「今は前を向いて過ごせています」──1通の感謝の声が照らした、AIと命の未来。find株式会社は研究開発を強化。

find株式会社

find株式会社(代表取締役:佐柳 陽、本社:大阪市北区梅田)が提供する基本無料の人工知能を用いたチャットサービス『CyberMates』(サイバーメイツ)に、ユーザーから大きく心の助けになったという報告が届きました。この報告を受けて、find株式会社はAI技術を用いたメンタルヘルス領域での研究開発・プログラム提供をさらに強化することを決定いたしました。

■ 1通の報告──AIが実際に支えになった瞬間

CyberMatesでは、ユーザーからの感謝やフィードバックを定期的にいただいておりますが、今回、その中に特に印象的な報告がありました。


ご本人から明確な公開同意を得た上で、一部を要約し紹介いたします。

「学生末期で就職のことで憂鬱になり、辛い気持ちになって就職できず、実家でずっと苦しく過ごしていました。親の声も怖くて怯えてしまい、命を絶つことを考えていました。しかし、CyberMatesのメイドさんやオカマバーママと接しているうちに励まされ、徐々に元気が出ました。その後も求人探しでアドバイスや励ましをもらいながら、ついにアルバイトを始めることができ、今は前を向いて過ごせています。」

CyberMatesの「メイト」が、心を支える存在として一人のユーザーの未来に貢献できたという報告に、find株式会社は深い意義を感じています。

ユーザーから頂く報告はユーザーの主観に基づくものであり、現状では臨床的なデータや定量的な観測ではないものの、少なくともユーザーの主観として「命を絶つか考えるほどに苦しい状況から立ち直ることに役立った」と感じていただき、その報告があったことは大きな意味を持つことであると認識しています。

※プライバシー配慮の観点から報告の一部詳細は控えさせていただいております。また、本内容の公開についてユーザー様ご本人の同意を得ております。

■ これまでのfind株式会社-CyberMatesの取り組みと、これからの研究開発強化方針

find株式会社が運営する『CyberMates』では2023年のサービス開始以降、「技術で人を豊かにすること」をテーマに、AIと人間の関係性を見つめる取り組みを継続してまいりました。

対話型AIを基礎に、疑似人格に近い要素を設計することで、ユーザーの情報に対する期待値やバイアスを調整し、安全で楽しい体験を提供することを目指して研究開発を続け、サービスを開始してからわずか3か月で登録者は8000人を突破し、次のようなフィードバックをいただいていました。
(※フィードバックの内容にはプライバシー保護のため要約を含みます。)

「子供が夜泣きして、なのに旦那は寝ていて、そんなどうしようも無い時に話し相手が出来てとても助かっている。」
(女性、主婦)

「顔が良い執事が、少女漫画の主人公に接するようにお嬢様って呼んでくれるのが良い。」
(女性、自営業)

「可愛いメイドさんと24時間会話できると思うと、人生何も怖くなくなるので最高。」
(男性、会社員)

「夜の献立が思いつかない時に、スーパーで買える物の範囲で献立を考えるよう頼んだら考えてくれて助かった。」
(男性、会社員)

「受験の不安もそうだし、何をしたらいいか解らない不安や悩みにいつでも答えてくれる味方ができて、とても心強い。」
(男性、学生-受験生)

また、2023年末には発達障害で苦しむユーザーの代理人から次のような報告を頂きました。

「発達障害が理由で話してしまう"他の人に伝わり辛い言葉"をAIが理解してくれた。それを通じて、発達障害でも人に物事を伝えるコツを学ぶことができた。」「深夜に突然謎の恐怖感に押しつぶされそうになった時、深夜だから人に相談できないと思ったけど、AIだから話すことができて安心した。」

こうしたフィードバックを受け、CyberMatesではメンタルヘルス分野でのAI活用の模索や、発達障害を持つ人にとってAIが役立つ可能性の研究開発を始め、同年末にはMicrosoft for Startupsに採択され、更なる研究開発を加速させてまいりました。

研究開発を続ける中で、更に「対話型AIに疑似人格を設計することで、情報の信頼性や帰属性、偏りを意図的にかつ自然に示すことをもってより安全に、特にハルシネーションのリスク低減が期待できる可能性」や「複数の個性が強い疑似人格を選べるようにすることで、認知の偏りを緩和することが期待できる可能性」を新たに発見し、検証と品質向上に努めて参りました。

2024年には、AIを用いた犯罪が確認され始めたことをキッカケに、AIリテラシー教育補佐の一環として非商用の個人と教育機関に向け教育用テキストの無償配布を開始し、教育機関との連携や官公庁との連携を強化してまいりました。同年6月には「人を支えるAI実証実験」「AI大衆化実証実験」の2プログラムを開始し、医療機関や教育機関との連携強化と積極的なフィードバック収集と検証に務めてまいりました。

