【現場仕事が向いている人・向いていない人ランキング】経験者463人アンケート調査
現場仕事が向いている人・向いていない人に関する意識調査
学歴・経歴不問で活躍でき、仕事の成果・やりがいを感じやすいのが現場仕事です。では「現場仕事が向いている人」とはどんな人でしょうか。
今回、一般社団法人あんしん解体業者認定協会( https://anshin-kaitai.or.jp/ )運営の解体無料見積ガイド( https://www.kaitai-guide.net/ )は、現場仕事の経験がある男女463人に「現場仕事が向いている人・向いていない人」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「解体無料見積ガイド」のURL( https://www.kaitai-guide.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
・調査対象:現場仕事をしたことがある人
・調査期間:2023年4月25日~5月10日
・調査機関:当協会調査
・調査方法:インターネットによる任意回答
・有効回答数:463人(男性352人/女性111人)
・回答者の年代:10代 0.2%/20代 14.7%/30代 33.8%/40代 27.6%/50代 16.8%/60代以上 6.9%
【調査結果サマリー】
・現場仕事が向いているのは「体力がある人」
・現場仕事が向いていないのは「協調性がない人」
・現場仕事の魅力1位は「やりがいを感じやすい」
現場仕事が向いているのは「体力がある人」
現場仕事経験者463人に「現場仕事が向いている人の特徴」を聞いたところ、1位になったのは「体力がある(163人)」でした。2位「コミュニケーション力がある(133人)」、3位「メンタルが強い(94人)」と続きます。
フィジカルの強さを挙げた人が多い一方で、「コミュニケーション力」「メンタル」という回答も目立ちます。現場仕事では心身ともに強さが必要だとわかりました。
<1位 体力がある>
・体力がある人、健康な人(37歳 女性)
・体力、筋力に自信のある人(48歳 男性)
・体力があって、暑さや寒さに強い人(52歳 男性)
現場仕事では屋外で身体を動かして働くため、体力は必須。また重いものを運ぶ仕事だと、腕力やパワーも必要となります。
夏や冬も外で作業するため、「暑さ・寒さに強いこと」を挙げた人も多くなりました。
<2位 コミュニケーション力がある>
・周りとのコミュニケーションが得意な人は、仕事を円滑に進められると思います(39歳 男性)
・他人と接するのが好きな人。チームワークがとれる人(46歳 女性)
・「報告」「連絡」「相談」がちゃんとできる人(57歳 女性)
現場作業では多くのスタッフが協力して作業するため、コミュニケーション能力が必要となります。ひとつの現場が終われば別の現場に行くので、初対面のスタッフとも素早く馴染める社交性があると役立ちます。
わからないことをそのままにして仕事を進めるとケガにつながりかねないため、報連相も欠かせません。
<3位 メンタルが強い>
・怒られてもやる気を失わない人が向いていると思います(26歳 男性)
・精神力が強く我慢強い方だと思います(32歳 男性)
・現場では日々問題・課題が起こります。いちいち落ち込んだりイライラしたりせずに、黙々と乗り越えていける人が向いていると思います(54歳 女性)
現場仕事では小さなミスや遅れでも、強い言葉で叱られることがあります。ちょっとした気の緩みが事故や瑕疵につながるためですが、打たれ弱い人だと「厳しすぎる」「自分は向いてない」と落ち込んでしまうことも。
叱られてもへこたれない精神力が必要です。
<4位 身体を動かすのが好き>
・体を動かすのが好きで、趣味もアウトドア派の人です(44歳 男性)
・動きまわる作業が好きな人です(58歳 男性)
屋外で身体を動かす仕事なので、デスクワークよりも「動きのある仕事」が好きな人に向いています。「頭でイメージを描いたり計算したりする仕事よりも、実際に手を動かす方が合っている」という人にもおすすめできます。
<5位 対応力がある>
・毎日変化があるので、臨機応変に対応できる人です(26歳 女性)
・当日予定がかわっても、スムーズに対応できる柔軟な人(33歳 男性)
