『バカの壁」』から20年。養老孟司の最新刊『ものがわかるということ』2月1日発売
~これを読めばわかる!自分を自由にしてくれる「養老流」ものの見方、考え方~
株式会社祥伝社(本社:東京千代田区)では、養老孟司の最新刊『ものがわかるということ』を2月1日に発売します。
「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。(本文より)
考えても答えは出ません。それでも考え続けます
養老先生は子供の頃から、一つのことについて意識的にずっと考える癖があり、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。自然界や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方など、85歳になった養老先生がこれまで考え、著してきたことの集大成的な内容となっています。
「わかる」という誤解を知る
学ぶことは「わかる」の基礎になる、考えることが自分を育てると養老先生は言います。また、世界をわかろうとする努力は大切である、でもわかってしまってはいけないとも投げかけます。ベストセラーとなった『バカの壁』から20年。変化していく世界、社会の中で、自分の立ち位置を確認できる一冊です。
【目次】
まえがき
第一章 ものがわかるということ
第二章 「自分がわかる」のウソ
第一章 世間や他人とどうつき合うか
第二章 常識やデータを疑ってみる
第三章 自然の中で育つ、自然と共鳴する
あとがき
【書誌情報】
・書名:ものがわかるということ
・著者:養老孟司
・定価:1,760円(税込)
・仕様:四六判 ソフトカバー
・発売:2023年2月1日
・ISBN:978-4-396-61763-9
・発行:株式会社 祥伝社
【著者プロフィール】
養老孟司(ようろう・たけし)
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。1962年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年、東京大学医学部教授退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞受賞。2003年、毎日出版文化特別賞を受賞した『バカの壁』(新潮新書)は450万部を超えるベストセラーに。小堀鷗一郎氏との共著『死を受け入れること 生と死をめぐる対話』(小社刊)など著書、共著書多数。大の虫好きとして知られ、現在も昆虫採集・標本作成を続けている。
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