AIスタートアップ、zeteoh、プリシード資金調達完了- 業務効率の自動化で業界を変革

zeteoh株式会社

2024年2月14日 09時10分

zeteoh株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：リギリ聡美、リギリヤン）は新たなAI屋内位置測位システム「TRAILS」で物流、建設、緊急対応活動、防衛分野等への業務効率向上を目指します。

◼️背景

zeteohのAI屋内位置測位システム「TRAILS」は、2020年に静岡県で発生した工場火災を契機に、その開発がスタートしました。この火災では、建物内の位置情報が不明確で、4名の消防士と警察官が犠牲になりました。この出来事が私たちの技術開発の大きな原動力となっています。当初は消防士の緊急対応活動向けに設計されましたが、後にビジネスにおける業務の効率向上にも大きく貢献することが明らかになりました。

◼️市場調査の洞察

市場調査により、業務効率向上の最初の大きな障害として、屋内位置測位に関連する課題が明らかになりました。従来のシステムの多くはビーコンに依存しており、実装が複雑で、定期的にメンテナンスを必要とするため、費やす時間やコストがハードルとなり、多くのお客様が導入を諦めていました。「TRAILS」は、これらの課題を克服するために設計されており、お客様が信頼性の高い実用的なデータを手軽に収集できるようサポートします。

◼️ミッション

私たちのミッションは、ビジネスや組織が業務効率の新たな次元に到達することをサポートすることです。

◼️zeteoh co-founder / 代表取締役リギリ聡美からのコメント

これまでに20社以上のお客様が「TRAILS」のウェイティングリストに登録され、昨年秋に開催されたCEATEC2023では何百ものお客様が弊社のブースに足を運んでくださり、市場からの反応は非常に強力です。これは業務効率化への需要が高まっている証拠です。

現在、いくつかのお客様との概念実証(PoC)を進行中で、業務効率の自動化を実現するために邁進しております。

◼️資金調達について

私たちのプリシード資金調達ラウンドは、自然キャピタル合同会社（本社東京都港区、代表社員Mark Bivens、Matthew Romaine）がリードし、zeteohにとって重要な節目となりました。調達した資金によって、MVPのリリースと将来へのしっかりとした基盤を築く準備が整いました。

◼️投資家からのコメント
自然キャピタル合同会社 Mark Bivens、Matthew Romaine

zeteohのプリシード投資ラウンドでリードインベスターを務めることができ、大変嬉しく思います。チームにはインスピレーション溢れる創業ストーリーがあり、実行力も備わっています。zeteohの革新的なAIを活用した技術は、最小限のハードウェアで屋内位置測位を実現する画期的なものです。

◼️近日リリース予定の「TRAILS」について

AI屋内位置測位システム「TRAILS」は、スマートフォンを使用して人やフォークリフトなどの位置情報を追跡します。実装コストと時間を最小限に抑え、現場の生産性と安全性を向上させます。柔軟性があり、ドローンなどへの応用も可能です。

◼️市場からの注目

TRAILSへの関心は広範囲にわたり、建設コンサルタント、大手ゼネコン、エネルギー、食品製造のお客様からのお引き合いがあります。さらに、未来総合設備株式会社様、日建レンタコム株式会社様、日建リース工業株式会社様、大手物流会社様とのPoCが進行中です。20社以上のお客様が今春リリース予定の「TRAILS」のウェイティングリストに登録されています。

◼️今後の予定

私たちは2024年春に「TRAILS」を正式にリリースする準備を進めています。国内外の分野で需要が高まっており、BIM/CIM、スマートファクトリー、スマートシティ領域での展開を予定しています。

◼️TRAILSの原点と将来への展望

当初は消火活動中の消防士の位置特定に使われる予定だった「TRAILS」ですが、その可能性は広がっています。資金調達により、防衛および災害管理セクターへの展開も計画しています。

◼️自然キャピタル合同会社について

自然キャピタルは、スタートアップ企業で成功した元創業者によって設立されたベンチャーキャピタルです。東京とパリにオフィスを構え、企業や医療機関向けのソフトウェア、気候変動や持続可能性に関するソリューション、ディープテック・イノベーション、私たちの働き方、暮らし方、学び方を向上させるツールなど、様々な分野の日本のアーリーステージのスタートアップ企業に投資を行っています。
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