中高生の音読学習が開発途上国支援へ!国際教育の新たなカタチ「360米粒アクション」実施
生徒たち683,877分の音読が開発途上国の子どもたちの食事1,900食分に
コトバンク株式会社(代表取締役:小泉純、本社:東京都渋谷区)は、英語音読クラウド「リピートーク」を活用し、中高の生徒たちとともにグローバル教育の一環として「360米粒アクション」を実施したことをお知らせいたします。
この取り組みは、リピートークを導入した全国の私立中高にて、新たな英語学習プログラムとして初開催されました。その結果、生徒たちの音読学習の成果として、その取組時間が1,900食分(※1)の給食に換算され、NPO法人「TABLE FOR TWO International」を通じて開発途上国の子どもたちへ届けられます。
※1)学習時間ならびに食数は、端数切り上げで換算しております。
開催背景
日々の英語学習を通じたソーシャル・エンゲージメントを実現
音読学習は、英語の4技能を高める重要なトレーニング方法です。
音読のモチベーションやエンゲージメントの維持・向上を図るにあたり、学習目的や学習成果を実感しやすくすることが有効であると考えられました。
そこで本プログラムでは、生徒たちに自身の英語学習が社会貢献につながることを実感し、世界の課題に対する意識を高める体験を提供することを目指しました。
「360米粒アクション」とは
「360米粒アクション」は、ユーザーが「リピートーク」で行った音読学習時間に応じて寄付が行われるプログラムです。参加者の学習時間が360分に達するごとに、米10,080粒(※2)相当の給食が寄付されます。本活動は、教育支援とSDGsの実現(目標2:飢餓をゼロに)を目指すコトバンクの社会貢献活動の一環として実施されました。
また、同プログラムでは、個人の学習時間を合算し、学校やチーム単位で成果を可視化する形で、多くのユーザーが楽しみながら社会貢献に参加できるよう工夫いたしました。
※2) 日本の食卓で親しまれる「お米」に焦点をあて、1食分相当のおおよそのカロリー目安として「米粒数」を換算いたしました。実際に必要とされるカロリーや栄養バランスは、各国・地域により異なります。本プロジェクトにより、各国・各地域に即した暖かく栄養バランスのとれた給食を寄付いたします。
参加校一覧
本プログラムには、17校が参加しました(あいうえお順)。
市川学園市川中学校・高等学校
栄光学園中学高等学校
鎌倉女学院中学校高等学校
共立女子中学高等学校
金蘭千里中学校・高等学校
サレジオ学院中学校高等学校
十文字中学・高等学校
純真高等学校
頌栄女子学院 中学校・高等学校
湘南学園中学校高等学校
日本大学第二高等学校
明治大学付属中野中学校・高等学校
富士見丘中学高等学校
森村学園中等部・高等部
その他3校が参加しました。
本プログラム実施の流れ
本プログラムの進行は以下の通りです:
・2024年夏:参加決定
クラス単位で本プログラムに申し込みいただきました。
・2024年秋~冬:チャレンジ期間
2学期(〜2024年12月10日)を期間として、生徒たちは英語音読の学習に取り組みました。
・2024年12月〜:結果発表・寄付
学習成果を集計し、NPO法人「TABLE FOR TWO International」を通じて給食を寄付し、参加校にその成果を報告しました。
TABLE FOR TWO Internationalとは
TABLE FOR TWO Internationalは、「世界の食の不均衡を解消する」をミッションに掲げ、開発途上国の子どもたちに安全で栄養価の高い給食を届ける活動を行う特定非営利活動法人です。
公式サイトはこちら:https://jp.tablefor2.org
本プログラム関係者コメント
参加校様より
「災害や紛争等により、国際貢献の重要性が増しています。毎日の学習が開発途上国の子どもの食事に直結するという試みは、遠い国の出来事を、身近に感じる大きなきっかけになるでしょう。これを契機として、生徒達が英語学習を国際貢献につなげて考えるようになることを期待しています。」(市川学園市川中学校・高等学校)
