Eureka Robotics、物流系SIer のアイオイ・システムの汎用自動ピッキング装置に 「Eureka AIビジョンシステム」が標準採用
人手に頼らざるを得なかった”最終ピッキング”を自動化
Eureka Robotics(本社:シンガポール、日本支社:東京都江東区、日本支社代表:マネージングディレクタ 石丸 広典、以下「Eureka」)はこの度、同社のEureka AI ビジョンシステムが、物流系システムインテグレータ 株式会社アイオイ・システム(本社:東京都品川区、代表取締役社長:吉野 豊 氏、以下「アイオイ・システム」)が開発を進める汎用自動ピッキング装置のビジョンソリューションとして標準採用されたことをお知らせします。
本採用によりアイオイ・システムは、これまで自動化が困難とされてきた最終ピッキング工程を含め、物流工程の上流から下流までを一貫して提案できる体制の構築を進めています。両社は今後、物流現場での実用化を見据えて実証実験を重ね、実運用に向けた性能検証とシステムの高度化を進めてゆく予定です。

■ 背景|物流自動化の“最後の壁”
物流現場では、人手不足の深刻化を背景に入荷や保管・搬送、仕分けなどの工程で自動化投資が加速しています。
一方で、出荷前の最終ピッキング工程は、多品種・高混載の商品を扱う必要がありSKU数が頻繁に変わることから、商品ごとにデータ登録やCAD準備が必要となり運用負荷が大きいため、人手に頼らざるを得ないケースが多く残っていました。
■ 課題の解決|「見て、すぐにピックする」汎用自動化
アイオイ・システムは、ロボットアームの「目」と「脳」を担う Eureka AI ビジョンシステム を採用することで、あらゆる製品・商品を“見て”ピッキングできる汎用自動ピッキング装置を開発しました。ワークの事前登録やCADデータに依存せず、現場に流れてくる実物をそのまま認識してピッキングできるため、多品種・高混載環境においても実運用に耐える自動化を実現しています。
■ システムのしくみ|マスターレスピッキング方式を採用
本システムは、アーム型ロボットに、Eureka 3DカメラとEureka コントローラで構成されるEureka AI ビジョンシステムを接続して構築されています。
Eureka 3Dカメラが製品・商品を撮像すると、Eureka コントローラがリアルタイムで3D点群データを生成します。この取得データに対し、Eureka独自の AIとアルゴリズムがワークの高速3Dデータ生成、把持可能なワークの検出、最適な把持位置の推定、ロボット姿勢(6DoF)の算出といった処理を自動で実行しロボットに伝達します。これにより、ロボットアームがワークをピックし、所定の位置へ配置します。
特筆すべきは、CADデータやワークの事前登録を必要としないマスターレスピッキング方式を採用している点です。従来の物流向けロボットピッキングにおける課題であったモデル登録、CADデータの準備、SKU追加時の再設定が不要となり、現場に流れてくる実物をそのまま3Dで認識するため、多品種・高混載環境においても柔軟な運用が可能です。
これにより、e-コマース倉庫など商品点数が多く入れ替わりの激しい現場においても、システム停止や再設定を最小限に抑えた連続稼働を実現します。
■ なぜEureka|物流現場にフィットするAIビジョン
アイオイ・システムがEureka AI ビジョンシステムを採用した理由は、物流現場の実態に即した以下の特長にあります。
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CAD不要・データ登録不要のピッキングが可能
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学習不要のため、セットアップから運用までシンプル
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マスターレスモデルによる安定した物体検出
SKUの入れ替わりが激しい現場でも、止めずに使い続けられる自動化を実現します。
■ アイオイ・システムのコメント
アイオイ・システム システムソリューション部 企画課 マネージャの御園 哲郎氏は次のように述べています。
「物流の自動化は、一部の工程だけを改善しても現場の根本的な課題解決にはならず、入荷から出荷まですべての工程がスムーズに連携して初めて本当の価値が生まれます。これまで出荷前の『最終ピッキング』は人の手に頼らざるを得ず自動化における最後の壁とされてきましたが、今回、Eureka AI ビジョンシステムを採用したことで、この最後のピースが埋まりました。これにより当社は、物流工程の最初から最後までを一貫して自動化するご提案が可能になります。今後は実証実験を重ねながら現場での課題解決を進め、人手不足に悩むお客様へ、真にメリットを実感いただけるソリューションの提供を目指してまいります」
■ Eureka Roboticsのコメント
エウレカロボティックス株式会社 マネージングディレクタの石丸 広典は次のように述べています。
「マスターレスピッキングは、無数のSKUを扱う物流業界において大いに価値を発揮できる技術だと考えてきましたが、ピッキングセル単体のソリューションとして提案しても、物流現場では前後工程との接続が不可欠であり、採用に至るまでにハードルが多いという課題も感じていました。
物流工程の上流から下流まで豊富な実績を持つアイオイ・システムと協業することで、Eurekaの技術を物流工程全体の中に組み込んだ形で提供できるようになり大きな喜びを感じています。 本取り組みを通じて、人手不足に直面する物流業界における実用的な自動化に、より一層貢献していきたいと考えています」
*WMS : Warehouse Management System 倉庫管理システム
倉庫内の業務を一元的に管理・最適化するための期間システム。主に入出庫管理、在庫管理、ピッキング・仕分け指示、作業進捗・実績管理、他システムとの連携 を担う。
■アイオイ・システムについて
アイオイ・システムは、「革新的なアイデアで世界を驚かせ、未来をデザインする」というビジョンのもと物流、製造DXを支援する製品を全世界に供給しています。デジタルピッキングシステムのパイオニアとして 世界73ヵ国へ展開、デジタルピッキング シェアNo.1※ の導入実績を誇ります。
※ 富士経済「2024年版 次世代物流ビジネス・システムの実態と将来展望」
デジタルピッキングシステム 2023年実績 国内市場 数量ベース
会社名: 株式会社アイオイ・システム
所在地: 東京都品川区南大井6丁目22-7 大森ベルポートE館9階
代表者: 代表取締役社長 吉野 豊
事業内容: 物流、製造関連システムやマテハン設備に関するコンサルティング
物流、製造関連システム機器の設計、開発、製造、販売、設置工事
パッケージソフトウェアや物流管理ソフトウェアの開発、販売
物流、製造関連システム機器及びソフトのメンテナンス
ウェブサイト:
株式会社アイオイ・システムはTOPPANホールディングス株式会社のグループ会社です。
■Eureka Roboticsについて
Eureka Roboticsは、最先端のAIビジョン技術を核に、自動車、エレクトロニクス、航空宇宙分野における高精度なピッキング、組立、検査など、従来は自動化が困難だった工程の自動化を実現しています。
本社をシンガポールに置き、米国・日本・ベトナムで事業を展開する同社は、AI研究、ロボット工学、製品開発における国際的な専門性を結集。革新的なソリューションを通じて、世界の製造業の生産性向上と競争力強化に貢献しています。
会社名: Eureka Robotics
代表: CEO ファム・クアン・クオン
日本支社: エウレカロボティックス株式会社
代表: マネージングディレクタ 石丸 広典
日本支社所在地: 東京都江東区新木場1-17-8 三井リンクラボ新木場2-330
事業内容: AIビジョンシステムの開発、販売
ウェブサイト: https://eurekarobotics.com/ja
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