― 先鋭化する米中競争、侵略するロシア、大国間競争は世界を「分断」に導くのか ― 新刊『大国間競争の新常態』4月17日(月)発売
出版と世界85言語の翻訳サービスを提供する株式会社インターブックス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松元洋一)は、米中競争を軸に安全保障の最新動向を解き明かす新刊『大国間競争の新常態』を2023年4月17日(月)に発売します。
本書の執筆陣は、ウクライナ戦争と日本を取り巻く戦略環境を論じ好評を得た書籍『ウクライナ戦争の衝撃』の著者を中心とした防衛省防衛研究所の研究者。昨年、防衛研究所において実施された共同研究の成果をまとめたもので、「分断」への岐路に立つ大国間関係と流動化する地域秩序の行方を多角的に分析しています。
本書は2部構成で、第1部では、米中間で展開される戦略的競争の論理と構図、ウクライナ侵攻に至ったロシアの古典的な大国構想と中露連携の限定的な意義を考察。つづく第2部では、世界を「分断」に導きかねない大国間競争の中で、各国・地域がどのように生き抜こうとしているのかを浮かび上がらせています。
危機が充満する不確実な世界の構図と実相を深く理解し、日本の針路を考えるうえで必携の一冊です。
- 本書「序章」「あとがき」より
- 目次
【第1部】米中戦略的競争とロシア・ファクター
第1章 中国の国際秩序構想と大国間競争 ―自信と不満が交錯する「大国外交」―
第2章 米国と対中競争 ―固定化される強硬姿勢―
第3章 ロシアの古典的な大国構想 ―遠のく「勢力圏」―
【第2部】大国間競争のなかの地域秩序
第4章 ASEANの「中立」―米中対立下のサバイバル戦略―
第5章 大国間競争のなかの豪州 ―同盟と地域の狭間で―
第6章 大国間競争下の南アジア ―米中競争時代の到来と「対テロ戦争」の残滓―
第7章 戦略的競争における欧州 ―国際秩序と地域秩序の相克―
- 編著者
防衛省防衛研究所 政治・法制研究室長
専門分野は現代中国論(外交・安全保障)、国際関係。著書に『ウクライナ戦争の衝撃』(編著:インターブックス、2022年)、『中国は「力」をどう使うのか』(共著:一藝社、2023年)ほか
- 書誌情報
発売日:2023年4月17日(月)
定価:2,200円(本体2,000円+税)
仕様:A5判 238頁 上製
ISBN:978-4-924914-82-7
発行:株式会社インターブックス
- インターブックスについて
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