UCDコンサルティング、ベトナムのLAGOM社とMOU締結!日本発の「廃棄物DX」をベトナムへ

国内契約自治体の対象人口1,400万人超の粗大ごみ画像識別AIを搭載した「エコチャット」と、ペットボトル自動回収機「エコネージ」を活用し、ベトナムで新たな資源循環モデルの構築を目指す

株式会社UCDコンサルティング

 株式会社UCDコンサルティング(本社:山口県宇部市、代表取締役:内田康博)は、2026年10月14日、ベトナム・ホーチミン市において、現地で資源回収・リサイクル事業を展開するLAGOM VIET NAM社と、廃棄物管理のデジタル化および資源循環の促進に向けた協力に関する覚書(MOU)を締結しました。

調印式1 ベトナムホーチミン市

調印式 ベトナム ホーチミン市2

調印式3 ベトナム ホーチミン市

 本協業では、日本国内で培ってきたAIを活用したごみ分別支援システム「エコチャット」と、デジタルサイネージを搭載したペットボトル自動回収機「エコネージ」をベトナム市場に展開し、現地の社会環境に適した資源循環モデルの構築を目指します。

 特に「エコチャット」の粗大ごみ画像識別AIは、日本国内で契約自治体の対象人口が1,400万人を超える規模に展開されている技術であり、今回の協業を通じて、その技術を海外の廃棄物管理・リサイクル分野へ応用していきます。今回のMOU締結は、UCDコンサルティングにとって初の本格的な海外事業展開に向けた取り組みとなります。

■ MOU締結の背景

 ベトナムでは、経済成長や都市化の進展に伴い、一般廃棄物やプラスチック廃棄物の増加が社会課題となっています。 また、製造・輸入事業者に製品や包装材の回収・リサイクルに関する責任を求める拡大生産者責任(EPR)制度の導入など、資源循環を促進する制度整備も進められています。こうした状況の中で、廃棄物の適切な分別、効率的な資源回収、市民のリサイクル参加を促す仕組みづくりが重要になっています。

 UCDコンサルティングは、日本国内で自治体向けの廃棄物DXサービスを開発・提供してきた技術と経験を有しています。一方、LAGOM VIET NAM社は、ベトナム国内の学校や小売店舗などを通じた資源回収活動を展開し、市民参加型のリサイクル促進に取り組んでいます。両社の技術と事業基盤を組み合わせることで、ベトナムにおける廃棄物管理の効率化と、持続可能な資源循環の実現を目指します。

■ 国内契約自治体の対象人口1,400万人超のAI搭載 ― AIごみ分別支援「エコチャット」

 「エコチャット」は、株式会社UCDコンサルティングが開発・提供する、AIを活用したごみ分別・排出支援システムです。特に画像識別AIを活用した機能は、日本国内において契約自治体の対象人口が1,400万人を超える規模で展開されており、自治体のごみ分別案内や住民サービスのデジタル化を支える技術として活用されています。

 スマートフォンで撮影するだけで、ごみの分別をAIが支援

従来、ごみを捨てる際には、自治体が配布する分別冊子やホームページを確認したり、品目名を検索したりする必要がありました。しかし、日常生活では名称が分からないものや、複数の素材が組み合わされた製品など、分別方法の判断が難しいケースも少なくありません。エコチャットでは、こうした課題に対応するため、画像識別AIを活用しています。

 利用者は、捨てたいものをスマートフォンなどで撮影することで、AIによる画像識別を通じて品目の判別や分別方法の確認につなげることができます。

「これは何ごみなのか分からない」という住民の日常的な疑問を、画像認識技術によって解決することを目指したシステムです。

文字による検索が難しい場合でも、写真を使って直感的に利用できるため、幅広い世代の住民が活用できる仕組みとなっています。

自治体の問い合わせ負担軽減と住民サービス向上にも貢献

 エコチャットは、画像識別AIに加え、チャット形式によるごみ分別案内や排出ルールの確認など、自治体と住民をつなぐ情報提供のデジタル化を支援します。住民は、必要な情報をスマートフォンなどから確認でき、自治体側では、日常的に寄せられるごみ分別に関する問い合わせへの対応負担の軽減が期待できます。また、自治体ごとに異なる分別ルールや排出方法に対応することで、地域の実情に応じた住民サービスを提供できることも特長です。

