IDOM CaaS Technology、AWSのAWS IoT FleetWiseを活用し車両マネジメント環境を強化

IDOM CaaS Technology

中古車のガリバーから誕生し、「乗りたい、を叶える。乗れない、をなくす。」をミッションに掲げる「ノレル(NOREL)」(以下、ノレル)を運営する株式会社IDOM CaaS Technology(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山畑 直樹、以下、ICT)は、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)のAWS IoT FleetWiseを活用し、クルマのスピードやエンジン回転数をはじめとする車両データを取得する取り組みを2023年8月より開始しました。
これにより、ICTは車両マネジメントの精度や効率を飛躍的に向上させ、プライシングや顧客スコアリングなど、新たなサービス価値の提供が可能になっています。

ICTの提供サービスについて

ICTでは、

・前身のガリバー時代から培った累計数百万台の車両取引データを根拠にした価格設定力を強みとする「ノレル」

・ローンやリースの審査に通らない方やマイカー所有のハードルが高い方などでも気軽にご利用いただける「ノレルGO」

の2つのサービスを提供しています。


「ノレル」では最短1年~最長9年間のご契約が可能で、国産主要メーカー150車種以上の新車・中古車からお客様に最適な1台をご提案します。

任意保険料や車検・メンテナンスに関わる費用を月額料金に含めることで、クルマにかかる毎月のコスト管理が格段に楽になります。

ノレル(NOREL)公式サイト:https://norel.jp/


「ノレルGO」では名義変更や面倒な書類手続きが不要なレンタカーを活用することで、面倒や手間をすっ飛ばしてLINE完結でカーライフを手に入れることが可能です。

また、一定期間ノレルGOを利用することでICT独自の与信情報が蓄積され、通常のローンやリースの審査に通らない方でも「ノレル」のサービスに移行することも可能になっており、サービスローンチ以降1,200名を超える方々がノレルのカーリースサービスに移行いただいています。

ノレルGO公式サイト:https://norel.jp/go

ICTは上記のようなサービス価値を、より多くのドライバーに提供するためにAWS IoT FleetWiseを活用し、車両状態や運転状況をより高精度かつ効率的に管理する環境を強化します。


AWS IoT FleetWiseとは

AWS IoT FleetWiseは、車両からのデータをほぼリアルタイムで収集、変換、およびクラウドに転送するAWSが提供するサービスです。

ICTは、AWS IoT FleetWiseを活用して、クルマのスピードやエンジン回転数などの車両データを取得することより、車両データに基づいてクルマの生涯価値を客観的に算定するための基準を確立し、以下のようなサービスのご提案が可能になりました。

・顧客の要望(利用期間、希望車種、希望金額など)に対するベストなカーライフの提案

・利用実績(利用頻度、利用用途など)を反映させた車両やプランの提案


本取り組みによって実現する価値

ICTは、AWS IoT FleetWiseを活用することにより、急発進・急停止などの運転履歴を含むクルマに関する様々な車両データを必要に応じて取得することが可能となり、お客様に、以下の新たな価値提供を実現します。


①:クルマの生涯価値(Car LTV)が最大化される

本取り組みにより、ノレルを通じたクルマの生涯価値(Car LTV)を最大化するための情報として活用することが可能となります。

Car LTVを最大化するためにはクルマの過去・現在・未来の価値算定を高精度で行う必要があり、ICTはAWS IoT FleetWiseから取得される車速やエンジン回転数などの情報を活用することで、これまでと比較して格段に精度の高い残価予測を行うことができるようになりました。

その結果、Car LTVが最大化されるのと同時にお客様にとって最適な車両を最適な料金で提供することに繋がっています。

②:運転実績と事故・故障などの関連性を示し、事前予測モデルが構築される

また、AWS IoT FleetWiseの活用により、故障コードや各種センサー情報を取得することも可能になっています。

このため、運転されていた環境や頻度はもちろん、運転のされ方などの実績と実際の事故・故障などの実績を照らし合わせることにより事前に事故や故障の予測ができるようになります。

最終的には事前に事故・故障に対する対策を講じて被害を最小限に留める活動に発展させるべく開発を進めています。


③:お客様の利用状況に応じた車両などのサービス提供

AWS IoT FleetWiseを活用することで、車両機構関連の情報だけではなく、GNSS搭載車載器経由で位置情報を取得することも可能となっています。

これによりお客様のクルマの利用用途や利用頻度などを抽出することが可能で、この情報を用いてお客様それぞれに最適な車両やプランの提案が可能になります。

今後の展望について

今後、ICTは、EVの普及が進む中で、ICTの基準に基づいた客観的な価値算定が可能となる仕組みの構築を目指します。ICTは、AWSを活用してデジタルトランスフォーメーションを推進し、車両データの活用によって自動車業界に新たな付加価値をもたらすことに貢献してまいります。


株式会社IDOM CaaS Technology 代表取締役社長 山畑 直樹

当社は、2016年に始まったNORELサービスから今日まで、18,000名以上のお客様にクルマ体験を提供してきました。

私たちの目指すのは、単なるカーリースやレンタルを超えた、新しいクルマの価値の創造です。

従来の枠組みでは、税金やメンテナンスコストに加えて、車の価値の下落が大きな課題でした。しかし、今回の挑戦により、AWS IoT FleetWiseの技術を駆使することで、未来の移動体験を築いてまいります。

私たちは、『クルマの生涯価値最大化』、『事故・故障リスク予測』、『利用状況に合わせたサービス提供』という使命を達成するため、クルマに関する最適な情報を収集し、提供する環境をつくりました。

これにより、お客様に手ごろな価格で、最適な車両とプランを提供できるようになりました。未来への展望も確かです。AWS様との連携を一層強化し、電動車両(EV)などのテクノロジーの進化に柔軟に対応していきます。

クルマが単なる移動手段を超えて、人々の生活に深く関わる存在となるよう、私たちは邁進してまいります。


アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 執行役員 技術統括本部長 巨勢 泰宏

自動車業界は消費者の行動が変化するなか、俊敏性、柔軟性、エネルギー効率に優れたクラウドを活用して、顧客エンゲージメントモデルの変革と持続可能なビジネスの強化に踏み出しています。

IDOM CaaS Technology様は、AWS IoT FleetWiseというAWSクラウドサービスを活用することで、車両データの取得と活用による顧客エンゲージメントモデルの変革を実現しただけでなく、その変革を支えるクラウド人材の育成にも同時に取り組まれています。

AWS は、同社の自動車情報の取得と活用によって、顧客に寄り添ったサービス提供の実現を引き続き支援してまいります。また、同社の『クルマの生涯価値最大化』、『事故・故障リスク予測』、『利用状況に合わせたサービス提供』という使命を実現し、お客様価値の向上に貢献できることをうれしく思います。


会社概要

商号    :株式会社IDOM CaaS Technology(イドム カース テクノロジー)

設立    :2020年4月

代表者  :代表取締役社長 山畑 直樹

事業内容:CaaS事業(カーリース事業、レンタカー事業、カーシェアリング事業)

所在地  :東京都千代田区大手町2-7-1 TOKIWAブリッジ 7階

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自動車・カー用品その他
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会社概要

株式会社IDOM CaaS Technology

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URL
https://idomcaastechnology.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区神南一丁目19番4号
電話番号
-
代表者名
山畑直樹
上場
未上場
資本金
29億2244万円
設立
2020年04月