「形を描く」から「形を生み出す」へ。MAGARIMONO、ソールとアッパーを独自アルゴリズムで設計した新シリーズ「alpha」を発表

スニーカー「alpha-001」とブーツ「alpha-002」 10月31日(土)からラフォーレ原宿のPOP UPで販売、自社オンラインストアで予約受付中

株式会社MAGARIMONO

新シリーズ「alpha」。左:alpha-001(スニーカー)、右:alpha-002(ブーツ)

株式会社MAGARIMONO(本社:東京都台東区、代表取締役:津曲文登)は新シリーズ「alpha」よりスニーカー「alpha-001」とブーツ「alpha-002」を発表しました。

alphaは数理的な原理を造形と構造設計に応用したフットウェアシリーズです。両モデルのソールには靴の外形に沿うように独自生成したジャイロイド構造を採用。alpha-001のアッパーでは立体形状の3Dデータから型紙と縫い位置を自動算出し、一枚の生地をスモッキングで立体化します。身体の形に合わせる調整の過程から、構造と意匠を生み出しています。

2026年10月21日より自社オンラインストアにて予約を受け付けており、12月下旬から順次発送を予定しています。また10月31日(土)から11月5日(木)までラフォーレ原宿で開催されるbeauty:beast 35周年POP UPに出店し、会場では両モデルを販売します。

ソール|造形の自由を広げる独自のアルゴリズム

MAGARIMONOのソール生成アルゴリズムは、デザイナーが設計したソールの意匠形状をもとに、構造や反発性などの機能要件を踏まえた3Dプリント用の形状データを自動生成します。内部には滑らかな曲面が三次元に連続するジャイロイド構造を用いています。

靴の形状に沿って生成したジャイロイド構造のソール

ジャイロイド構造をそのまま靴の形に切り抜くと、外周に細かな切れ端が生じます。造形する向きによっては直前の層とつながらない部分も現れ、そのままでは3Dプリントが難しくなります。こうした箇所を形状ごとに手作業で修正する必要があり、通常は試作やサイズ展開に多くの時間がかかります。

MAGARIMONOでは独自の数理アルゴリズムで歪みを抑えながら内部構造を外形に沿って展開し、部位に応じた構造の調整から形状の検証までを一つのプログラムで行います。

ジャイロイド構造を靴の形に沿わせて生成(イメージ)

・外形に沿わせる:内部構造の配置を調整し外周に生じる薄い端部や不連続を抑えます。

・構造を部位ごとに調整する:ソールの形状や各部に求める役割を踏まえ、内部構造の配置や厚み、つながりを調整します。

・変形を検証する:構造を配置する空間の反転や外形からのはみ出しを確認し、必要な部分に補正を行います。

生成から補正・検証までを一連の工程として扱い、出力したソールデータの形状を個別に手修正する工程を挟まずに3Dプリントへつなげます。サイズや形状が変わっても共通の設計ルールを適用でき、試作や改良、サイズ展開まで効率よく進められます。

3Dプリントでの造形(イメージ)
左(×):そのままでは直前の層とつながらない部分(赤)が生じ、造形が難しい
右(○):補正したデータでは最後まで造形できる

技術紹介:https://magarimono.com/technology

アッパー|一枚の布の可能性を広げる独自のアルゴリズム

MAGARIMONOの逆問題アルゴリズムは、目標とするアッパーの3Dデータから平面の型紙と縫い位置を自動算出します。alpha-001ではその設計にスモッキングを組み合わせ、アッパーの布部分を一枚の生地から立体化しています。

平らな布を伸縮させず滑らかに曲げるだけでは、足の甲のような複雑な曲面に沿わせることはできません。MAGARIMONOは布をひだ状に縫い寄せるスモッキングを曲率の操作として捉え、縫い位置によって場所ごとの縮み方を調整します。不規則になりやすいしわを規則のあるひだへと整え、平面の布から足を包む立体を生み出します。

一枚の平らな生地から立体をつくる(イメージ)

・立体から型紙を求める:目標の3D形状に対して型紙と縫い位置を一体で算出します。

・一枚の生地を立体化する:縫い寄せる規則によって布の曲がり方を制御しアッパーの布部分を一枚の生地からつくります。

・ひだを意匠にする:形を成立させるためのひだがそのままアッパーの模様と陰影になります。

形状を変えた際にも同じ設計ルールから型紙と縫い位置を再計算できます。立体のデザインと縫製の条件を結びつけることで、試作や改良、異なる形状への展開を効率よく進められます。

alpha-001。一枚の生地を縫い寄せたアッパー
alpha-002。ジャイロイド構造のソールを採用したブーツ

alpha-002は立体的なシルエットが特徴のブーツです。ソールにはalpha-001と同じ設計手法を用い、靴の形状に沿って生成したジャイロイド構造を採用しています。

alpha-001の制作動画:https://youtu.be/lZTTLJR1cTE

製品概要

項目

alpha-001 スニーカー

alpha-002 ブーツ

価格(税込)