・臨機応変に動ける人。マニュアルは頭にあるものの、状況に応じて対応を変えられる人(43歳 男性)
現場仕事では、予想外のトラブルやスケジュール変更がつきものです。とくに「施工管理」や「現場監督」であれば、臨機応変にトラブルやスケジュール変更に対応し、スタッフに変更を指示する能力が求められます。
マニュアル通りだけでは乗り切れないのが、現場仕事です。
<6位 集中力がある>
・集中力がありモクモクと作業できる人(35歳 男性)
・黙々と一日中同じ仕事ができる人(40歳 女性)
・派手な実績を欲しがらず、コツコツとマイペースで仕事ができる人(60歳 男性)
現場仕事では周りのスタッフと協力しながら作業を進めることが多いです。
ただベテランになってくると、ひとりで現場を任されて黙々と作業することもあります。そのため、ひとり作業でも集中力を切らさず続けられる人に向いています。
<7位 てきぱき行動できる>
・フットワークが軽い(20歳 男性)
・行動力がある(38歳 男性)
・自分でどんどん次の作業を見つけられて、常に何かしているタイプ(46歳 女性)
工事等の現場は納期が決まっているため、期限内に仕事を完成させるためのスピードが大切。そのため作業が遅い人よりは、早い人のほうが歓迎されます。
ただしいくら作業が早くても、雑だとミスや事故につながるためクオリティも重要です。
現場仕事が向いていないのは「協調性がない人」
続いて「現場仕事が向いていない人の特徴」を聞きました。
1位は「協調性がない(148人)」、僅差の2位は「体力がない(142人)」、3位は「メンタルが弱くすぐ諦める(73人)」でした。上位は「向いている人の特徴ランキング」を裏返したような結果となりました。
<1位 協調性がない>
・コミュニケーションが苦手だったり、自分ひとりで全部仕事を進めたかったりする人には向いていません(26歳 女性)
・どんな現場でも、自分ひとりで完成することは少ないです。少なからず他人とのコミュニケーションが必要だと思うので、ひとりで黙々と仕事したい人は難しいと思います(31歳 女性)
・「報告」「連絡」「相談」ができない方や、協調性のない方は不向きかと思います(41歳 男性)
現場ではスタッフみんなが協力して作業を進めるため、自分勝手に単独行動してしまう人は向いていません。またコミュニケーションが不得意で意思表示がしっかりできないと、ケガなどにつながることもあります。
休憩時間にみんなとワイワイ話せなくてもいいのですが、わからないことがあったときにためらわず質問する力は求められます。
<2位 体力がない>
・暑さ・寒さに耐性がない方は向いていないと思います(27歳 男性)
・体力のない人や、体が弱い人は続きません(35歳 男性)
・疲れやすい人には向いていません(45歳 男性)
やはり現場作業には体力が求められます。やる気があっても、身体がついていかないことはあるでしょう。
無理して続けていると疲労が溜まってしまったり、腰痛などにつながったりすることもあります。
<3位 メンタルが弱くすぐ諦める>
・ストレス耐性が低い人は、現場仕事に向いていないと思います。経験上、忍耐力のない人は短期間でどんどん辞めていった印象です(25歳 女性)
・現場作業では大声で叱咤されたりしますので、メンタルが弱い方は難しいと思います(32歳 男性)
・忍耐力がない人だと思います(47歳 男性)
現場仕事では大声できつく叱られることも多いため、打たれ弱いと精神的にツラくなってしまいます。そのため「危険な仕事だから厳しくされるんだ」と割り切る必要があります。
<4位 身体を動かすのが嫌い>
・身体を動かすことが苦手(27歳 男性)
・インドア派の人や紫外線を気にする人です(44歳 男性)
・体を動かすのが嫌な人(51歳 男性)
そもそも「座り仕事のほうが好き」という人は、現場作業にやりがいを感じにくいでしょう。ただ「ずっとデスクワークのほうが好きだと思っていたけど、現場作業をしてみたらとても楽しい」と感じることはあるかもしれません。
<5位 てきぱき行動できない>
・フットワークの悪い人、行動に移すのが遅い人(35歳 男性)
・人から指示されないと考えたり動いたりできない人は、現場仕事に向いていないと思います(45歳 男性)
・自分で考えたことを行動に移せない人です。常に人の動きを見てついて行く人や、行動を躊躇する人は向いていないと思います(66歳 男性)
