アイランデクス株式会社、一般社団法人インパクトスタートアップ協会へ正会員として参画

「人生に離島を」を掲げ、離島からの視点で社会課題への提言と実践を目指す

アイランデクス株式会社

2025年12月18日 12時00分

アイランデクス株式会社（本社：福岡県福岡市、代表取締役：池田和法、以下「アイランデクス」）は、一般社団法人インパクトスタートアップ協会（Impact Startup Association、以下「ISA」）に正会員として参画したことをお知らせいたします。

アイランデクスは、「人生に離島を」をスローガンに、離島・地域を起点とした「離島引越し便」事業、物流事業、シェアハウス・学生寮の運営、地域拠点づくり、関係人口創出などを通じて、人の移動と暮らしの選択肢を広げる社会インフラづくりに取り組んでまいりました。

少子高齢化、人口流出、担い手不足といった構造的課題を多く抱える離島地域は、同時に日本社会の未来を先取りする「課題先進地」でもあります。

アイランデクスはこれまで、現場に深く入り込みながら、自治体・地域住民・移住者・学生・企業と協働し、実装を通じた解決モデルの構築を進めてきました。

このたび、ISAが掲げる「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を両立し、ポジティブ・インパクトを社会に広げていくというパーパスに強く共感し、正会員として参画することといたしました。

今後はISAの一員として、

離島・地域側から見た制度設計や政策の課題
地域における実装の難しさと可能性
民間企業だからこそ担える役割と限界

といった現場起点の知見やデータを共有・提言しながら、他のインパクトスタートアップ、行政、研究機関等との連携を深めてまいります。

■「離島から社会全体を見直す」視点

「都市から地方へ」ではなく、「離島から社会全体を見直す」視点を持ち込み、地域にとっても、都市にとっても持続可能な選択肢を増やすこと。
それが、アイランデクスがISAの中で果たしていきたい役割です。

引き続き、「人生に離島を」という価値観のもと、社会にとって意味のあるインパクトの創出に取り組んでまいります。

アイランデクスの取り組み

アイランデクスはこれまで、以下の軸で活動を続けてきました。

移動と暮らしのインフラ構築（離島引越し便・物流事業）

離島・地域においては、「移動できること」「住み替えられること」そのものが大きなハードルになります。アイランデクスは、離島引越し便をはじめとする引越し・物流事業を通じて、人の挑戦や意思決定を阻む物理的制約を取り除き、地域と都市を行き来できる選択肢のある社会基盤づくりに取り組んできました。

暮らしの受け皿づくり（シェアハウス・学生寮・拠点運営）

移住や滞在、挑戦の第一歩には「安心して暮らせる場所」が不可欠です。
シェアハウスや学生寮、地域拠点の運営を通じて、単なる住居提供にとどまらず、人と人が緩やかにつながり、学び合い、支え合える生活環境を各地で実装しています。

暮らし続けるための風景をともに（しまの工務店事業）

島の建築は、ただ建物を新しくすればいいわけではありません。

そこには、気候や地形、素材、産業、そして人の営みが長い時間をかけて織りなしてきた「風景」があります。しまの工務店事業では、自治体や地域住民、地元事業者と対話を重ねながら、どんな暮らしがこの先も続いていくのか、どんな風景を次の世代に手渡したいのかを起点に、建築・リノベーションに取り組んでいます。

現場実装を通じた地域課題へのアプローチ

離島・地域の課題は、机上の議論だけでは解決できません。
自治体や地域住民、地元事業者と協働しながら、住まい、仕事、教育、コミュニティといった分野を横断し、現場で試し、改善し続ける実装型の事業づくりを行ってきました。

発信と提言による視座の共有

離島は「不便な場所」ではなく、日本社会の課題が凝縮された場所でもあります。
事業を通じて得た知見やデータ、失敗や葛藤も含めて発信することで、地域側の視点から社会や制度を問い直す情報共有・提言を行い、次の実践につなげていきたいと考えています。