“日常性”を追求、生活に馴染むメンタルヘルスケアサービスへ。株式会社Unlace(アンレース)約2.1億円の資金調達を実施

株式会社Unlace

メンタルヘルスケアのオンラインサービスを運営する株式会社Unlace(アンレース)(本社:東京都渋谷区、代表取締役:前田康太、以下 Unlace)は、既存投資家として、Z Venture Capital、デライト・ベンチャーズ、新規投資家としてScrum Ventures(本社:米国カリフォルニア州、ジェネラルパートナー:宮田拓弥)を引受先として、2022年7月20日(水)に約2.1億円の資金調達を実施致しました。今回の調達を含めた2021年8月からの累計調達額は約3億円となります。

左からSCRUM黒田、Unlace前田、Z内丸、Delight永原左からSCRUM黒田、Unlace前田、Z内丸、Delight永原

  • 資金調達の背景と目的 
 当社は2020年12月から相談者と資格保持カウンセラーをマッチングするチャット形式のオンラインカウンセリングサービス「Unlace」をスタートさせ、心理診断など無料サービスも含めた当社サービスの登録者数は昨年2021年6月と比較すると2022年6月時点で約500%増を達成しています。
 日本では、メンタルヘルスケアの敷居が高く、日常生活に支障をきたす状態の人の中でも3割しか受診・相談をしていない*とされています。「会社や周囲の人に知られると不利益を被るかもしれない」という社会的スティグマが原因の1つとして少しずつ認知されてきました。
 しかし、これまでオンラインカウンセリングサービスを提供してきた中で、「辛い時や悩みを抱えている時に、新しいことを始めようとは思えない」という”メンタルヘルスケアの非日常性”こそが、課題の本質だと感じました。そこで、Unlaceはメンタルヘルスケアの新しい在り方として、今後は生活に馴染むサービス展開をしてまいります。

サービスイメージサービスイメージ


 現在、Unlaceでは有料のオンラインカウンセリングサービスを中心に、認知行動療法に基づいたセルフケアや心理診断などの無料サービスを提供しています。今回の資金調達により、カウンセリングサービスの利便性向上に加え、生活に馴染む無料のメンタルヘルスケア機能の開発、並びにマーケティング活動と人材採用に取り組んで参ります。特にサービス開発、マーケティングポジションで共に前進していただける方々を募集しています。

*川上憲人ら 『精神疾患の有病率等に関する大規模疫学調査研究(世界精神保健日本調査セカンド)』2016
 
  • 引き受け先からのコメント 
・Z Venture Capital 代表取締役 堀新一郎氏 / アソシエイト 内丸拓氏
Unlace社との出会いは1年前に会社宛にDMを頂いたことがきっかけでした。欧米諸国と比較して、日本では浸透できていない心理カウンセリング業界に新風を起こす可能性を強く感じ、初回投資をさせて頂きました。シード投資から一年。Unlaceのプロダクトの進化と、コロナ禍で拡大し続けるメンタルヘルスケア市場を目の当たりにし、今回リード投資させていただきました。Unlaceが日本の社会課題を解決してくれると期待しています!Zホールディングスグループ企業との協業を創出できるよう、ZVCで精一杯サポートしていきます

・株式会社デライト・ベンチャーズ プリンシパル 永原健太郎氏 
カウンセリングと聞くとまだまだ馴染みの薄い日本において、治療を受けている人は極々少数です。そんな中、前回のシード投資からプロダクトも事業も力強くグロースしており、確実に必要とされるサービスへと成長を遂げてきました。Unlaceは前田さんの原体験を元にサービス開発されています。メンタルの不調をオープンにする人もまだまだ少ない日本において、前田さんだからできるアプローチがこれからどんどん出てきます。多くの人が当たり前のように使う、そんなサービスに成長することを期待しており、デライト・ベンチャーズとしても引き続き応援していきます。

