脱炭素への新たなアプローチ – Zeveroが約10億円の資金調達で炭素会計業界の革新を加速

英国発のAI主導型炭素会計ツールとシンガポール発の最新LCAソリューションを提供するZevero、シードラウンドのファーストクローズで約10億円を調達。

※本リリースはシンガポール時間2024年9月17日に発表した “Carbon accounting isn’t built for the long haul—Zevero is changing that with a US$ 7 million raise”に基づいた日本語版の内容です。

持続可能な未来を実現するため、行動可能なデータを提供
2024年9月17日・シンガポール -  グローバルな炭素会計及び脱炭素化プラットフォームであるZevero（ゼヴェロ）は、シードラウンドのファーストクローズとして、約10億円の資金調達を完了したことを発表いたします。本ラウンドは、Spiral Capitalがリード投資家とし、East Venturesやその他個人投資家が参加しました。なお、現在も追加クローズに向けた資金調達を進行中であり、引き続き多くの投資家の皆様からのご参加をお待ちしています。本資金は、Zeveroがサステナビリティ分野でのグローバルな影響力をさらに拡大し、業界のリーダーシップを確立するための重要な一歩となります。

Zeveroは、過去数年にわたりヨーロッパでDEYAやDelphis Eco、MOTHといった消費財メーカー、特に食品飲料セクターにおけるサステナビリティ目標の実現に向けた取り組みを支援してきました。今回の資金調達により、従来のヨーロッパ地域に加え、日本、北米、オーストラリア、そして東南アジアを含む主要な市場での成長に向けた取り組みを強化する一方で、今後需要が高まる脱炭素化支援ソリューション開発を強化し、グローバルでの成長を実現していきます。

                                                          Zeveroサービス画面のイメージ画像

Zeveroは、AIを駆使して排出係数を自動的にマッチングし、複雑なサプライチェーンを持つ企業がサステナビリティ目標を達成するためのデータ統合・分析を支援しています。また、グローバルな気候変動対応の専門知識を提供し、脱炭素化に向けた取り組みを総合的にサポートしています。規制の強化や消費者の環境への意識が高まる中、Zeveroのプラットフォームは、企業が製品や事業のライフサイクル全体を通じて環境への影響を正確に評価し、グローバルなサステナビリティ目標の実現に向けた戦略的な意思決定を行えるよう支援します。

Zeveroのプラットフォームは、炭素会計ツールと先進的なLCA手法をシームレスに統合し、企業に環境影響の包括的なインサイトを提供します。これにより、企業はサステナビリティ目標を達成するためのデータに基づいた的確な意思決定を行うことが可能になります。

投資家からのコメント

Spiral Capital General Partner, CEO 奥野 友和氏／

Senior Associate 直井 聡友氏　

[奥野 友和氏 コメント]「Zeveroは、革新的な炭素会計とLCA（ライフサイクルアセスメント）ソリューションにより、クライメートテック分野のリーダーとして急速に地位を確立しています。透明性と信頼性の高いサステナビリティデータへのニーズがますます高まる中、Zeveroは、企業がこうした課題を乗り越え、持続可能な成長に向けて着実な前進を遂げるための最適なパートナーです。高度なグローバル経営経験豊富な谷内さん、シリアルアントレプレナーである倉富さん、炭素会計の最先端を行く欧州での実績が豊富なベンさんジョージさん、の４人で構成された経営チームは、まさにグローバルで戦うZeveroならではの魅力だと感じています。彼らのさらなる成長と市場拡大を支援できることを非常に楽しみにしています。」

Zevero代表メンバーからのコメント

共同創業者兼グローバルCEO　谷内 樹生氏「ネットゼロへのグローバルなコミットメントが一段と高まったこの1年で、データ主導型の強力な脱炭素化支援ソリューションに対する需要が急速に拡大しています。今回の資金調達により、当社の技術とサービスを強化し、企業が規制対応やサステナビリティ目標を達成するために必要な革新的なソリューションを提供し続けていきます。Zeveroは、正確でスケーラブルかつ実行可能な炭素会計のインサイトをお客様に提供することで、業界の変革をリードしていくことを目指します。」

共同創業者兼CSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー） ベン・リチャードソン 氏「Zeveroでは、カーボンインパクトの測定にとどまらず、お客様がサステナビリティ目標を達成するためのデータに基づいた意思決定を可能にすることに注力しています。今回の資金調達により、プラットフォームの機能を強化し、グローバル展開を加速させることで、企業がネットゼロへの移行プロセスを戦略的かつ効率的に進められるよう、引き続き支援していきます。」

共同創業者　倉富 佑也氏 「Zeveroは、炭素会計が抱える複雑な課題を、使いやすさと実行可能性の観点から解決することを目指しています。私たちは技術を高度化するだけでなく、お客様が日々の業務の中で実際に活用できるシンプルで効果的なツールを提供することにこだわっています。今回の資金調達により、Zeveroのプラットフォームをさらに進化させ、多様な業界が直面する具体的な課題に対し、より柔軟で実践的なソリューションを提供し続けていきます。」

今回の資金を活用し、グローバルな事業拡大を推進し、Zeveroプラットフォームの機能をさらに強化することで、より高度なソリューションを提供していきます。Zeveroは、今後も成長を加速させ、グローバルなサステナビリティ目標の実現に向けてさらなる一歩を踏み出していきます。

＜Zevero社について＞

Zeveroは、企業がネットゼロ実現に向けた取り組みを支援する炭素会計および脱炭素化プラットフォームのリーディングカンパニーです。英国発のAI主導型の炭素会計ツールと、シンガポール発の最新LCA（ライフサイクルアセスメント）技術を統合し、炭素排出量の可視化だけでなく、排出削減に向けた具体的なアクションを支援します。Zeveroは、現在20カ国以上ものお客様にサービスを提供し、約1億kgCO2e以上の排出量を管理した実績があります。「企業がインパクトのあるサステナビリティ戦略をグローバルで構築できるよう支援する」を企業ミッションとしています。

詳細はhttps://www.zevero.earth/jaをご覧ください。

＜編集者向け注釈＞

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日本語版: LINK

 ＜お問い合わせ先＞

シンガポール、日本、アジア太平洋地域
氏名: 谷口 瑞穂
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英国、ヨーロッパ、アメリカ
氏名: Ellen Elkayam
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