『お母さんだからってなんでもできると思わないでね。』10月6日発売 不登校対策の8つの通説を保護者3,500人の会で「答え合わせ」

「自分が頑張れば解決する」と思って動いた保護者は98.7%。けれど子どもを思いどおりに動かそうとして「良かった」と振り返った人は0.0%でした

椎名ストレスケア研究所株式会社

椎名ストレスケア研究所株式会社は、心理カウンセラー 椎名雄一と、不登校の子をもつ保護者 鈴木なおこの共著『お母さんだからってなんでもできると思わないでね。─不登校保護者3500人の本音と実践例─』(学びリンク)が2026年10月6日に発売されることをお知らせします。

本書は予約開始時点(2026年9月14日)に、Amazonの「いじめ・不登校」「学校教育」の2カテゴリで1位になりました。

本書は、不登校への対応として語られる8つの通説について、保護者の実践と振り返り、子どもの本音、心理カウンセラーの解説を収録した一冊です。さらに、不登校初期の混乱から、子どもと共に歩みながら親自身の幸せを取り戻していく過程を、7つの段階に整理して紹介します。

多様な答えはひとつにしない

返ってきた答えは、ひとつにまとまりませんでした。だから、まとめませんでした。

本書は、全国の保護者約3,500人がオンラインでつながる保護者の会「ほごらぼ」から生まれました。椎名が主宰し、週2〜3回の交流と勉強会を5年以上続けている会です。土台にあるのはカウンセリングです。だから集まったのは当たりさわりのない一般論ではなく、深刻なものを含む、ふだんは誰にも言えずにいた話でした。

「早く学校に戻すべき」「生活リズムは整えるべき」。家庭で信じられてきた8つの通説について、やってみてどうだったかを保護者自身に振り返ってもらいました。同じテーマを子どもの側からも語ってもらっています。答えはひとつにまとまりませんでした。だから本書は正解を一つに決めず、その声をできるだけ削らずに並べています。

背景 不登校の子どもの増加と、保護者が抱える負担

文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2025年10月29日公表)によると、小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人で、12年連続の増加となりました。

本書には、学校や病院とのやり取り、子どもの気持ちの受け止め、親族への対応などを、母親ひとりで抱えていた経験が寄せられています。第1章では、この「母ひとりに負担が集まる場面」を紹介します。書名は、ある保護者の言葉です。

本書では、同じ対応でも家庭によって異なる経験や受け止め方を、保護者と子どもの両側の声で紹介します。

数字で見る保護者の思いと行動

・「自分が頑張れば解決できる」と思って行動していた保護者 98.7%(回答75人)

・子どもを思いどおりに動かそうとして「良かった」と振り返った保護者 0.0%(回答59人)

・学校に行かせるために何らかの行動をしていた 88.4%(回答86人)

・生活リズムを整えようとしていた 80.4%(回答92人)

・ゲーム・スマホを制限していた 74.4%(回答82人)

※「ほごらぼ」の保護者を対象に実施したアンケートの結果です。会の参加者約3,500人全員の回答ではなく、設問ごとに回答人数が異なります。結果は本書に掲載しています。調査期間:2025年12月から2026年4月にかけて複数回/調査方法:Googleフォームを使ったアンケート

本書の3つの特徴

1.保護者の本音と、暮らしの中の実践例を掲載

「朝が来るのが怖い」「夜中に泣きながら何時間も歩いた」「マックやミスドが心の栄養になった」

継続的な相談や保護者会での交流を通じて語られた、保護者の切実な思いを収録しています。気持ちだけでなく、自分の時間や逃げ場をつくるために実際に行ってきた工夫も紹介します。

2.8つの通説を、保護者・子ども・専門家の視点から考える

「早く学校に戻すべき」「生活リズムは整えるべき」「ゲーム・スマホを制限するべき」など、8つの通説を取り上げます。

保護者が実際に行ったこととその後の振り返り、子どもたちの本音に、心理カウンセラーの解説を合わせて掲載。一つの正解にまとめず、自分の家庭に合う関わり方を考えるための材料を届けます。