・スクラムベンチャーズ プリンシパル 黒田健介氏
日本における心理カウンセリングの利用率はわずか3%と、40%とも言われる欧米と比べると極端に低い水準に留まっています。それぞれが自分の感情と自然に向き合い、多様な生き方が受け入れられる世の中の実現に向けて「生活に溶け込むメンタルヘルスケアサービス」の開発に取り組むUnlaceのビジョンに深く共感し、この度新たにご出資させていただくことになりました。エウレカ時代、社会的スティグマを超えて、時代に求められる新しい「当たり前」をつくることを経験された前田さんをはじめチームのみなさまと、次の「当たり前」をつくる旅をこれからご一緒できるのを楽しみにしています。
 
  • 代表取締役 前田康太 

代表取締役 前田康太 代表取締役 前田康太


前職のマッチングアプリPairsを運営する株式会社エウレカでは事業開発の責任者や事業責任者を担当。独立後に自身が鬱になった原体験からUnlaceを創業。



 
  • Unlace(アンレース)について
 「選択できる感情に自由を」悩みや不安があっても、誰かに頼ることはしたくないし、症状が重くなっても治療することに抵抗がある。そんな人がたくさんいます。社会的スティグマをなくし、すべての人の毎日の生活にメンタルヘルスケアが浸透している社会の実現を目指しています。

 現在、Unlaceでは有料のオンラインカウンセリングサービスを中心に、認知行動療法に基づいたセルフケアや心理診断などの無料サービスを提供しています。2022年6月にサービスデザインをリニューアルし、今後も”生活に馴染むメンタルヘルスケア”を提供してまいります。
 
  • 資金調達に伴う人材募集採用について
社会意義性とスケールの両方を実現できる事業に共感し、共に前進できるサービス開発、マーケティングポジションの方々を募集しております。まずはお気軽にご応募ください。

【採用ページURL】https://job.unlace.net/
 
  • 基本サービス内容

サービスイメージサービスイメージ

・サブスクリプション型オンラインカウンセリングサービス
運営による紹介型ではなく、資格保持*カウンセラーと相談者のマッチング型で「24時間チャットで相談可能」のため、相談者が必要性を感じた時にいつでも匿名で相談できる即時性と手軽さを重視したサービスを展開しています。無制限で相談可能なサブスクリプション型(月額22,000円(税込)、2週間トライアル:8800円(税込))
*公認心理師、臨床心理士など

・認知行動療法に基づいたセルフケア(無料)
「日々の振り返り」や「日記」と同じ様に、日常の出来事や感情をサービスのアシストに沿って記録すると、結果的に認知行動療法の効果を得られる機能です。
メンタルヘルスケアのために”認知行動療法”を新しく始めるのではなく、日々の生活で既に行っていることに少し取り入れるだけで症状の改善に繋がるコンテンツを拡充していきます。
(オンラインカウンセリングサービスを利用していない人でもUnlaceアプリからご利用いただけます。)

・オンライン心理診断(無料)
眠りの状態・ストレスの状態・認知の歪みなどの自分自身の心理状態について無料で診断できる機能です。学術論文を基に作られた診断が”自分自身を客観的に分析し、悩みの原因を知る”ことをサポートします。
(オンラインカウンセリングサービスを利用していない人でもUnlaceアプリからご利用いただけます。)

【アプリダウンロードURL】
・App Store
https://apps.apple.com/jp/app/unlace/id1545287878

・Google Play Store
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.unlace&hl=ja&gl=US

【サービスURL】https://www.unlace.net/
 
  • 会社概要
社 名:株式会社Unlace
所在地:東京都渋谷区神南1-10-6
代表者:前田康太
設 立:2020年1月10日
URL   :https://about.unlace.net/
事業内容:Unlaceの開発・運営
 

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会社概要

株式会社Unlace

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URL
https://about.unlace.net/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷3-9-10 渋谷アサヒビル 6階
電話番号
-
代表者名
前田康太
上場
未上場
資本金
2億7300万円
設立
2020年01月