 UCDコンサルティングは、こうした日本国内での導入・運用を通じて、AI技術と自治体の廃棄物行政を結びつけるノウハウを蓄積してきました。

日本で培った画像識別AIをベトナムの資源循環へ

 今回のLAGOM VIET NAM社との協業では、日本国内で実績を積み重ねてきた画像識別AIを、ベトナムの廃棄物管理やリサイクル分野へ応用することを目指します。まずは、粗大ごみなどに含まれるリサイクル可能な資源を画像識別AIによって判別する仕組みについて、実証に向けた検討を進めます。

 将来的には、ベトナムの廃棄物分別ルールや生活習慣に合わせたごみ分別案内、リサイクル可能な資源の判別、行政手続きの支援など、幅広い分野への展開を視野に入れています。日本国内で培った技術をそのまま導入するのではなく、現地の制度や生活環境に合わせて最適化することで、ベトナムの市民にとって使いやすい廃棄物DXサービスの実現を目指します。

■ ペットボトル自動回収機「エコネージ」のベトナム展開

 「エコネージ」は、デジタルサイネージを搭載したペットボトル自動回収機です。

ペットボトルの回収機能と広告・情報発信機能を組み合わせることで、資源回収の促進と、回収拠点の持続可能な運営を目指しています。今回の協業では、ベトナム国内の商業施設、スーパーマーケット、学校などへの設置を検討します。また、回収に参加した市民に対して、商業施設などで利用できるポイント等のインセンティブを提供する仕組みについても検討を進めます。

 市民が日常生活の中で気軽にペットボトル回収に参加できる環境を整えるとともに、デジタルサイネージによる広告収入や、企業との連携を組み合わせた事業モデルの構築を目指します。さらに、回収したペットボトルの数量などを把握・管理することで、企業のリサイクル活動やEPR制度への対応を支援する可能性についても検討していきます。

■ LAGOM VIET NAM社との協業による相乗効果

 LAGOM VIET NAM社は、2019年に設立されたベトナムの資源循環関連企業です。学校や小売店舗などを通じた包装材の回収活動を展開しており、回収に参加する市民へのインセンティブ提供や、教育支援につながる取り組みなども行っています。

 今回の協業では、LAGOM VIET NAM社が持つ現地の資源回収ネットワークや事業ノウハウと、UCDコンサルティングのAI・デジタル技術を組み合わせます。両社は、現地での実証実験を通じて技術面・事業面の可能性を検証し、ベトナム市場に適した資源循環モデルの構築を目指します。

■ 今後の展望

 両社は今後、エコチャットの画像識別AIを活用した資源判別の仕組みや、エコネージの設置・運用に関する実証実験について、具体的な実施内容を協議していきます。実証実験の実施地域や時期については、現地の関係機関や事業者との調整を進めながら決定する予定です。UCDコンサルティングは、今回のMOU締結を海外展開の第一歩と位置づけ、日本国内で培ってきた廃棄物DX技術を活用し、ベトナムの環境課題の解決に貢献していきます。また、将来的にはベトナムでの事業展開を通じて得られた知見を活かし、他の海外市場への展開についても可能性を検討していきます。

 なお、本取り組みは、JETROの「新輸出大国コンソーシアム」による支援を受けながら進めています。

■ メディア掲載について

 今回のMOU締結については、2026年10月15日付の「NNA ASIA(ベトナム版)」および、ベトナムニュースサイト「VIETJOベトナムニュース」でも紹介されました。

VIETJOベトナムニュース

https://www.viet-jo.com/news/nikkei/261015105907.html

■ 株式会社UCDコンサルティングについて

株式会社UCDコンサルティングは、山口県宇部市を拠点に、AIやデジタル技術を活用した廃棄物管理・資源循環分野のシステム開発およびサービス提供に取り組む企業です。

自治体向けごみ分別支援システム「エコチャット」や、ペットボトル自動回収機「エコネージ」などを通じて、廃棄物管理の効率化、住民サービスの向上、資源循環の促進を目指しています。

会社名: 株式会社UCDコンサルティング
代表者: 代表取締役 内田康博
所在地: 山口県宇部市
公式サイト: https://ucd-c.co.jp/

エコチャット:
https://ecochat.ucd-c.co.jp/new

エコネージ:
https://ucd-c.co.jp/pet/

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会社概要

株式会社UCDコンサルティング

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URL
https://ucd-c.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
山口県宇部市中宇部1870-2
電話番号
0836-43-6920
代表者名
内田康博
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年06月