【コーポレイトディレクション(CDI)】調査レポート「上場中堅企業白書 2024年版 ~国内経済/地域経済の活性化・生産性向上に向けたキープレイヤー~」を公開
独立系経営戦略コンサルティングファーム株式会社コーポレイトディレクション(本社:東京都品川区、代表取締役:小川達大)は、上場中堅企業を対象とした実態を調査し、レポート「上場中堅企業白書 2024年版 ~国内経済/地域経済の活性化・生産性向上に向けたキープレイヤー~」を、2024年3月18日に公開しました。
本レポートは、以下よりご覧いただけます。
https://www.cdi-japan.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/news20240318/chukenkigyo.pdf
調査の背景と目的
令和6年2月16日、政府は、従業員2000人以下の企業を「中堅企業」として、新たに法的に位置づけて、成長志向の中堅企業を重点支援する産業競争力強化法の改正案を閣議決定しました。
本調査では、国内/地域経済の活性化・生産性向上に向けてキープレイヤーとして期待されている「中堅企業」の実態を把握することを通じて、「中堅企業」の発展を促進し、国内/地域経済の活性化・生産性向上に向けた示唆を得ることを目的としています。なお本調査においては、企業情報に対するアクセスの容易性の観点から「上場中堅企業」を対象としています。
調査結果サマリー
■「資本金3億円以上、従業員数300~2000人」の企業として定義された「中堅企業」は、日本国内での設備投資や賃金水準の引き上げに貢献している企業群約9000社(2022年)であり、その発展は国内経済/地域経済の活性化・生産性向上に繋がるものと期待されている。
■1464 社(2022年, 連結ベース)の「上場中堅企業」の平均像としては、当期純利益30億円弱、時価総額500億円弱という水準である。但し、(上場企業として要請される「最低限のハードル」の水準として言及されることの多い)ROE8%、PBR1.0倍を下回っている企業が、上場中堅企業の半数を超えており、全上場企業平均のパフォーマンスを引き下げている企業群とも言える。
■事業規模拡大の結果として中堅企業を「卒業」した会社は、過去10年で117社存在する。これらの企業は、事業特性や競争環境を反映した成長の要諦を押さえながら、積極的な展開をした企業であると考えられる。また一方で、非上場化した企業は230社あり、その要因としては、親子上場解消や持株会社設立というグループ再編に関わるものが半数を超え、他社による買収も3割を占めている。
■上場中堅企業には、業種・環境や成長ステージにより「成長の要諦」が異なる複数のタイプの企業群が混在している。従い、非上場を含む中堅企業への成長支援策は、一般的・総花的に陥ることなく、それぞれの要諦を効果的に突いたものである必要があると考えられる。
調査概要
■ 調査分析方法
・各社IR情報を、各種情報データベースツールなども活用して、CDI分析
・その他、必要に応じて、日本取引所グループならびに該当する上場中堅企業各社のプレスリリースやその他公開情報を参照
【レポート発行企業】
株式会社コーポレイトディレクション(CDI)
レポート作成担当:
Managing Director 小川 達大、 Manager 小杉 友一、 Consultant 安田 光穂
調査レポートに関するお問い合わせは弊社ウェブサイトお問い合わせフォームよりご連絡ください。
https://www.cdi-japan.co.jp/contact
【会社概要】
会社名:株式会社コーポレイトディレクション(CDI)
本社所在地:東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー23階
代表取締役:小川達大
事業内容:大企業・中堅企業に対する全社改革、新規事業開発、海外展開、M&Aなどに関する経営コンサルティング
設立:1986年1月
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