蘇れ(よみがえれ)、万物にウェルネスを。失われつつある伊吹山の自然回復を願う協働プロジェクト「蘇湯(そゆ)」のクラウドファンディング始動!
https://readyfor.jp/projects/soyu/
危機に直面している伊吹山
滋賀県と岐阜県の県境にあり、古来より薬草の宝庫として知られる伊吹山は、鹿などの野生動物による食害や大雨による土砂くずれにより、その自然が危機に直面しています。
2023年5月に開始した伊吹山「蘇湯」プロジェクトは、資生堂fibonaや松田医薬品株式会社など企業数社や団体、伊吹山の地域有志が、1,300種の植物や280種の薬草を育んできた豊かな風土をもつ伊吹山を起点に、人と地域風土のウェルネスを創出することを目的に活動している協働プロジェクトです。
本プロジェクトは、多くの方に伊吹山の現状を知っていただくとともに、本来の素晴らしさも感じていただきたいとの想いから、伊吹山周辺で昔から愛されている「薬草湯文化」に注目。伊吹山の恵みを受けた希少価値の高い植物の未利用素材を新たに活用し、伊吹山から遠く離れた場所にお住まいで訪れることができなくても伊吹山の恵みを肌で感じられるように、入浴用ボタニカル「蘇湯」を開発しました。
プロジェクト第一弾として、11月6日より「READYFOR」にてクラウドファンディングを開始。入手の限られた天然素材の中から製造された限定300ロットの「蘇湯」をはじめ、複数のリターンを用意しています。
得られた資金については、現地の方々との取り組みやこれからの植生回復活動の資金の一部として、活用を検討しています。
今後、より多くの方々と伊吹山の植生回復に向けた取り組みの実施や、蘇湯の一般商品化など、伊吹山の自然をもっと身近に感じられる取り組みを継続的に行いたいと考えています。
プロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/soyu/
蘇湯について
「蘇湯」は、日本ならではの湯文化や所作をもとに「Primitive×Premium」というコンセプトで開発した入浴用ボタニカルです。「蘇」という字に「よみがえる」という読みがあるように、近年環境の変化で危機的状況にある伊吹山の自然を蘇らせるとともに、ストレス社会を生きる人々のウェルネスを蘇らせたいという願いを込め、コンセプト、プロダクト及び体験デザインを資生堂クリエイティブが担当しました。希少価値の高い伊吹山の植物を古来原草と名づけ、その未利用素材を取り入れ、地球にも人にもやさしいプロダクトに仕上げました。
使用時に一回分を専用の巾着袋へ移すひと手間をかけてから入浴し、入浴後も乾燥させた原草は肥料や消臭剤として使用いただくことができ、入浴に留まらない一連の上質な体験を提供します。
また伊吹山ではヨモギから得られる高品質なもぐさが「伊吹もぐさ」として人々に愛されてきた歴史があります。今回の製造過程で副産物として得られるもぐさですが、そのままだと入浴用ボタニカルとして活用できません。そこでもぐさを中心に複数の植物端材を練り込んだオリジナル紙を制作し、素材を封入するパッケージとして新たにアップサイクルを行いました。
これらの紙の作成は、長野県の「藤原印刷」社と福井県の越前和紙の老舗工房「五十嵐製紙」社の協力により、試行錯誤を重ねて実現しました。
本プロジェクトにおけるコラボレーションモデルについて
伊吹山「蘇湯」プロジェクトでは、栽培、活用、体験、応援の全ての取り組みが循環型になるようなモデルを目指し、各領域を得意とする法人や団体、また支援者と共に長く続くコラボレーションモデルを目指し活動を行っております。
クラウドファンディングプロジェクト概要
・募集期間︰2023年11月6日(月)9時~12月28日(木)23時 52日間
・目標金額:300万円
・プロジェクト形式:All or Nothing・購入型
・URL:https://readyfor.jp/projects/soyu
・資金使途 :伊吹山の植生回復活動を行うための柵の購入資金や、蘇湯の製造・販売に関わる費用の資金
・リターン例(一部):入浴用ボタニカル「蘇湯」、蘇湯テントサウナ in 高知、オリジナル入浴剤作成など
※クラウドファンディングとは
インターネット上で支援金を募る仕組み。本プロジェクトでは「All or Nothing」というルールで、目標金額に達成しなければ集まった支援金は全て返金になる。支援者は支援額に応じたリターンを受け取ることができる。
当社の関わりについて
株式会社REDD(本社:東京都練馬区、代表:望月重太朗、以下「REDD」)は本プロジェクトの総合プロデュースおよびクリエイティブディレクションを担当し、プロジェクトを推進してまいりました。
今後はプロジェクトの継続的発展に向けて本取り組みの構造を有効活用し、同様な課題を抱える他地域の方々や共感いただけるパートナー企業様と共に、第二、第三の「蘇湯」を生み出していきたいと考えています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像