鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平による『ONIDAIMYO The Echoes of KYOTO』刊行
鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平によるキュレーションユニット「鬼大名」ー 京都芸術大学から始まった10余年に及ぶ記録集

この度、Sandwichから、キュレーションユニット「鬼大名」の活動を通じて、ここ10余年の京都のアートシーンを振り返るアートブック『鬼大名 The Echoes of KYOTO』を出版する。
「鬼大名」は、京都芸術大学でともに教鞭を執る3名の作家、鬼頭健吾・大庭大介・名和晃平によるキュレーションユニットである。
2016年、「ホテル アンテルーム 京都」リニューアルのアートディレクションを手がける際に彼らが連携してからおよそ10年が経ち、この間に「鬼大名」が関わったプロジェクトは、展覧会から商業施設のアートディレクションまで多岐にわたる。これらの活動は、アート実践を通じて社会と教育をつなぎ、若手作家たちのエネルギーを活性化するとともに、アートマーケットで生き延びるための道筋を学生たちに伝えてきた。
本書では、その中の12プロジェクトの紹介を通じて、計180名近いアーティストたちの作品を取り上げている。
そこでは、これまでプロジェクトに参加してきた作家たちを鬼大名の活動の系譜の中に位置付けると同時に、これから創作へと足を踏み入れ、歩み続けようとする者たちにとっての道標をつくることが試みられている。それは、連綿と流れるアートの循環を促し、その現在地を素描することにもつながるだろう。
近年、京都の若手作家たちの勢いは高まり続け、とどまるところを知らない。大学を卒業したばかりの新進の作家たちが次々とシーンで活躍し、注目を集めている。ポテンシャルの高い作家が生まれ続けるこの背景には、京都という土地が育んできた独自のアートの生態系がある。
本書に収められたプロジェクトたちを眺めれば、それらが京都に軸足を置きつつも、国内外へ向けて広く開かれていることがわかるだろう。ページから溢れんばかりにこだまする作家たちの声に、ぜひ耳を傾けてほしい。
◼︎ 掲載プロジェクト
東 京都 展 The Echoes of East Kyoto(東京)
POLYPHONY(中国・上海)
HOTEL ANTEROOM KYOTO(京都)
HOTEL ANTEROOM NAHA(那覇)
HOTEL ANTEROOM SEOUL(韓国・ソウル)
REF Kyoto Hachijoguchi by VESSEL HOTELS(京都)
Cafe & Champagne Gion Chikara(京都)
Starbucks Coffee Kyoto BAL(京都)
ékleipsis(京都)
(THISIS)SHIZEN(京都)
MtK Contemporary Art(京都)
Flare(イギリス・ロンドン)
◼︎ インタビュー
京都芸術大学教授・椿昇氏、同大造形技術支援工房「ウルトラファクトリー」・ディレクター・ヤノベケンジ氏のインタビューを掲載。京都芸術大学を拠点としたアート教育改革の中心人物であり、鬼大名やSandwichによる種々の実践の源流と位置付けるべき両名が、京都から広がるアートシーンのこれまでとこれからを語る。
◼︎ 鬼大名 The Echoes of KYOTO
著者:鬼頭健吾、大庭大介、名和晃平
インタビュー:椿昇、ヤノベケンジ
発行:Sandwich Inc.
初版第一刷発行:2025 年5月28日
仕様:A4 変形(W204×H286)、並製、400 頁
印刷・製本:日本写真印刷コミュニケーションズ株式会
ISBN:978-4-9913310-1-5
定価:5,500 円(税込)
京都蔦屋書店にて先行販売、予約受付中。
https://store.tsite.jp/item-detail/art/47723.html












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