低エネルギー環境下における核変換メカニズム解明に向けた基礎研究を公表
— 物質利用を視野に入れた挑戦的取り組み —
エクボ株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:清水美裕)は、低エネルギー環境下における核変換メカニズム解明に向けた基礎研究の取り組みを公表しました。
本研究は、核融合装置の公開特許(特開平03-006491)を出願した高橋昭男氏(故人)より研究テーマを託されたことを契機に、宇宙での元素の多様性を探る意義深い研究と捉え、「物質としての利用可能性」に主眼を置き、元素変換の可能性を検証しています。

■ 本基礎研究の背景
核反応は通常、高温・高エネルギー条件下で発生する現象 として理解されています。一方、固体内部などの低エネルギー環境における反応の可能性についても、一部の研究領域で長年にわたり議論が続けられてきました。これらの低エネルギー核反応(LENR: Low-Energy Nuclear Reaction)研究は、主として発熱やエネルギー生成の観点から検討されています。
このように、核反応は エネルギー視点が中心ですが、物質変換の視点も理論的には存在します。近年、レアメタルをはじめとする、重要鉱物資源の安定確保が経済安全保障上の重要課題となる中、自律的な重要鉱物資源の供給体制が求められています。
エクボグループでは、重要鉱物資源の安定確保の視点で、エネルギー生成ではなく「物質としての利用可能性」に着目し、低エネルギー環境下における元素変換の可能性を基礎研究として検証しています。
■ 元素変換 着想の原点
本研究の着想は、前出の高橋昭男氏(故人)が提示した理論的枠組みに由来します。
(参考資料に示す 高橋氏 国際特許出願 に詳述)
即ち、同一の質量数(M)を共有する核種のうち、不安定核種(A)と、それに隣接する原子番号を持つ安定核種(B)との関係に着目し、
質量数が同じで、一方が不安定で、隣接する原子番号側に安定核種が存在する場合、
その核種配置の非対称性が特定条件下でのAからBへの転換挙動に影響を与える
可能性がある。
という理論的視点です。 具体例として、質量数40における元素関係があります。
カリウム40(K-40)は、自然界では約0.01%存在する放射性同位体(A)。
隣接のカルシウム40(Ca-40)は、自然存在比約97%を占める安定同位体(B)。
このような「不安定核種A」と「隣接する安定核種B」の関係が、転換挙動と関連する可能性があるとしました。

エクボグループでは、これは既存の高温核融合や核分裂とは異なる視点に立ち、核種の安定性の差異に着目した転換可能性を示唆する理論的着想と捉えています。
(詳細は 参考資料1:高橋氏 特許概要 をご覧ください)
■ 検証中の実験例
エクボグループでは、上記の 着想の原点 を出発点の一つとし、低エネルギー環境下における元素変換現象の有無およびその成立条件について、実験的検証を進めています。
(詳細は 参考資料2:実験概要 をご覧ください)
1.実験装置バリエーション

2.被験物質
・カリウム化合物の溶液(+触媒物質)
3.検証中の検出元素
・Ca、Ti、S、Cl、Zn など
■ 研究の方向性と今後の取り組み
エクボグループは、低エネルギー環境下における物質変換現象の発現条件を体系的に探索することを研究の方向性としています。特定の成果を前提とするのではなく、実験的事実に基づき、反応の有無およびその成立条件を慎重に検証していきます。
今後は、同様の課題に取り組む企業や研究者との情報交換を進め、計測技術や分析手法の高度化、再現性の確保に向けた連携を模索します。
本研究は、長期的視野に立ち、資源課題の新たな可能性を探る基礎研究として継続していきます。
■ 本技術に関する参考情報
高橋 昭男(故人)関連情報
公開特許公報 特開平03-006491 核融合装置 (発明者 高橋 昭男) ⇒ link
国際特許出願 PCT/JP1994/000259 ATOMIC CONVERTER
(発明者 TAKAHASHI, Akio) ⇒ link
参考資料1:高橋氏 特許概要
d171156-6-94c15656e8c9f4f075c71d63cbfc2885.pdf参考資料2:実験概要
d171156-6-3493b2ba48d71111adc5b141a631bd24.pdfエクボ について
海王星の外側の軌道にある 星屑 が集まったベルト状の天体 エッジワース・カイパー・
ベルト・オブジェクト(Edgeworth-Kuiper Belt Object)が由来。
会社概要
会社名:エクボ株式会社(EQBO Inc.)
代表者:代表取締役 清水 美裕
所在地:〒243-0021 神奈川県厚木市岡田3050 厚木アクストメインタワー6F
設立:2000年5月
事業内容:高周波・電磁応用技術、電子計測装置、電位制御・静電シールド技術の研究開発
および製品化。
URL:https://eqbo.jp
お問い合わせ先
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URL:https://eqbo.jp/press-contact/
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