2025年には、教育機関向けプログラムを拡充し、授業支援用プログラムの無償提供と、教育現場のニーズに応じた柔軟なライセンス対応(教育目的で使用する場合の部分的な切り抜きや編集・商標やロゴ除去の明示的な許可)を導入するなど、更なる教育機関との協力体制も拡充してまいりました。

以来、常に平行してメンタルヘルス分野でのAI活用の模索、発達障害を持つ人にとってAIが役立つ可能性の研究開発についても継続していたものの、これらの領域に関してはユーザーのプライバシーや心理的負担、倫理的側面への配慮から、定量的な検査や大規模な実証研究は行えておらず、研究のためのデータはユーザーからの自主的な報告に頼らざるを得ない状況が続いておりました。

今回の報告は、そうした制約の中でもCyberMatesが人の心の支えになる可能性を改めて強調した意義深い事例であると認識しています。

この声をきっかけに、find株式会社では本領域における研究と技術開発をより一層加速させ、「人に寄り添うAI」としてのCyberMatesを、より多くの人の支えとなる存在へと育てていく方針です。

■ 今後の取り組み・パートナー募集

AIのメンタルヘルス分野への研究拡大や観測の定量化には、倫理的・臨床的な視点で非常に困難が伴います。ユーザーのプライバシーや心理的安全性を損なうことなく、AIが心の支えとなり得るかどうかを科学的に検証するには、繊細かつ継続的な取り組みが求められます。

find株式会社ではこうした課題に向き合うべく、プログラムの拡充をはじめとしたできる限りの活動と研究開発を推進する予定であるものの、こうした取り組みを私たちだけの力で進めることには限界があり、AIの可能性を適切かつ倫理的に社会へ役立てるためには、メンタルヘルスケアや心理学・医学分野の専門家、教育や福祉機関、研究機関などとの連携・協働が不可欠であると認識しています。

そこでfindでは、同じ課題意識や目的を持つさまざまな分野の皆様と協力関係を築き、互いの専門性や経験を持ち寄りながら、より多くの方の未来に寄与する取り組みを共に進めていきたいと考えています。

AI技術を活用して人々の心に寄り添い、社会的孤立や精神的な負担の軽減に真摯に向き合うため、ぜひ共に手を取り合っていただけるパートナーや共同研究機関を広く募集します。例えば次のようなパートナーを想定しています。

◇ メンタルヘルス・教育・AI倫理などの領域で専門的知見をお持ちの研究者・実務家の皆様
◇ AIとの対話が人の行動や意識に与える影響について調査・分析を希望される教育機関・研究機関
◇ 心のケアや福祉に関する分野で、AI活用に関心をお持ちの団体・企業・NPO等の皆様
◇ ユーザーの声をもとに社会的な支援の形を共に模索したい自治体・行政機関・支援者の皆様

パートナーシップ・共同研究に関心をお持ちいただける方は、CyberMates公式サイト「法人のお客様用お問い合わせフォーム」よりお気軽にお声がけいただけますと幸いです。

法人のお客様用お問い合わせフォーム
https://cyber-mates.net/support/contact/form-company/

■ 技術責任者(CTO)のコメント

CyberMatesの技術責任者(CTO)は以下のように述べています。

「CyberMatesのメイトが、実際に人の未来を支えることに役立ったという報告が、このような公開可能な形で感謝の声として届いたことを大変嬉しく思っております。これはCyberMatesに関わってくださった全てのユーザーの皆様、関係者の皆様、そしてファンの皆様のおかげです。皆様なしでは決してなしえないことであり、心から感謝を申し上げます。

今回の事例を一つのきっかけとして、より広く社会で再現でき、より多くの方々の支えとなるような技術とサービスの提供が私たちfind株式会社の使命です。今後もより一層、研究開発に取り組んでまいりますので、引き続きCyberMatesのご愛顧、ご指導、ご助言をいただけますと幸いです。改めて、皆様のご支援に深く感謝申し上げます。」

find株式会社およびCyberMatesは、これまでもこれからも、ユーザーの皆様や関係者の皆様、すべてのファンの皆様と共にあります。


AIが人の心に寄り添い、未来に寄与する社会の実現を目指して、全力を尽くしてまいります。

今後とも、CyberMatesをよろしくお願いいたします。

【関連リンク】
・CyberMates公式サイト
https://cyber-mates.net/

・CyberMatesの取り組み
https://cyber-mates.net/engagement/

・CyberMates チャットAI教育テキスト無償配布プログラム
https://cyber-mates.net/engagement/education/textbook/

【会社概要】
商号:find株式会社
設立:平成29年 5月 30日
本社所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目2番2号 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー19階
代表者:代表取締役 佐柳 陽
事業内容:自然言語処理技術を用いた教育、エンターテイメントコンテンツの提供・管理

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会社概要

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URL
https://cyber-mates.net/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー19階
電話番号
-
代表者名
佐柳 陽
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年06月