【KAISO BANK】実証フィールドにおける移植後の育成状況を公開-海藻の着生・生長を確認-
KAISO BANK は、実証フィールドにおける移植後の育成状況を公開しました。海藻種苗を取り付けた海藻カートリッジは、漁港内の育成施設において数週間から数ヶ月間の中間育成を行い、移植に適したサイズまで生長させた後、周辺海域に設置した基盤ブロック等へ移植しています。移植後のモニタリングでは、多くの個体が基盤にしっかりと活着し、順調に生育していることを確認しました。

北海道神恵内漁港(赤石地区)
ウニ類の食害抑止効果を有する背の高い柱状礁とウニフェンスを併用し、藻場を維持しています。




山形県小波渡漁港
プレート状の基盤ブロックにロープを張り、海藻カートリッジを移植しました。今後、繁茂したアカモクから胞子が拡散し、基盤ブロック上での藻場形成が期待できます。


岩手県只出漁港
ウニ類の食害抑止効果を有する背の高い柱状礁とウニ除去により、藻場を維持しています。


大分県保戸島漁港
移植したクロメのほか、自然入植したアカモクやノコギリモクの着生を確認しました。今後は魚類の食害対策を追加実施し、持続可能な藻場の形成を目指します。


長崎県豊漁港
仕切網内には移植したアカモクやクロメのほか、自然入植したアオワカメ等の生育を確認しました。今後は基盤ブロックを追加して造成面積を拡大する予定です。


各実証フィールドでは、移植した海藻だけでなく、基盤ブロック上に自然入植した海藻の着生・生長も確認されており、多様な藻場形成の可能性が示されています。現在、これまでの生育状況を踏まえ、各地域の環境条件に応じた生育特性や課題の分析を進めております。今後も、移植後の継続的な評価・分析を通じて、KAISO BANK システム「つくる」「育てる」「増やす」「測る」の有効性を検証するとともに、基礎技術の高度化と社会実装・普及に取り組んでまいります。
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KAISO BANK について
ブルーカーボンを推進するために、漁港を利活用して大量かつ安定的に海藻を育成し、海藻移植用カートリッジと海藻育成用基盤ブロックを用いて周辺海域へ効率的に移植することにより、広域な藻場の保全と回復を実現する海藻供給システム(海藻バンク)を構築します。気候変動などのリスクに対して柔軟に適応した相互補完可能な全国の種苗供給ネットワークを活用して、種苗の生産からJブルークレジットⓇの申請までワンストップサービスの開発・構築・普及を目指し、カーボンニュートラルの実現とネイチャーポジティブを推進します。
KAISO BANK は、NEDO( 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業である食料・農林水産業の CO2 等削減・吸収技術の開発「漁港を利活用した海藻バンクによるブルーカーボン生態系拡大プロジェクト」を実施しています。
システムフロー

実施体制
実証フィールド関係者と海藻バンク推進会を設立し、地元ニーズを踏まえながら取り組んでいます。

特徴
KAISO BANK コンソーシアムとして包括的に対応可能であるため、種苗生産からJ ブルークレジットⓇ
申請までワンストップサービスを開発・構築し、普及を目指します。

KAISO BANK
・Web サイト:https://kaisobank.jp/
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