38,500円

46,200円

カラー

ブラック

ブラック

サイズ

24.5/25.5/26.5/27.5/28.5cm

24.5/25.5/26.5/27.5/28.5cm

アッパー

帆布、人工皮革

帆布、人工皮革

ソール

PU+バイオベース

PU+バイオベース

オンライン

予約販売
12月下旬より順次発送予定

予約販売
12月下旬より順次発送予定

POP UP

会場で販売

会場で販売

alpha-001:https://magarimono.com/shop/alpha-001
alpha-002:https://magarimono.com/shop/alpha-002

beauty:beast 35周年POP UPで先行販売と展示

設立35周年を迎えるbeauty:beastがラフォーレ原宿 2F CONTAINERでPOP UPを開催します。名作「Dark Knight」のアーカイブ展示や限定販売に加え、26FWの最新作やコラボレーションアイテムを展開します。

MAGARIMONOは本POP UPに出店し、alpha-001とalpha-002を会場で販売します。またbeauty:beastとMAGARIMONOのコラボレーションによる「Magarimono collabo Sack Boots」(132,000円・税込、beauty:beastより販売)とフル3Dサンダル「beta」の参考展示も予定しています。

項目

内容

名称

beauty:beast POP UP

会期

2026年10月31日(土)〜11月5日(木)

営業時間

11:00〜20:00

会場

ラフォーレ原宿 2F CONTAINER

イベント詳細:https://www.laforet.ne.jp/pop_up_shop/beautybeast_2610/

形の可能性を広げる研究開発

MAGARIMONOは数理を通じて素材や構造の振る舞いを捉え、新しい表現を見つける研究開発を進めています。3Dプリンターならではの造形を追求するとともに、縫製や切削などの多様な手法も数理的な視点から捉え直しています。素材や目指す形に応じて工法を選び、それぞれの特性を生かした設計によって表現の幅を広げます。

構築した設計ルールはサイズや外形が変わっても、デザインの意図を保ちながら形を再生成できる基盤です。手作業による修正の負担を抑え、試作と検証で得た知見を蓄積し、alphaに続くフットウェアの開発につなげます。将来的には衣服やバッグなどへの応用も見据えています。

株式会社MAGARIMONOについて

先端的なテクノロジーと数理アルゴリズムを駆使し、新たな視点で素材や工法を捉え直すことで次世代のファッションを探求するフットウェアスタジオ。3Dプリンターを活用したスニーカーコレクション「MAGARIMONO Originals」をはじめ、独創的で未来を紡ぐ作品を発表しています。

・2020年:株式会社MAGARIMONOを設立

・2021年:ヘラルボニー、アクセプションズ、ラピセラと協働し、ダウン症のある人の足の課題を解決するオーダーメイドサンダルのプロトタイプを制作

・2022年:A-POC ABLE ISSEY MIYAKEとの「TYPE-III Magarimono project」を発表、金沢21世紀美術館にてHATRAと協業で制作した「AURA」を展示

・2023年・2024年:ANREALAGE 2024SS・2025SSコレクションで使用するスニーカーを制作

・2025年:A-POC ABLE ISSEY MIYAKEとのコラボレーション第2弾として、一枚のゴムシートを切削したソールに一本の紐を通す「TYPE-III Magarimono project」を発表

これまでの協業や共同開発で培ってきたアルゴリズム設計とデジタルファブリケーションの技術を生かし、ブランドやメーカーからのフットウェアの受託開発・共同開発を承っています。企画・設計から試作、生産までご相談ください(お問い合わせ:info@magarimono.com)。

メンバー

津曲 文登 代表取締役/フットウェアデザイナー

熊本学園大学経済学部卒業後、製薬卸会社に勤務。退職後ヒコ・みづのジュエリーカレッジシューズメイキングコース3年生課程修了後、インスティチュート研究生課程時に3Dプリントを使用したシューズ製作を研究。卒業後デジタル領域の技術者が集うベンチャー企業を経て、2020年に株式会社MAGARIMONOを設立。SUBDによるデザインを得意とし、靴の設計と幅広いデジタルファブリケーションの知見をもつ。Forbes JAPAN「世界を救う希望」100人に選出。

秋月 佑太 取締役/CTO

京都大学大学院工学研究科建築学専攻修了後、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)にてMaster of Advanced Studies ETH in Architecture and Digital Fabricationを取得。株式会社ヤフー(現LINEヤフー株式会社)にてWeb・ネイティブアプリケーションの開発、UIデザイン設計、機械学習を用いた広告配信システムの最適化業務に従事。2021年よりMAGARIMONOにCTOとして参画。幾何学やサーフェスに対する数理的アプローチを得意とし、デザインとエンジニアリング双方の知見を融合した課題解決を行う。

会社情報とお問い合わせ

株式会社MAGARIMONO
代表取締役:津曲 文登
所在地:東京都台東区浅草7丁目5-6 浅草三和ビル2F
設立:2020年5月
URL:https://magarimono.com/
お問い合わせ:info@magarimono.com

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会社概要

株式会社MAGARIMONO

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URL
https://magarimono.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都台東区浅草7-5-6 2F
電話番号
090-8534-2078
代表者名
津曲 文登
上場
未上場
資本金
1245万円
設立
2020年05月