災害時、衛生的なトイレの必要性を再確認“アートとして楽しめる防災トイレ”『sonae 備絵』福岡市トライアル優良商品認定事業の「優良商品」に選定
株式会社ドリームホールディングス(福岡県福岡市、東京都港区・代表取締役 小濵 洋一/以下、ドリームホールディングス)が展開する、普段はお気に入りのアートピースとして飾っていただける絵画のフレームに「災害時トイレキット」30回分をスリムに収納した、“アートとして楽しめる防災トイレ”『sonae 備絵』が、2024年1月15日(月)に福岡市トライアル優良商品に選定されました。
『sonae 備絵』は、防災とアートを掛け合わせた画期的なアートグッズで、絵画のフレームの裏側に、災害時トイレキット30回分が収納されています。熊本地震や九州北部豪雨で被災した女性社員の実体験から生まれた、災害時の衛生的なトイレの確保を目的としたプロダクトです。
福岡市トライアル優良商品認定事業について
福岡市トライアル優良商品認定事業は、福岡市内の中小企業が販売又は提供する優れた新製品・新サービスを福岡市が認定し、PR等を通じて販路開拓を支援する事業です。
この認定を受けたことにより、「sonae 備絵」をより多くの人々に認知していただき、災害時への防災トイレの必要性を啓発するとともに、大切な人を守る1つのきっかけとなるよう、福岡市での期間限定ストア出店や啓蒙セミナー開催、アーティストとのコラボなど、プロジェクトのさらなる拡大を目指します。
『sonae 備絵』とは
2023 年 9 月に発売された『sonae 備絵』は、災害による断水・停電時によって水洗トイレの通常使用が叶わない際に衛生的なトイレ環境を整えることに役立つ画期的なグッズ。実際に熊本地震や九州北部豪雨で被災した女性社員 2 名が、自身たちが実際に経験した被災直後の“意外と深刻に困る盲点”であった衛生的なトイレの確保に役立つグッズを、という想いで企画に至りました。災害時に簡易トイレによって排泄物を衛生的に管理しないと、排泄を控えるために水分補給を避けることなどで起こる脱水症や熱中症のほか、排泄物の不適切な処理に起因する感染症の蔓延など、様々なリスクにつながります。それにも関わらず、約 8 割(※1)の人が、簡易トイレを備えていないことがわかっています。
『sonae 備絵』プロジェクトでは、災害時トイレキットの備えの意識を喚起することで、災害時により多くの方々の健康と命を守るための啓発活動にご賛同いただける人気アーティストの方々のお力をお借りして、災害時簡易トイレの備えの必要性の認知拡大を推進していきます。また、絵画自体が、災害時の、自宅や避難所における不安な時間において、心の癒しにもなることを期待します。売上の一部を使用し、全国の幼稚園・保育園に『sonae 備絵』を寄贈(※2)させていただくことも予定しています。
※1 2023 年 ドリームホールディングスによるインターネット調査。全国の 20 代~60 代の男女 1000 人を対象に「災害時に備えて簡易トイレを用意していますか?」についての調査を実施。その結果、77.1%の人が、災害時に備えた簡易トイレを用意していないという結果になりました。
※2 寄贈用は紙製フレームのものを予定しております。
影響力あるアーティストの方々のチカラで、災害時の課題に気づいていただく
いざ被災した際に困るトイレ問題は、被災して初めて気がつく方が多いです。しかし、排せつは健康問題と直結するため、命を守るうえで意識を徹底すべきでもあります。まだまだ認知されていないトイレへの備えの必要性をより多くの方に知っていただくため、人気の様々なアーティストの方に当プロジェクトに賛同いただき、作品を展開していきたいと考えております。2023年12月には、「LOVE」をテーマに人気アートディレクターで映画監督でもある千原徹也さんにもご参画いただきました。
アートディレクター/映画監督 千原徹也(ちはら・てつや)さん
アートディレクター/映画監督 株式会社れもんらいふ代表
広告(H&Mや、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿他)企業ブランディング(ウンナナクール他)、CDジャケット(桑田佳祐「がらくた」や、吉澤嘉代子他)ドラマ制作、CM制作など、さまざまなジャンルのデザインを手掛ける。またプロデューサーとして「勝手にサザン DAY」主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」発起人、富士吉田市の活性化コミュニティ「喫茶檸檬」運営など、活動は多岐に渡る。そして、ついに長年の夢だった映画監督としての作品「アイスクリームフィーバー」が2023年7月に公開された。
