株式会社くしまアオイファーム、沖縄県那覇市の「KOHAKUIMO-コハクイモ-」事業を承継

～海外展開を見据えた川上から川下までをつなぐ成長戦略の一環～

株式会社くしまアオイファーム

2025年11月4日 13時01分

2025年11月1日　

株式会社くしまアオイファーム（本社：宮崎県串間市、代表取締役会長：池田誠、以下「当社」）は、沖縄県那覇市で営業している「熟成蜜芋スイーツ専門店 KOHAKUIMO - コハクイモ -」事業を正式に承継いたしました。

本事業承継は、当社が推進する「川上（研究）」「川中（生産・加工）」「川下（ブランド・販売）」の一体的な農業モデルを具現化する新たな取り組みです。

■ 事業承継の目的

当社は、宮崎大学との共同研究を通じて新品種開発や機能性研究を推進し、データに基づく生産・加工の高度化に取り組んでまいりました。
今回の「KOHAKUIMO」事業承継は、これまでの研究成果を市場に直結させる実践的なステップであり、“生産者が自ら手掛けるブランド構築”を通じて、農業を持続的に発展させることを目指します。

また、沖縄における地域資源の継承と新たな農業価値の創出を推進し、南九州から沖縄までをつなぐ広域的なバリューチェーン形成を図るとともに、アジア圏を中心とした海外展開を視野に入れた事業基盤の強化を進めてまいります。

熟成蜜芋スイーツ専門店 KOHAKUIMO - コハクイモ -

https://www.kohakuimo.com/

■ 背景と今後の展開

近年、異常気象の頻発や、南九州を中心に深刻化しているサツマイモ基腐病の影響により、国内の生産現場では原料価格の高騰に加え、原料そのものの安定調達が難航する事態が続いています。こうした厳しい環境下で、沖縄県那覇市で「KOHAKUIMO」事業を運営していた前オーナーよりご相談をいただき、このたび当社が事業を引き受ける運びとなりました。

当社は、グループ会社である株式会社おきなわアオイファーム（本社：沖縄県宮古島市、代表取締役社長：堀内翔斗）を通して、紅芋の栽培を軸に、地域特性を生かした新たな商品開発や観光・輸出プロジェクトを推進しています。

今後は、KOHAKUIMOと紅芋の双方を活用したブランド展開を通じて、沖縄のサツマイモ産業に新しい価値を創出するとともに、沖縄からアジア圏を中心とした輸出・海外ブランド展開の拠点としての機能強化も進めてまいります。