指示待ちの人や、指示されてから動き出すまでの時間が長い人は、現場で「使えない」というレッテルを貼られてしまいがちです。ただ危険につながる自分勝手な行動はNGなので、「指示がないと、どこまでやっていいかわからない」と思うかもしれません。
最初のうちは先輩たちを観察したりどうすればいいか聞いたりして、求められる動き方を理解していくとよいでしょう。
<6位 不真面目で責任感がない>
・サボり癖のある人。不誠実な人(44歳 女性)
・時間にルーズで遅刻や無断欠勤などする人(58歳 男性)
・仕事を真剣に覚えようとしないで、時間だけを気にしている人(68歳 男性)
現場仕事を「体力さえあれば誰にでもできる仕事だろう」と軽く見ていると、先輩たちに伝わり、よく思われないでしょう。
実際には、現場は「高度な技術」「細やかなこだわり」「安全意識」などが必要な職場。たとえ短期の仕事であっても、先輩たちを尊敬し、仕事を覚えようとする誠実な姿勢が大切です。
<7位 臨機応変に対応できない>
・マニュアルを守ることばかりを重視してしまう人(29歳 女性)
・柔軟性がない人。同じ現場の同じ作業でも、やり方がコロコロ変わります。そのため柔軟に対応できない人はあまり向いていないと感じます(36歳 男性)
・想定外のことが起きたときに、対応できずに逃げ出してしまう人(53歳 男性)
現場では作業の進み具合などによって、作業手順などの変更が行われます。現場ごとにやり方が違うこともよくあります。
そのため「新しいやり方」「新しいルール」などに柔軟に対応できない人はツラいでしょう。マニュアルは頭に入れつつ、想定外のことにも柔軟に対応できる能力が必要です。
現場仕事の魅力1位は「やりがいを感じやすい」
最後に「現場仕事の魅力」を聞いたところ、ダントツは「やりがいを感じやすい(174人)」でした。2位「健康的な働き方ができる(107人)」、3位「成長・スキルアップできる(69人)」、4位「人間関係がいい(65人)」、5位「稼ぎやすい(34人)」と続きます。
幅広い魅力がランクインし、現場仕事には「メンタル」「身体」「スキル」「収入」などさまざまな魅力があるとわかりました。
<1位 やりがいを感じやすい>
・自分が工事に携わった場所が残り続けたり誰かの役に立ったりすることに、やりがいを感じます(21歳 女性)
・完成していく様子を目の前で見られるので達成感があります。ものづくりが好きな方はやりがいを感じられると思います(31歳 女性)
・労働しているという実感が得られる(48歳 男性)
解体であれ建築・建設であれ、仕事の成果が見えやすいので、達成感ややりがいを感じやすいというメリットがあります。また身体を動かして働くと疲れますが、「今日もしっかり働いたな」という実感を得られます。
<2位 健康的な働き方ができる>
・仕事が運動になるため、太りづらく健康的でいられる(29歳 女性)
・適度に体が疲れるので筋力が維持されるし、夜ゆっくり寝られる(45歳 男性)
・体を動かすのでダイエット効果が高い。怪我さえ気をつければ、健康的な生活を送れる(54歳 男性)
「筋力がついた」「太りにくい」などの回答が寄せられています。「日常的に身体を動かすことで、メンタルにもいい影響を与えていると思う」というコメントもありました。
また朝早くから作業が始まり、夕方頃に帰れる現場も多いため、早寝早起きの規則正しい生活ができるのもメリットです。
<3位 成長・スキルアップできる>
・専門知識や技能が身につく。手に職がつく(31歳 女性)
・学びがたくさんある。大変さの一方でやりがいもあり、いろいろな経験を得られる(43歳 男性)
・仕事の現場でチームとして働くことで、協調性やコミュニケーション能力を高められる(56歳 男性)
現場仕事で働く職人として経験を積めば、手に職がつきます。経験を積んで起業したり「一人親方」として働いたりする人もいます。
職人としての技能だけではなく、コミュニケーション能力や段取り力などを身につけることもできるでしょう。
<4位 人間関係がいい>
・「一度部下になった人は仲間」という意識があり、面倒見がいいところです。退職の意向を伝えたあと、転職の相談にまで乗ってくれました(22歳 男性)
・他人と協力して仕事することが多いので、デスクワークよりは同僚と仲良くなれる(42歳 男性)
・対人関係の面倒さは少ない(65歳 男性)