他にも、『sonae 備絵』のために描きおろされた人気作家のアートや、モネの『睡蓮』やゴッホ、モンドリアンといった巨匠の作品など、20種のバリエーションを展開しています。
プロジェクトの立ち上げには、実際に熊本地震や九州北部豪雨で被災した女性社員 2 名が参画
熊本県上益城郡出身(2016 年 4 月 熊本地震で被災)
『sonae 備絵』プロジェクトリーダー 藤村彩央里(ふじむらさおり)
震源地である益城町の自宅で被災。自宅は一部損壊で余震が続いていたた
め、数日間車中泊をして過ごしました。断水し、電気・ガスも使えなかったので、自衛隊の支援物資や給水車で支援をしていただきました。仮設トイレも設置までに数日かかる場合も多く、断水で公園の公衆トイレも流せない状態。便器は溢れ、床中に汚物が積みあがるほどでした。
幸い、早い段階で近くの避難所に仮設トイレが設置されましたが、トイレが使えないことを意識したことがなかったので、被災して初めて災害時のトイレ問題に気が付きました。
トイレに行きたくなったとき、『公園などの公衆トイレや仮設トイレなどで用を足せばいいか』などと浅はかに
考えていましたが、大きな間違いです。
以前より「災害大国日本」と言われているにもかかわらず、現実には防災意識が低い人の方が多いように感じます。防災グッズを物置の奥にしまったままにしている人や、本当に必要なものが揃っていないことも多いのではないかと思います。皆さまにとって『sonae 備絵』が防災意識をもっていただくきっかけになればとても嬉しいです。
福岡県朝倉市出身(2017 年 7 月九州北部豪雨で被災)
『sonae 備絵』アシスタントディレクター 石井琴子(いしいことこ)
平成 29 年 7 月九州北部豪雨での水害で普段からの「備え」の大切さを目の当たりにしました。父が車で迎えに来てくれて帰宅を試みるも、川の氾濫で帰宅できずそのまま避難所へ。自宅の 1 階部分は土木流ですべて埋まり、2階には祖父母と妹が取り残されました。断水・停電した自宅から祖父母と妹が救助されたのは翌日の朝。丸1日トイレを我慢せざるを得ず、不安や恐怖、さらに生理現象を我慢しなければならないことで大きなストレスを感じたそうです。防災トイレを備えておけばあの日、ストレスを軽減することができたと思います。メジャーになってきた災害への「備え」ですが、「意識はあるが、何をどうすべきかわからない」という不安は、多くの方が抱えていると思います。そんな方々のはじめの一歩のお手伝いをしたいと考えています。『sonae 備絵』が皆さんの安心へとつながり、癒しや楽しさ、嬉しさを感じて笑顔になれる 1つのきっかけになれば、と思っています。
『sonae 備絵』 商品概要
●フレーム ●アートボード ●災害時トイレキット(凝固剤、蓄便袋、ウェットティッシュ)※30 回分
※トイレの回数は大人で平均1日 5 回といわれています。
(30 回 分は、1 人暮らしで約 6 日分)
<サイズ> フレーム外寸: 330× 330× 58mm アート部分: 294× 294mm
<価格> 3 万 3 千円~(税込) ※アート作品により異なる。(詳細はサイトをご覧ください)
<販路> 「sonae 備絵」公式 EC サイト https://sonae-art.com/
株式会社ドリームホールディングス 会社概要
代表取締役 小濵 洋一 設立 2009 年 11 月 18 日
所在地 福岡本社 福岡県福岡市博多区中洲中島町 1-3 福岡 K スクエア 9 階
東京本社 東京都港区高輪 3-4-13 第二高輪偕成ビル 5 階
事業内容
【プロモーション】
企画書・提案書作成 /プロモーション企画プランニング/企業パーティ・セレモニー/ イベント企画・運営/クリエイティブ制作/キャンペーン事務局運営/オンラインイベント運営/ プロモーショングッズ制作/ショップ運営/TVCM
【デジタルコンテンツ・ソフトウェア制作】
映像制作 /キャラクター開発/WEB デジタルサイネージ 企画制作運営・システム構築/博物館等キオスク端末用ソフトウェア開発 /VR ソフトウェア制作/スマートフォン・PC ソフトウェア開発・アプリ開発/動画コンテンツ制作
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