3.親自身の気持ちと行動の変化を、7つの段階で解説

不登校初期の混乱から、子どもと共に歩みながら、親自身が自らの幸せを取り戻していくまで。その過程を7つの段階に整理し、解説と実践例を紹介します。

子どもへの対応とともに、保護者自身の気持ちや暮らしにも目を向ける構成です。

 記事にお使いいただけます

① 保護者は実際に何をしていたか

第4章には、限界の中で保護者が実際にとっていた行動が、7つの段階ごとに並びます。同じ「もう無理だ」でも、逃げ場は人によってまるで違いました。いずれも保護者アンケートの実際の記述です。

・家に帰りたくない時は、職場近くのガストでひとりビールしてから帰宅していた

・車が逃げ場で、泣いたり叫んだりして発散していた。2泊分の荷物を常備していた

・"無"になりたくて、ひたすら野菜のみじん切り、特ににんじんを刻んでいました

・娘が寝ている午前中にマックに行って時間をつくっていた

・ショッピングモールの駐車場でぼーっとして、気持ちを切り替えていた

・制服姿の子たちを見るのがつらくて、通勤コースを変えました

・映画「トップガン」に圧倒され、頭のぐるぐるがおさまり少し冷静になれました

② 子どもたちにも同じことを聞きました

「生活リズムは整えるべき」について(第2章 その3)

「高熱が出ている人も過労で倒れている人も同じリズムが大事なの? その人の状態によって最適なリズムは違うのではないかと思う。」

「親が頑張れば解決する」について(第2章 その6)

「お母さんが僕を『かわいそうな子』として見ている限り、僕は一生『自信』なんて持てない。僕の力を信じてくれていないんだなって悲しくなる。」

目次

はじめに/読み始める前の心がまえ(その時にできる最善を尽くしている/反省よりアップデート/関わりしろ)

第1章 「お母さんは何でもできる」幻想 母ひとりに負担が集まる場面/家庭にある「3つの沈黙」

第2章 不登校対策 私たちの「答え合わせ」 8つの通説を、実行率・振り返り・子どもたちの本音で検証

第3章 親の7つのステップ(理論編)

第4章 私たちはこうやってきた(実践編・対談つき)

著者コメント なぜこの本を書いたか

不登校当初、私は何十冊の本を読み漁り、ネットの世界を彷徨っていました。「わが子の答え」をずっと探していました。でもわが子の答えはどこにもなくて、苦しい時間が続いていました。

当時の私が"欲しかった"のは答えでした。けれど、当時の私に"必要"だったのは、違うものでした。

それを、ひとりで抱えて頑張っているお母さんたちに届けたい。そんな願いを込めて、この本を書きました。(鈴木なおこ)

 著者プロフィール

椎名雄一(しいな ゆういち)

心理カウンセラー。一般社団法人日本心理療法協会 代表理事。20代でうつを発症し、約10年のひきこもりを経験。保護者の会「ほごらぼ」(約3,500人)を主宰し、LINE相談は毎日100〜200通・5年継続。学びリンク「通信制高校があるじゃん!」で連載『不登校に効く心理学の話』を約4年・全75本継続中。著書に『不登校・ひきこもりから抜け出す7つのステップ』『若者の本音図鑑』『子どもを動かす「動詞」』(いずれも学びリンク)/ベネッセ教育情報の連載ほか。

鈴木なおこ(すずき なおこ)

不登校の子をもつ保護者。保護者アンケートを自ら通読し、本書の構成づくりに参加。第4章では椎名との対談を担当。

書誌情報

書名:お母さんだからってなんでもできると思わないでね。─不登校保護者3500人の本音と実践例─

著者:椎名雄一・鈴木なおこ

発行:学びリンク株式会社

発売日:2026年10月6日

定価:2,200円(税込)

頁数:334ページ

判型:四六判

ISBN:978-4-908555-91-6

https://www.amazon.co.jp/dp/4908555915

取材のお申し込み・お問い合わせ

椎名ストレスケア研究所株式会社 担当:椎名雄一

書籍の流通・書店様のお問い合わせ:学びリンク株式会社 TEL 03-6260-5100

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会社概要

URL
http://hogo-labo.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
原町田4−1−10 フジモトビル4階
電話番号
-
代表者名
椎名雄一
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年08月