諏訪市で開催された水難救助訓練にて、リアルタイム情報配信システムと連携したドローン/スマートフォンを活用し、救助活動の状況把握や情報共有の効率化支援を行いました。

EDAC

 一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(所在地:東京都千代田区、理事長:稲田 悠樹、以下 EDAC[イーダック])は、2019年7月22日(月)に長野県下諏訪町赤砂崎公園および諏訪湖上にて、諏訪広域消防本部および諏訪湖安全対策警察連絡協議会が主催した『諏訪湖安全対策警察連絡協議会合同水難救助訓練』への実施協力を行いました。

リアルタイム映像配信システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」の閲覧画面1 ドローン2機とスマートフォン1台を接続。リアルタイムで映像や位置情報、移動経路等の情報が配信されてくる。リアルタイム映像配信システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」の閲覧画面1 ドローン2機とスマートフォン1台を接続。リアルタイムで映像や位置情報、移動経路等の情報が配信されてくる。


 水難救助訓練では、小型船舶同士の衝突事故が発生し、船舶から人が投げ出されたという想定で訓練が行われました。この訓練でEDACは、地元のNPO法人 諏訪広域ドローン協力会と連携して、空からの要救助者の捜索および活動状況把握の支援を行いました。救助活動の支援には、リアルタイムでの情報配信を可能にするHec-Eye(ヘックアイ)と連携したドローンおよびスマートフォンを用いて、上空と湖上のそれぞれから取得されてくるリアルタイム情報を消防本部へ共有しました。
 これまでの湖上で発生した事故への対応では、湖の外で活動している救助隊からは現場の状況を目視しづらく、ボードで救助に向かっている救急隊との無線連絡によりやり取りのみでしか状況を確認できないという課題がありました。
 今回の訓練では、これまでのドローン単体での状況把握に加え、リアルタイム情報配信システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」を活用することで、救助隊へのリアルタイム情報(映像や位置情報等)の共有を可能にしました。目まぐるしく変化する現場状況に対して柔軟に対応していく上で、リアルタイム情報配信システムの活用が有効的であることを確認いただけました。

リアルタイム映像配信システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」の閲覧画面2 スマートフォンで撮影されたボートで救助に向かった救助隊の活動の様子(画面左側)とドローンで空撮した俯瞰映像(画面右側)をHec-Eyeの閲覧画面で確認し、リアルタイムで状況を把握。リアルタイム映像配信システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」の閲覧画面2 スマートフォンで撮影されたボートで救助に向かった救助隊の活動の様子(画面左側)とドローンで空撮した俯瞰映像(画面右側)をHec-Eyeの閲覧画面で確認し、リアルタイムで状況を把握。

 また同日午後に、諏訪合同庁舎にて、スカイシープロジェクト合同会社(所在地:長野県諏訪市、代表:横山 真・西澤 重則、以下 スカイシープロジェクト)・株式会社リアルグローブ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:大畑 貴弘、以下 リアルグローブ)主催、EDAC協力によるドローンやスマートフォンからのリアルタイム映像配信を可能にするシステム「Hec-Eye(ヘックアイ)」の自治体業務での活用に関して、実例に基づくセミナーを実施しました。
 本セミナーでは、EDAC理事長の稲田悠樹が講師を務め、「Hec-Eye(ヘックアイ)」と連携したドローンやスマートフォン活用による有事/平時における自治体の業務効率改善の可能性について、熊本県南小国町における取組事例の紹介を交え、不法投棄対策業務や鳥獣害対策業務の簡素化、災害発生時の空と陸からの取得情報の一元管理等での活用事例について解説を行いました。
 セミナーに参加した方からは、ドローンおよびHec-Eyeは災害時の現地調査に役に立つと感じた、有事活用において有効的であると感じた等の感想がありました。また、水難救助訓練でHec-Eyeの有用性が確認できたので、こういったシステムの導入を積極的に検討していきたい、というお声も頂きました。

ドローンおよびHec-Eyeの、平時・有事両方の活用方法についてセミナーを実施ドローンおよびHec-Eyeの、平時・有事両方の活用方法についてセミナーを実施

モニターでHec-Eyeにより配信されてくるドローンおよびスマートフォンのリアルタイム映像で状況を確認モニターでHec-Eyeにより配信されてくるドローンおよびスマートフォンのリアルタイム映像で状況を確認

水難救助訓練の様子水難救助訓練の様子

 今後も先端技術の活用等を推進していくため、Hec-Eyeを活用した模擬訓練やセミナーを、自治体と連携して各地で実施していく予定です。


【お問い合わせ先】
EDAC会員のお申し込みやセミナー開催等のご相談は、以下の窓口までお気軽にお問合せください。
■EDAC事務局
担当:丸亀(まるがめ)
電話 : 03-5413-7398
メール: info@edac.jp
 

【Hec-Eyeについて】
「Hec-Eye」はリアルグローブが、EDAC監修のもと開発した、ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォームで、総務省の「平成27年度補正予算IoTサービス創出支援事業」の採択案件を通じて構築されたリファレンスモデル(成果物)を核として開発されたサービスです。救急医療・災害対応分野での活動支援や業務効率化を目的として開発され、現在は鳥獣害対策や観光分野等も含めたより広い分野で活用されています。

「Best of Japan Drone Award 2019」では、ソフトウェア部門の最優秀賞に選出されました。


Hec-Eyeに関するご相談や導入のお問合せは、以下の窓口までお願い致します。
株式会社リアルグローブ 広報窓口 | 電話:03-6380-9372 / メール:pr@realglobe.jp
 

【スカイシープロジェクト合同会社について】
社名                     :スカイシープロジェクト合同会社
所在地                  :〒392-0022
          長野県諏訪市高島3丁目 1201-418
代表                     :西澤 重則
          横山 真
URL                     :https://skyseaproject.co.jp/ 

【リアルグローブについて】
社名       :株式会社リアルグローブ
本社所在地    :〒101-0061
          東京都千代田区神田三崎町2-20-4 八木ビル201号
代表取締役社長  :大畑 貴弘
URL       :https://realglobe.jp/

【EDACについて】
団体名      :一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等
          自動支援システム活用推進協議会(通称:EDAC)
所在地      :〒101-0061
          東京都千代田区神田三崎町2-20-4 八木ビル201号 EDAC窓口
代表者      :稲田 悠樹
URL       :https://www.edac.jp/

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会社概要

URL
https://www.edac.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区神田三崎町2-20-4 八木ビル201号 EDAC窓口
電話番号
03-5413-7398
代表者名
稲田 悠樹
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年02月