ルビ財団、ウェブサイトに自動でふりがなを追加する機能「ルビフルボタン(β版)」を提供開始
~ニッセイアセットマネジメントにて、サステナビリティへの取り組みとして先行導入~
インターネットの普及により、高齢者や障害者、外国人を含むあらゆる人にとってウェブサイトは重要な情報源となっています。情報提供においてはウェブアクセシビリティに配慮して適切に対応をとることの重要性が高まっており、2024年4月1日から施行される改正障害者差別解消法では、民間事業者にもウェブアクセシビリティの合理的配慮の提供が義務化されます。
2023年に設立したルビ財団は、ふりがな(ルビ)の普及・活用を促進することにより、国語能力及び知的好奇心・思考力の向上に寄与するとともに、あらゆる人が暮らしやすい多文化共生社会づくりを目指しています。このたび、ウェブサイトを閲覧する子ども、外国人の方などの漢字を読むことが苦手な人に対してアクセシビリティを確保・向上することを目的に、自動でルビを追加する機能「ルビフルボタン(β版)」の無償提供を開始します。
既存のウェブサイトのHTMLソース上にコードを一行追加することで、ルビ表示のオンオフを切り替えられるボタンを追加することができ、閲覧者は、ウェブサイトに表示されるボタンを押すことで、サイト内の漢字にルビを振ることができるようになります(*)。
▼ルビフルボタン(β版)ご利用方法(無償)
https://rubizaidan.jp/rubyfullbutton-guide/
なお今回、「A Good Investment for the Future」をスローガンとして掲げ、会社一体となってサステナビリティへの取り組みを進めるニッセイアセットマネジメントにて「ルビフルボタン(β版)」を先行導入いただきました。コーポレートサイトのサステナビリティページ内のボタンを押すとルビが表示されます。
▼ニッセイアセットマネジメント コーポレートサイト サステナビリティページ
https://www.nam.co.jp/sustainability/index.html
ニッセイアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 大関 洋氏コメント
当社は、持続可能でより良い世界の実現に寄与していくことは投資家としての社会的責務だと考え、「A Good Investment for the Future」をスローガンとして掲げ、会社一体となってサステナビリティへの取り組みを進めております。SDGsのゴール4(質の高い教育をみんなに)では、すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進することを目標として、またゴール10(人や国の不平等をなくそう)では、各国内及び各国間の不平等を是正することが掲げられています。ルビフルはまさに、こうしたSDGsの理念に合致する取り組みであると考え、当社としてもサステナビリティを推進する観点よりオフィシャルHP内での今回の対応を行いました。
一般財団法人ルビ財団 代表理事 伊藤 豊コメント
多くの事業法人の皆さんにルビフルに賛同してもらうにはどうしたら良いか?と考えたときに、上場事業法人とESGやサステナビリティの取り組みについて対話する立場にある機関投資家の皆さんと一緒に活動できると良いのではと思い至りました。そんな折、ニッセイアセットマネジメント様が子ども向けの金融教育においてルビ付きの教材を作成していることを知り、大関社長ともお話する中で、同社のサステナビリティページでの導入をスピーディに意思決定いただく流れとなりました。これを機に、他の機関投資家の皆様、そしてその先の対話対象となる上場事業法人の皆様においてもルビの必要性・意義について少しでも考える機会が増えれば幸いです。
今後もルビ財団は、ルビの普及・活用の促進を通じて、あらゆる人の暮らしやすい社会づくりに取り組んでまいります。
*複数の読み方がある漢字や人名・地名などについては、ルビの振り間違いが発生することがあります。
◆一般財団法人ルビ財団 概要
出版物及びデジタルコンテンツにおけるルビの普及・活用を促進することにより、 国語能力及び知的好奇心・思考力の向上に寄与するとともに、外国人や障害のある人を含むあらゆる人の暮らしやすい多文化共生の社会づくりに寄与することを目指しています。
所在地 :東京都港区新橋2-5-2 goodoffice 新橋
設立 :2023年5月24日
代表理事 :伊藤 豊
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