ハイクワークスProに「生成AIモードβ」を追加
従来AIでは判別が難しかった動物も、種名候補と判定理由をわかりやすく提示
株式会社ハイク(本社:北海道旭川市、以下「ハイク」)が開発するAI画像解析クラウド「HykeWorks(ハイクワークス)」は、生成AIを活用して撮影画像から動物の種を推定する新機能「生成AIモードβ」を、8月5日よりProライセンス向けに提供開始します。
ハイクワークスではこれまでも画像認識AIにより、クマ・シカ・イノシシなど国内の主要な野生動物を自動判定し、対象種が撮影された際の通知や画像整理を支援してきました。
今回追加する「生成AIモードβ」は、画像に写った動物の外見的特徴を生成AIが総合的に読み取り、種名候補に加えて、判定理由や信頼度などの情報を提示します。従来AIでは分類が難しかった動物や、より細かな種を確認したい場合にも活用でき、野生動物調査や鳥獣被害対策における画像確認・検索作業の効率化を支援します。
当社が確認した範囲では、遠隔監視カメラと連携する国内の野生動物監視クラウドサービスとして初めて、生成AIによる種名候補・判定理由・類似候補の提示機能を実装しました。
「生成AIモードβ」の主な特徴

1.従来AIの対象外だった動物も幅広く推定
画像に写る体形、毛色、模様、角、耳、尾などの特徴を生成AIが読み取り、動物の種名候補を提示します。
従来のAIでは対象外となっていた動物や、学習対象が少なく分類が難しかった動物についても、画像から確認できる特徴をもとに推定します。


従来AIでは判定できなかったが生成AIで推定できる動物の例
ニホンカモシカ、タヌキ、アライグマ、キツネ、アナグマ、ハクビシン、コウモリ
スズメ、キジ、ハト、カラスなどの鳥類、タカ、フクロウなどの猛禽類など。
※撮影条件や画像の鮮明さによって、推定できない場合があります。
2.種名だけでなく「判定理由」と「信頼度」も表示
生成AIは、単に動物名を表示するだけでなく、画像から確認できる特徴を文章で説明します。
判定結果には、主に次の情報が表示されます。
-
判定した動物の候補
-
判定理由
-
信頼度
-
類似する候補
-
画像から確認できる特徴
-
対象箇所の表示

これにより、利用者は判定結果だけを見るのではなく、「なぜその動物と推定されたのか」を確認できます。
なお、生成AIによる結果は確定的な種同定ではなく、画像から得られる情報をもとにした推定です。最終的な判断は、利用目的に応じて専門家の確認と組み合わせることを推奨します。
3.設定を選ぶだけの簡単操作
生成AIモードβは、ハイクワークス上でユーザー設定から「生成AIモードβ」を選択するだけで、それ以降にハイクカムが撮影しアップロードするデータから生成AIによる解析を利用できます。
ハイクワークスProユーザーは追加料金なしでご利用いただくことができます。

専用ソフトのインストールや、複雑な設定、生成AIへの指示文の入力は必要ありません。
判定結果はハイクワークスの画面上で確認できるほか、設定した条件に応じて、通知メールにも表示できます。

4.従来AIと生成AIを組み合わせて利用
ハイクワークスでは、用途に応じて従来AIと生成AIモードβを使い分けられます。
従来AIは、クマ、シカ、イノシシなど、主要な対象動物を迅速かつ安定して検出する用途に適しています。
一方、生成AIモードβは、従来AIでは対象外となる動物や、より詳しい種名候補、判定理由を確認したい場合に適しています。

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項目 |
従来AI |
生成AIモードβ |
|
主な用途 |
特定動物の迅速な検出 |
幅広い動物種の推定 |
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判定速度 |
速い(サーバ混雑状況による) |
画像解析に一定時間が必要 |
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対象動物 |
あらかじめ設定された動物 |
より幅広い動物 |
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判定理由 |
原則表示しない |
文章で表示 |
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類似候補 |
原則表示しない |
表示 |
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推奨する使い方 |
常時監視・一次検出 |
詳細確認・補助判定 |
想定される活用シーン
生成AIモードβは、次のような場面での活用を想定しています。
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従来AIでは判別できなかった動物を詳しく調べたい
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「鳥」「ネズミ」などの大分類ではなく、より具体的な候補を確認したい
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夜間画像や遠距離画像について、複数の候補を比較したい
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判定結果だけでなく、判定の根拠も確認したい
-
野生動物調査や環境調査における一次判定に利用したい
利用上の注意
生成AIによる判定結果は、必ずしも正しい結果を保証するものではありません。
画像品質、撮影距離、撮影角度、夜間撮影、被写体の一部が隠れている場合など、さまざまな条件によって判定結果が変わる可能性があります。また、信頼度は生成AIが算出する参考値であり、判定の正確性を保証する数値ではありません。
希少種の確認、学術調査、被害対策、捕獲判断など、高い正確性が必要な用途では、本機能の結果のみで判断せず、専門家による確認や現地調査と組み合わせてご利用ください。
現場で役立つ生成AI機能を目指して
生成AIは急速に進化していますが、利用コストや処理時間、画像の撮影条件による判定精度の変化など、実運用上の課題もあります。
株式会社ハイクでは、生成AIだけに置き換えるのではなく、速度と安定性に優れた従来AIと、幅広い候補を提示できる生成AIを組み合わせることで、現場で継続的に利用できる仕組みを目指しています。
今後も、利用者から寄せられる意見や実際の撮影画像をもとに、判定画面の改善、対象動物の拡充、画像解析技術の高度化を進めてまいります。
株式会社ハイクについて
株式会社ハイクは、野生動物調査、鳥獣被害対策、環境調査等の分野に向けて、ハイクカム IoT自動撮影カメラおよびAI画像解析クラウド ハイクワークスを組み合わせた無電源遠隔監視ソリューションを提供しています。遠隔地の状況把握を効率化し、監視精度の向上とトータルコストの低減に貢献しています。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ハイク
E-mail:info@hyke-store.com
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