愛媛県今治市が画像AI改変検出サービス「EJIS LENS」を導入
〜画像コンテンツの共有とチェックフローの可視化・ガバナンス強化を実現〜

株式会社レクリエ(本社:広島県広島市、代表取締役:檜垣嘉孝)が開発・提供する、画像AI改変検出サービス「EJIS LENS(イージス・レンズ)」が、愛媛県今治市に導入されたことをお知らせいたします。
EJIS LENS は、AIによる画像生成・改変、無断転載、出所不明素材の混入といった、近年急速に深刻化する“画像リスク”に対応するために開発された、クラウド型の画像検証プラットフォームです。
AI改変検知(フォレンジック解析)、Web上の類似・同一画像検索、著作権侵害リスク試算をワンストップで実行し、「その画像を本当に使って良いのか」を、現場レベルで即座に判断できる環境を提供します。
本契約により、今治市は、市役所内の庁内各部署へ「EJIS LENS」の利用アカウントを展開。Webブラウザ経由で複数の高度なAIアルゴリズムを統合した画像解析システムを活用し、庁内における画像コンテンツの安全な一元管理と、確実なチェックフローの体制を構築いたします。
■今治市における「EJIS LENS」導入の3つの目的

1. 画像コンテンツの権利侵害を事前予防
庁内で扱う各種画像や動画ファイルに対し、公開・使用前に複数のAI解析(ELA、周波数、GANアーティファクト、メタデータ解析等)をかけることで、第三者の著作権やプライバシー、不自然な改変などのデジタルリスクを事前に検知・予防します。
2. 画像コンテンツの庁内共有と一元管理
全部署にアカウントを付与することで、これまで各課で個別管理されていた画像コンテンツやその解析結果を庁内でスムーズに共有し、行政における情報資産のシームレスな活用を図ります。
3. チェックフローの可視化と監査ログによる承認管理
誰が、いつ、どの画像をチェックしたのか、システム上に監査ログを残すことで、コンテンツの確認・承認プロセスを完全に可視化。厳格かつ透明性の高い組織的なガバナンス体制を確立します。
■ 提供サービスの概要及び主要な解析手法
「EJIS LENS」は、アップロードされたメディアファイルに対して、目視では判別が難しい改変の痕跡を多角的に解析し、そのスコアやレポートを提示するSaaS(ASP)形式の画像検証プラットフォームです。

■ AI改変・生成検知(フォレンジック解析)
独自に構成した9つの解析モジュールにより、多角的に画像の真正性を分析します。
AI生成・合成・改変の可能性をスコア化し、「幾何学的構造の偏り」「写真的整合性」など、判定根拠を自然言語でレポート出力します。
担当者個人の感覚ではなく、組織として説明可能な判断を支援します。
■ Web類似・同一画像検索
インターネット上から類似・同一画像を高速検索。
無断転載リスクや、出所不明画像の検出を支援します。
また、自社サイトや契約済みストックフォトサイトをホワイトリスト登録することで、本当に確認が必要な対象だけに集中できる運用も可能です。
さらに、PDF・PowerPoint 内に含まれる画像も自動抽出して解析可能なため、営業資料・研修資料・提案書・広報資料など、組織内に大量に存在する非構造コンテンツも包括的に検査できます。
これにより、「知らないうちに無断利用素材が含まれていた」というリスクの低減を支援します。
■ 著作権侵害リスク試算
画像利用用途や推定リーチ数をもとに、著作権法114条を参考にした潜在リスク試算を自動生成。
法務・コンプライアンス部門や弁護士相談時の事前整理資料として活用できます。
■ チーム運用・証跡管理
解析履歴・承認フロー・判断ログをクラウド上に自動保存。
「いつ・誰が・どのように確認したか」を組織として保持し、監査・情報公開請求・コンプライアンス対応にも活用可能です。
■今治市役所秘書広報課 課長コメント
今治市では、SNSや広報紙など多岐にわたる情報発信を担う中で、画像・コンテンツにかかる著作権侵害やAI改変へのリスク対応が、広報活動における重要な課題と認識していました。EJIS LENSは、画像データの一元管理から外部発信までの承認フローを一体的に備え、リスク管理と業務効率化を同時に実現できる点で、自治体広報のニーズに応えるシステムだと考えています。担当者が承認した画像のみを発信できる仕組みにより、情報の信頼性と発信品質を継続的に高めていけると期待しています。今後は今治市の広報現場ならではの知見を活かしながら、ともにより良い情報発信の形を作り上げていきたいと思います。
■株式会社レクリエについて
株式会社レクリエは、インターネット上における画像・動画コンテンツの解析を通じて、企業のブランドやクリエイティブ資産を守るための技術開発を行う企業です。
近年、生成AIや画像編集技術の進化により、コンテンツの無断利用・改変・類似表現の増加といった課題が顕在化しています。一方で、それらを網羅的かつ実務的に把握する手段は十分に整備されていません。
当社はこの課題に対し、
・画像の構造的・意味的類似性の解析
・フェイクコンテンツの検出
・インターネット上での拡散状況の可視化
といった技術領域を統合し、「何がどのように使われているのか」を定量的に把握できる仕組みの構築に取り組んでいます。
また、単なる検出ツールにとどまらず、企業が適切な判断を行うための“Evidence(証拠)・Judgment(判断)・Intelligence(状況把握)”という3つの要素を備えたSystem(技術基盤)の確立を目指します。今後はこれをEJIS(イージス)と称し、一連のソリューション体系として構築します。

レクリエは、技術と実務の両面から、企業の意思決定とブランド保護を支えるプロダクトの開発を推進してまいります。
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