現場ではみんなで協力しながら仕事を進めるので、チームワークや仲間意識、一体感などが生まれやすいです。また作業中はおしゃべりせずに集中するため、手を動かしているうちは人間関係にわずらわされないという面もあります。
「仕事中は厳しくても、仕事以外では話しやすい人が多い」というコメントも寄せられています。
<5位 稼ぎやすい>
・残業代が多いので努力が報われやすい(18歳 男性)
・とにかく時給が良く、当日現金払いのところもあるので、すぐにお金が手に入るのは魅力(35歳 男性)
・資格取得などを頑張れば手当として返ってくること(49歳 女性)
ニーズの高い職種を選んでスキルを磨いたり、資格をとって現場監督になったりすることで、収入アップが可能です。例えば「とび」は高所での作業が多いことから収入が高く、公共事業を受注することが多い植木職人も比較的高収入だといわれます。
また一人親方として稼げる職種には「溶接工」「左官」などがあります。現場には日払いの仕事も多いため、今すぐ稼ぎたい人にとっても魅力的です。
<6位 交流関係が広がる>
・自分だけの人脈を形成できる点(27歳 男性)
・いろんな年齢層の人と関われる(37歳 女性)
・いろいろな工程があるので、他業種の人とたくさん知り合いになれる(51歳 男性)
現場にはたくさんの人が出入りするので、人脈が広がります。「職種」「年齢層」「経験年数」が幅広いので、話していて刺激を受けることも多いでしょう。
仲良くなった職人から、別の現場を紹介してもらえることもあります。
<7位 常に新鮮な気持ちで働ける>
・ずっと同じ現場で働くことはないので、多少新鮮な気持ちで働ける(29歳 男性)
・仕事内容が毎日違うので、飽きない(37歳 女性)
・同じ仕事がないので、毎回新鮮な気持ちで仕事できる。同じ内容の工事でも、毎回どこかが違う(48歳 男性)
工事は日々進んでいくため、同じ現場でも毎日作業は変わります。また工事が終われば別の現場へ行くので、場所が変わって毎回新鮮な気持ちで仕事に取り組めるのも魅力。遠方の現場なら、旅行気分も味わえます。
「ずっと同じ仕事や場所だと飽きる」という人には向いているでしょう。
まとめ
現場仕事は身体を動かして他のスタッフと協力しながら進める仕事なので、「体力とコミュニケーション能力」は必須です。また危険と隣り合わせの職場であることから、新人に厳しい言葉をかける人も多いため、へこたれない精神力も必要となります。
求められる能力が多く、現場仕事はきついと言われることもありますが、携わった現場が街の景観として残るため、やりがいも大きいのが魅力。
アンケートでは「現場仕事でしか味わえない達成感ややりがいがある」というコメントも多く寄せられました。
■依頼主から工事現場の方へ、直接のお礼は必要ですか
依頼主から工事現場の方へ直接のお礼は必ずしも必要ではありませんが、感謝の気持ちを示すことは良いマナーとされています。もちろん「差し入れなどのお礼をしなかったから、工事で手を抜かれる…」という事はありません。タイミングが合えば無理の無い範囲で、お礼をする程度で良いと思います。
もしお礼をするのであれば、「騒音や粉塵対策はきちんとなされているか?」など、現場の状況を確認できるメリットもあります。
参考URL:工事を行った業者には支払った工事代金の他にお礼などは必要ですか?( https://www.kaitai-guide.net/faq/kojidaikinigai-orei/ )
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一般社団法人あんしん解体業者認定協会は、解体工事を計画する皆様が安心して依頼できる環境作りを目的に、全国都道府県下の優良解体業者を認定しています。また、解体工事に関する様々な疑問にお応えするご相談窓口としての業務を行い、ご希望に応じて無料でご紹介も行っています。
■協会概要
社名 :一般社団法人 あんしん解体業者認定協会
所在地 : 〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-31 VORT芝浦WaterFront 4階
代表者 : 代表理事 鈴木佑一
設立 : 2015年6月
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