「生徒たちの日々の学びは行動に活かされ、今も未来も社会をより良く変えているはずです。しかし忙しい日常では、その事実に気づきにくい。「360米粒アクション」では、自分たちの学びが世界貢献に直結していることを実感する、貴重な体験ができました。このような気づきを与えていただけたことに、心から感謝しています。」(鎌倉女学院中学校高等学校)
「生徒たちの取り組みが自分たちのためだけではなく、実際に発展途上国の子どもたちの糧となることに大変感銘を受け参加いたしました。同じレッスンを何回も練習してくれる生徒もいて、途上国支援に前向きな様子が伺えて良い機会となりました。」(共立女子中学高等学校)
「本校の教育の柱は「生徒たちにグローバルな視野をもって、声なき声に耳を傾け手を差し伸べる人になってほしい」という願いです。つい語学としてだけ意識されがちな日々の英語学習が、こういった形で途上国のこどもたちの支えとなる経験をできたことは、彼らのより豊かな学習観また人生観を育んでゆく糧となるはずです。心より深く感謝申し上げます。」(サレジオ学院中学校高等学校)
「学びが社会貢献につながることの教育的効果は想像を大きく超えるものでした。探究の学校として日頃から授業ではリアリティーを感じられるように工夫していますが、こぞって音読をする姿に本プロジェクトが最高のエンゲージメントになっていることを実感しました。この期間での音読効果は特に高く、3ヶ月で速読力が1.3倍となりました。360米粒アクションの絶大な威力に感動しています。
ご参考:https://junshin-hs.ed.jp/english-team/archives/6152 」(純真高等学校)
「小さなことでも地道に繰り返せば、大きな力になる。生徒自身の英語学習のためにも、よりよい世界を実現するためにも、このプロジェクトは前向きな未来を生み出していると思います。」(日本大学第二高等学校)
「毎日の学びは、自分自身のキャリア設計のためではなく、よりよい社会のあり方を模索する土台作りの場だと生徒たちが考えを改める契機になりました。持続可能な社会の実現に向けて、自らができることを増やし、そして、発信する力を高められるように、生徒たちがますます学びに打ち込んでいくことを切に願っています。」(富士見丘中学高等学校)
NPO法人 TABLE FOR TWO International様より
「多くの生徒の皆様が日々の英語学習を通じて社会貢献活動にご参加くださったことを、心より嬉しく思います。一人ひとりの努力によって開発途上国に温かい学校給食が届けられるだけでなく、子どもたちの学習の機会や未来の希望も支える大きな力にもなります。今回の取り組みにご参加された生徒の皆様にとっても、世界の課題に目を向け、次世代を担うグローバルな視点を育むきっかけとなることを願っています。」
コトバンク株式会社代表取締役小泉純より
「360米粒アクションは、教育と社会貢献を融合させたユニークな試みです。生徒たちは学びの中で社会に良い影響を与える喜びを実感し、これからの世界を支える力を育むことを目的としています。なお、取り組みの一部では、「まなび、デジタル、SDGsプロジェクト(運営元:フラックワークス株式会社)」にご協力いただきました。誠にありがとうございました。」
コトバンク株式会社について
コトバンク株式会社は、「教育に、最高の道具を」をビジョンとして掲げ、教育を通じて「人々の可能性を最大化する」ことをミッションに、教育者を支援するためのサービス・システム開発などを行うEdTechカンパニーです。
事業内容
・音読指導アプリ「リピートーク」の企画・開発・提供
・校務DXサービス「KOOM時間割クラウド」の企画・開発・提供
・国際教育の今とこれからがわかるメディア「国際教育ナビ」の運営
会社名:コトバンク株式会社 COTOBANK INC.
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-15-12 301
代表取締役:小泉 純
設立年月:2008年8月
資本金:40,050,000円
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