ラジオ局TOKYO FMで海洋藻類からの生物分解性植物性プラスチックの事業化プロジェクトについて放送
国内初ワカメなどの海藻の成分で生物分解型植物性プラスチック のを生産する事業についてラジオ局TOKYO FM 2022年5月11日（水）8:10～放送されます。
日本のワカメ廃棄の現状
日本の養殖ワカメは食用にされる部分以外は廃棄されております。東北地方の漁業協同組合ではウニの餌料になると位置付けて海洋に投棄、廃棄処分されています。しかし、これらは環境省も海洋汚染の観点から問題視しており、又、焼却処分で発生する炭酸ガスの問題があり、地球温暖化防止の観点からその解決策を探っていました。
ツカサペトコが目指してきたもの
ツカサペトコは国内大手のペットボトル関連の事業者であり、長期に亘り同事業の発展に貢献してきました。ペットボトルの原材料であるPET樹脂は他の樹脂原料と比較しても全世界的にリサイクル率が高く、脱炭素の観点からも有力な素材であることから引き続き広範囲に活用されていくものと見込まれています。ただ、その他の樹脂原料を活用した包装材や生活資材なども含めて、海洋で分解しないことから海洋生物への健康被害や海洋汚染の原因の一つとなっているのも実情です。また、植物由来の生分解性プラスチックはトウモロコシ・米・サトウキビ・樹木のチップ等から現状細々と生産されていますが、食料問題の観点から、あるいは樹木伐採は地球温暖化に逆行するという観点から、地球環境やフェアトレードなどに考慮した原料を求めていました。
テルアビブ大学との共同研究による海藻由来のバイオプラスチック製造を実現！
イスラエルのテルアビブ大学環境研究所は、この問題にいち早く着目し、テクニオンジャパン、ツカサペトコと共同研究に着手しました。昆布・ワカメ・青のり、特に日本で食用の昆布、ワカメとして使われた後の廃棄残滓昆布ワカメの総量は年間15,000トン以上にも達することに注目したツカサペトコが、イスラエルのテルアビブ大学に研究委託し、残滓昆布ワカメから生分解性プラスチックの原料たるPHAを取り出す技術の開発に成功しました。またテルアビブ大学は日本でも大量に生産されている海藻である青のりからも生分解性プラスチックの生成に成功しました。
この海藻を利用してプラスチックを製造する技術は飢餓・食糧問題、廃棄バイオマス再利用、脱炭素、脱石油 、地球温暖化防止、SDGsの全ての要請を満たし、地球環境やフェアトレードに配慮した画期的な技術として注目されています。
本件PHA は昆布、ワカメ、青のり などから海洋微生物が作る自然の物質であるため、海に戻っても石油系のプラスチックや石油系の繊維とは異なり、自然に溶けてなくなるという地球に優しい性質を有しており、その応用範囲は石油系のプラスチックや石油系のフィルム、石油系の繊維、その他の石油系の素材に早急に取って代わっていくべき夢の素材と言われています。
◎放送概要◎
放送局：TOKYO FM（ＦＭラジオ・80.0mhz・全国35局ネット放送）
番組名：ONE MORNING（情報番組・月～金 朝６時～朝９時まで 生放送）
コーナー名：「Letter for the next」（朝8:10ごろ～8:18ごろまで）
番組パーソナリティ：ユージ（タレント）／吉田明世（元TBSアナウンサー）
[TechnionJapan株式会社（テクニオンジャパン）概要]
代表：CEO 石角 完爾
事業概要：イスラエル工科大学（Technion - Israel Institute of Technology）の日本に於ける公式組織。工科大学から生まれた最先端技術（医療、電子工学、コンピューターサイエンス、自然科学等、あらゆる理系分野）を日本の大企業、中小企業、または起業家むけに提供・支援・共同研究をTechnionJapanが行っています。あらゆるイノベーションに関する問題、自社の技術の商業化に関する問題を解決するために、テクニオンジャパンが支援しています。
WEB：http://technionjapan.com/
問い合わせ先：info@technionjapan.com
[株式会社ツカサペトコ概要]
本社：神奈川県横浜市
代表取締役：森田英資
HP：https://www.t-petco.co.jp/
電話番号：045-650-6825
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