8849
代表者名
江成 道子
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年07月