【認知症月間・取材のご案内】特養の入所者が、能楽師と「高砂」を謡う 能の謡を取り入れた高齢者向け参加型プログラムを9/27(日)に実施
重要無形文化財(能楽)総合認定保持者の能楽師が参加 能装束や小鼓に触れる体験も マザアス東久留米(東京都東久留米市)にて
クルヴァ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:石渡 文隆)は、能楽の「謡(うたい)」を取り入れた高齢者向け参加型プログラム「Rebootia 謡活(リブ-ティアようかつ)」を、2026年9月27日(日)13時から、特別養護老人ホーム「マザアス東久留米」(東京都東久留米市)で実施します。
9月は、認知症基本法で定められた「認知症月間」です。同法では、認知症になっても本人の意思が尊重され、社会のさまざまな活動に参加できることが基本理念の一つとされています。
「謡活」も、高齢者が能楽を鑑賞するだけでなく、参加者自身が声を出して謡うことを基本としています。当日は、能楽師と入居者の皆さんが一緒に「高砂」を謡うほか、能装束や小鼓など、日本の伝統芸能に直接触れる体験も予定しています。

「謡活」について:能の謡を高齢者向けプログラムに
「謡活」は、能の声楽部分である「謡」を取り入れた高齢者向けの参加型プログラムです。能楽師の指導のもと、参加者自身が声を出して謡います。
謡は、座ったままでも参加でき、姿勢や呼吸を意識しながら声を出すのが特徴です。能楽師の声を一節ずつまね、最後には全員で声を合わせます。
当日は、古くから結婚式などの祝席でも親しまれてきた「高砂」を謡います。
※本プログラムは医療行為ではなく、「謡」による医学的な機能改善効果を示すものではありません。
過去の実施回では、参加者から家族や若い頃の記憶が続々と
今回の実施に先立ち、今年8月に東京都江東区の介護老人保健施設「メディケアイースト」で謡活を実施しました。
約70人が参加し、能楽師とともに声を出して謡った参加者から、次のような言葉が聞かれました。
「昔、能楽堂で見ていた頃を思い出した」
「父が自分の結婚式で『高砂』を謡ってくれた。いつか一緒に、こうして謡いたかった」
当日同席した言語聴覚士からは、普段の発声プログラムとは異なる声の出し方が見られたとのコメントが寄せられました。声量や姿勢にも普段とは異なる様子が見られました。


9月27日(日)実施内容
当日は、能楽師による実演に加え、入居者の皆さんも実際に声を出して「高砂」を謡います。
能装束や小鼓など、日本の伝統芸能に直接触れる機会も設けます。車椅子でも着用できる能『羽衣』の装束を身につける体験も予定しています。
過去の実施回では、謡をきっかけに家族や若い頃の記憶を語る参加者が見られました。今回も、参加者がどのように謡に向き合い、どのような表情や言葉が生まれるのか、その場での自然な反応を大切にしながら実施します。
※参加者の体調等により当日の内容を変更する場合があります。
実施概要
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日時:2026年9月27日(日)13時から約1時間 (報道受付:12時45分)
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会場:特別養護老人ホーム マザアス東久留米(東久留米市氷川台2-5-7 東久留米駅から徒歩12分)
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内容:能楽師による実演/参加者による「高砂」の謡体験/能装束「羽衣」の着装体験/小鼓など能楽文化に触れる体験 ほか
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主催・企画:クルヴァ株式会社
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Rebootia 謡活について https://curva-rebootia.com/
取材お申し込み
ご取材をご希望の方は、下記までお問い合わせください。(申込締切:2026年9月18日(金))
クルヴァ株式会社 代表 石渡 文隆
TEL:080-6248-3699 E-mail:info@curva-rebootia.jp
※メールの場合は、本文に①貴社名・媒体名、②ご担当者名、③ご連絡先(電話番号/メールアドレス)をご記載ください。
参考資料 「謡活」について
監修者 石田信彦氏(医学博士・医療法人社団和風会 理事長)コメント
高齢者医療・介護では、身体機能だけでなく、その人の「活動」や「参加」、生きがいや社会とのつながりを含めて生活全体を捉えることが重要です。
「謡活」は、医療行為やリハビリテーションに代わるものではなく、現時点で特定の医学的効果を示すものでもありません。一方で、文化をきっかけに高齢者が声を出し、記憶を呼び起こし、自身の経験や思いを語る機会をつくることは、既存の医療・介護を補完する取り組みとして興味深いと考えています。
高齢者を単にケアを受ける人としてではなく、自らの経験や記憶を周囲に伝える人として捉える点も重要です。こうした取り組みが、高齢者の自己表現や社会とのつながりにどのような可能性を持つのか、今後の実践を通じて検証していく意義があると考えています。
出演者プロフィール
古室知也(こむろ・ともや)
観世流シテ方能楽師。1971年、千葉県市川市生まれ。1992年、梅若万三郎家に入門。三世梅若万三郎に師事する。2000年、能「経正」で初シテ。重要無形文化財(能楽)総合認定保持者。子ども向け教室など、能楽の普及にも取り組む。

鳥山直也(とりやま・なおや)
小鼓方観世流能楽師。1971年、愛知県豊田市生まれ。国立能楽堂三役養成研修を修了。観世豊純、観世新九郎に師事する。国内外の舞台に出演。能楽講座や体験教室にも力を注ぐ。重要無形文化財(能楽)総合認定保持者。

事業への思い:高齢者を「ケアを受ける人」だけで終わらせない(クルヴァ㈱ 代表取締役 石渡文隆)
私がRebootiaを構想した原点には、認知症の母との経験があります。母は前橋の呉服店を営む家に生まれ、装うことを楽しんできました。認知症になっても、歩んできた人生があります。好きなことがあります。表現したい思いがあります。
病名や要介護度だけで、その人を捉えたくない。高齢者を、一人の表現者として捉えたい。その人の言葉や人生を、もう一度社会へつなぎたい。「謡活」は、その思いを形にする取り組みです。
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