Fastly、米国 Signal Sciences 社の買収を発表

今回の買収により、Fastly のセキュリティ製品を強化し、Compute@Edge の採用を加速 成長率と総利益率の向上に期待

ファストリー株式会社

カリフォルニア州サンフランシスコ (2020 年 8 月 27 日) — 主要エッジクラウドプラットフォームを提供する Fastly, Inc. (NYSE: FSLY、https://www.fastly.com/) は本日、米国 Signal Sciences 社(以下「Signal Sciences」)を約 7 億 7500 万ドルの現金と株式で買収する最終契約を締結したことを発表しました。エッジでのセキュリティがこれまで以上に重要視されている今、今回の買収により Fastly の強固なセキュリティポートフォリオが拡大することになります。Signal Sciences の強力で開発者重視の Web アプリケーションおよび API 保護ソリューションは、Fastly の既存のセキュリティ製品を強化し、顧客に統合されたエッジセキュリティソリューションを提供します。
Signal Sciences の技術と Fastly の既存のソリューションを組み合わせることで、Fastly の新しいセキュリティ製品 Secure@Edge が誕生します。Secure@Edge は、デジタルトランスフォーメーションをさらに進めたい、あるいは始めたいと考えている企業を強力に保護する、モダンで統一された Web アプリケーションと API 保護ソリューションです。今回の買収は、シンプルかつ安全で、摩擦のないソリューションを大規模に提供し、Web アプリケーションや API を保護するために必要な不透明かつ断片的で柔軟性に欠ける既存のソリューションに代わる製品を提供することでセキュリティ環境を刷新させるという Fastly のミッションをサポートするものです。

Signal Sciences の開発者フレンドリーで完全にプログラマブルなセキュリティソリューションは、優れた可視性を提供し、企業が正確で自動化されたセキュリティ判断を行い、規模に応じた効率的な保護を提供することを可能にします。Signal Sciences の技術により、Fastly の強化された Web アプリケーションおよび API 保護ソリューションは、より多くのコードやアプリケーションがエッジに移行する中で、俊敏性、可視性、および保護の向上を実現します。

Fastly の CEO である Joshua Bixby は次のように述べています。「Fastly は、より高い可視性とコントロールを求める開発者のニーズに応えるために設立しました。現在、デジタルトランスフォーメーションが加速する中、DevOps チームは柔軟性に欠け、保護が十分でないセキュリティツールに悩まされています。Signal Sciences と協力して、開発者に最適化して設計された最新のセキュリティツールを提供します。この新しいソリューションは、Fastly の Compute@Edge プラットフォームと統合され、エッジコンピューティングの採用を加速させると同時に、現在のセキュリティ課題を解決します。私たちは、革新を続け、画期的なセキュリティソリューションとエッジコンピューティングソリューションをともに提供していく中で、Signal Sciences の優秀なチームと協業できることを嬉しく思います。」 

Signal Sciences の共同創立者兼 CEO である Andrew Peterson 氏は、次のように述べています。「当社のミッションは、開発者重視のアプローチで Web アプリケーションと API のセキュリティを確保することです。Fastly との提携により、さまざまな業界および地域にまたがる、より多くのお客様に高度な保護を提供できるようになります。当社の価値観を共有し、深い技術的知識を持ち、DevOps の動きをセキュリティの領域にまで広げようとしている理想的なパートナーである Fastly と提携することができ、大変嬉しく思っています。」

Fastly は、正式契約の条件に基づき、Signal Sciences を現金 2 億ドルと約 5 億 7,500 万ドル相当のクラス A 普通株式で買収する予定ですが、このような取引では通常の調整が必要となることがあります。1 株当たりの株式対価は、クロージング日直前の 3 取引日を含む 10 日間の連続取引日におけるクラス A 普通株式 1 株の出来高加重平均価格に基づいています。また、Fastly は、Signal Sciences の社員に付与される 5,000 万ドル相当の制限付きストックユニット (RSU) の保有プールを設定します。

本取引は、規制当局の承認の取得を含む一定の慣例的なクロージング条件に基づき、2020 年中に完了する見込みです。

Morgan Stanley & Co. LLC 社と Union Square Advisors 社が Fastly の財務アドバイザーを務め、Cooley LLP 社が取引に関する法務アドバイザーを務めています。また、Qatalyst Partners 社が Signal Sciences の財務アドバイザーを務め、Goodwin Procter, LLP 社が法務アドバイザーを務めています。

投資家向けカンファレンスコール
Fastly の経営陣は、米国太平洋標準時間午前 5 時にカンファレンスコールを開催し、プレゼンテーションを Web サイト(https://investors.fastly.com)に掲載しました。
 


Fastly について
Fastly は、誰もが好きなこととより深くつながっていられるようサポートしています。Fastly のエッジクラウドプラットフォームにより、お客様はエンドユーザーに限りなく近い、インターネットのエッジでアプリケーションを処理、提供、保護し、優れたデジタルエクスペリエンスを迅速、安全、かつ確実に提供することができます。エッジクラウドプラットフォームは、最新のインターネット技術を活用し、プログラム可能でスピード感のあるソフトウェア開発に対応するよう設計されています。Fastly のお客様には、国内では日本経済新聞社、メルカリ、クックパッド、サイバーエージェント、海外では Vimeo、Pinterest、The New York Times、GitHub など、世界的に著名な企業が多数含まれます。詳細は Fastly.jp (https://www.fastly.jp/) をご覧ください。また、Twitter @FastlyJapan (https://twitter.com/fastlyjapan) でも最新の情報を提供しています。

Signal Sciences について
Signal Sciences は、世界で最も急成長しているウェブ・アプリケーション・セキュリティ企業です。Signal Sciences は、受賞歴のある次世代の WAF および  RASP ソリューションにより、40,000 以上のアプリケーションと 1 カ月あたり 1 兆件以上のプロダクションリクエストを保護しています。Signal Sciences の特許取得済みアーキテクチャは、最新の開発環境で働く組織に、包括的で拡張性のある脅威の保護とセキュリティの可視性を提供します。Duo Security、Datadog、Under Armour、Twilio SendGrid、DoorDashなど、世界的に著名な企業と協業しています。Signal Sciences は、Forbes Next Billion-Dollar-Dollar Startupに選ばれたほか、451 Firestarter Award、InfoWorld の Technology of the Year、Computing の DevOps Excellence Award の Best DevOps Security Tool を受賞しています。詳細については、Signal Sciences の Web サイト (https://www.signalsciences.com/) をご覧いただくか、@SignalSciences (https://twitter.com/signalsciences) をフォローしてください。
 

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会社概要

ファストリー株式会社

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URL
https://www.fastly.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区新橋3−3−13 Tsao Hibiya 8階
電話番号
-
代表者名
今野 芳弘
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年03月