私たちの夢は、私たちが必要なくなることだ。 #AprilDream
全国どこでも、子どもが「食べていい」と思える社会へ。#AprilDream
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。

当法人は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「一般社団法人全国ドコデモこども食堂」の夢です。
一般社団法人全国ドコデモこども食堂(所在地:大阪府大阪市天王寺区、代表理事:岩朝しのぶ)は、2026年4月1日、「April Dream」に参加します。私たちの夢は、「ドコデモこども食堂が、必要なくなる社会」を実現することです。
夏休みの、昼下がり
家の冷蔵庫には、ほとんど何も入っていなかった。
その子は、それを知っていた。
知っていたから、何も言わなかった。
お母さんは朝から仕事に出ていた。
帰りは夜遅い。
昼ごはんのことは、いつも黙って、一人で解決していた。
食パンがあれば、食パンを食べた。
なければ、水を飲んで、お腹が鳴り止むのを待った。
それが、その子の夏休みだった。
そんな日々に、月3,000円の食事チケットが届いた。
支援員と一緒に、初めて定食屋へ行った日。
メニューを渡されると、その子はいつものように、 ページの端の方から目を走らせた。
一番安いものを探すように。
大盛りは、最初から頭にない。
頼んだことも、頼もうと思ったことも、なかった。
「好きなもの選んでいいよ」
支援員がそう声をかけると、少し間があった。
その子は、ゆっくりと、ちょっとだけ手を動かして——
メニューの真ん中のページを開いて、
申し訳なさそうに指さした。
唐揚げ定食の大盛り。
それだけのことでした。
でも、それが全てでした。
日本の子ども、約9人に1人が「貧困状態」にあります。
でも、本当の問題は、お金だけじゃありません。
頼れる大人がいない。
「助けて」と言う方法を知らない。
自分が助けられていいとさえ思えない。
私たちはこれを「つながりの貧困」と呼んでいます。
お金より先に失われていくもの。それが、生きる力そのものを奪っていきます。
給食のある平日は食べられても、土曜日は何も食べられない子どもたちがいます。
その多くは、孤立した家庭にいます。
「もっと早く、手を差し伸べることができていたら」

代表理事・岩朝しのぶは、16年間、困窮家庭の子どもたちを間近で見続けてきました。
何度も目にしました。 やりたいことを黙って諦めた子どもが、
やがて「自分には、どうせ無理だ」と思うようになっていく姿を。
貧困は、お金だけを奪うのではありません。 夢を持つ力、未来を想像する力、
そして「自分は価値ある存在だ」という感覚まで、少しずつ奪っていきます。
「もっと早く、手を差し伸べることができていたら」
困り果ててからではなく、諦める前に届く支援を作りたい。
その一念が、2022年3月、法人設立につながりました。
厨房のない、ドコデモこども食堂。
特定の施設はありません。炊き出しの厨房もありません。
月に一度、支援が必要な家庭のスマートフォンに、3,000円分の食事チケットが届きます。
子どもはそれを持って近くの飲食店へ行き、好きな時に、好きな店で、
好きなメニューを選んで食べます。
代金は、応援してくれる大人たちの寄付から、飲食店に全額支払われます。
ただ、それだけです。
でも「ただそれだけ」が、貧困や孤立に苦しむ子どもたちにとっては、
長い間奪われていた「選ぶ自由」を取り戻す体験になります。
自分で選ぶ。自分で決める。自分には選ぶ権利があると、体で知る。
それがやがて、自分を信じる力に変わっていきます。

食卓に、奇跡が起きていた。
「チケットで、はじめて子どもに誕生日ケーキを買えました。」
ある保護者から届いた写真に、
テーブルの上のケーキと小さなろうそくが写っていました。
何年もずっと、買えなかった。その日まで。
街の70代の定食屋の店主は、通い続ける子どもの顔と名前を覚え、
「今日はどうだった?」と声をかけるようになりました。
誰かに頼まれたわけでも、ボランティアとして来たわけでもなく、
ただその子が毎週来るから、自然に気になっただけでした。
祖父母と縁の薄かったその子にとって、
店主はいつの間にか「祖父のような人」になっていました。
かつての日本に当たり前にあった「おせっかい」が、
商店街の定食屋で、静かに復活していました。

ある保護者は、長い間、誰にも頼れませんでした。
子どもにまともな食事を出せない自分を責め続け、人の目が怖くなり、
外出することすら辛くなっていました。
それでも子どものために、怖い気持ちを乗り越えて、店のドアを開けました。
店員は何も言いませんでした。
笑顔でメニューを差し出して、「何にしますか」と聞いてくれた。
他のお客さんと、まったく同じように。
ただの、お客さんとして。
その瞬間、気がつきました。
ずっと傷ついていた、自分の尊厳が、戻ってきた気がした、と。
「ここにいる資格がない」と思い込んでいた自分が、
ただごはんを食べてよい一人の人間として、扱われた。
それだけのことが、長い間失っていたものを、静かに取り戻させてくれました。
後日、その人はスタッフにこう伝えました。
「いつか自分が誰かを応援する側になりたい」
応援する側とされる側。
その境界線が、一枚のチケットと一杯の定食で溶けていく。
「貧困の連鎖」が「支え合いの連鎖」に変わる瞬間が、
日本のどこかの食卓で、今日も生まれています。
2023年2月、43食。
大阪の2団体・43食から始まりました。
チケット配布金額は87,000円。それが始まりでした。
それから3年。

|
項目 |
数値 |
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連携支援団体 |
92団体(25都道府県) |
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協力飲食店 |
176店舗 |
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累計食事提供数 |
12,100食超 |
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チケット配布金額累計 |
3,846万円超 |
|
利用人数 |
1,745人 |
2026年2月25日、法人名を「一般社団法人全国ドコデモこども食堂」に変更しました。
私たちの夢は、私たちが必要なくなることだ。
全47都道府県へ。
日本のどの街にも、子どもを待つ大人がいる社会へ。
「助けて」と言えなくても、食事チケットが届く。
孤立しても、テーブルを囲む人がいる。
自分には価値があると、食を通した繋がりが教えてくれる。
それが当たり前になった時、
ドコデモこども食堂は必要なくなる。
ブームではなく、文化へ。
善意の頑張りではなく、社会インフラへ。
一食ずつ。一人ずつ。一つの街ずつ。
ドコデモこども食堂が日本に飽和して、
ドコデモこども食堂の概念が当たり前になって、
最終的に私たちが必要なくなった世界が見たい。
それが私たちの夢です。

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「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、
PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
法人概要

【一般社団法人 全国ドコデモこども食堂】
共同代表:岩朝しのぶ、山田安廣
所在地:大阪府大阪市天王寺区上汐3丁目2番16号 アリビオ上本町502
設立:2022年3月(2026年2月25日 社名変更)
事業内容:ドコデモこども食堂の運営・全国展開。食事チケットを通じた子どもの食支援および地域見守りネットワークの構築。
URL:https://asuchika.org/docodemo/
X(旧Twitter):https://x.com/asuchika_org
YOUTUBE: https://www.youtube.com/@zenkoku_dokodemo_kodomo/shorts
note:https://note.com/asuchika_org
お問い合わせ
■ 本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人全国ドコデモこども食堂
広報担当:村上
E-mail:info@asuchika.org
公式サイト:https://asuchika.org/docodemo/index.html
※取材のご依頼、協力店舗募集、寄付に関するお問い合わせも上記までお願いいたします
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