株式会社 hide kasuga 1896 代表取締役の春日秀之が長野市産業戦略アドバイザーに就任
株式会社 hide kasuga 1896 (本社:東京都港区、以下当社)の代表取締役である春日秀之は長野市(市長:荻原 健司)の委嘱を受け2022年6月1日(水)より長野市産業戦略アドバイザーに就任しました。
■長野市産業戦略アドバイザー設置要綱
この要綱は、長野市における産業の育成に係る調査・分析・施策の推進等において、企業等で活躍する高度な専門性を持った人材が有する知識・経験等を活用するため、長野市産業戦略アドバイザー(以下「産業戦略アドバイザー)を設置することに関した必要な事項を定めるものです。
■任務
産業戦略アドバイザーは、市長の指示を受け、産業の育成に関し次に掲げる事項を行います。
(1) 現状等の調査及び分析をすること
(2) 市が実施する施策の推進等について、専門的見地から指導又は助言をすること
(3) 市が実施する施策と企業等が行う活動とを結びつけること
(4) その他市長が必要と認める事項
■長野市市長 荻原 健司様のコメント
この度、株式会社 hide kasuga 1896 代表取締役 春日秀之様には、本年度から創設した「長野市産業戦略アドバイザー」をお引き受けいただくこととなりました。
株式会社 hide kasuga 1896 様には、春日様が当市のご出身というご縁から、昨年10月に当市との間で「地域活動の創生に向けたアドバイスパートナー協定」を結び、SDGsの推進やスマートシティNAGANOの実現に向けてご協力をいただいており、改めて感謝申し上げます。
それに加えて、春日様個人として当市の産業戦略アドバイザーにご就任いただいたことにより、春日様の知見、経験、人脈などを生かして、当市のまちづくりや産業発展のために様々なご指導、ご提案をいただければと考えております。
現在、当市は、市民の生活の質や利便性の向上を目指してスマートシティ構想に取り組んでおり、本年度から市内外の企業の皆様と共に実証事業などを進めております。
当市のスマートシティの取り組みが目指すビジョンは、極力、廃棄物を出さないサーキュラーエコノミーの考え方を基本とする「サーキュラーシティ」です。春日様が企業経営の理念に掲げる「価値と創造の再生」と正に同じ方向を目指しており、スマートシティの実現に向け、春日様のアドバイザー就任は、大きな追い風になると期待しているところです。
今後とも、当市が先進的な取り組みにより、全国から選ばれる都市となるために、引き続き、お力添えをいただきますようお願いいたします。
■ 春日 秀之のコメント
この度、「長野市産業戦略アドバイザー」を拝命いたしました春日秀之です。
私は善光寺界隈で幼少期を過ごし、高校を卒業するまで長野市で育ちました。その後、都内の大学へ進学、企業に就職してから、素材の研究者として国内外で活動、そして事業家として「環境と資源」をテーマに、循環型社会構築に向けた事業運営を推進しております。
私は、首都圏そして海外から長野市を客観的に見ることによって、改めて長野の潜在的な魅力に気づきました。日本は首都圏の成長の限界がきています。これからの未来は特色のある地方都市の成長が日本の発展を促進すると考えられます。21世紀に入り地方からダイレクトに世界へアピールする事が可能になり、今その“時”が到来しています。
私は、長野市と長期的なビジョンを共有して、地域性を最大限活かした文化的な産業都市の構築を目指してまいりたいと存じます。
具体的には、長野市のスマートシティの取組みと連動しながら、「サーキュラーシティ(循環型都市)」として、世界的なモデルにするため、日本ならではの“古き良き循環型の生活様式”をアップデートし、サーキュラーエコノミーを市民が体感できる街づくりを検討しております。
そして、この活動の先には、グローバルな循環型新産業創出に繋げ、自立した経済圏の確立を目指してまいります。
荻原市長のもとで、自身の経験と知識、ネットワークを積極的に投入し、長野市の発展に寄与できるように全力を尽くしますので、みなさまの温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。
■春日 秀之 プロフィール
春日 秀之
長野県長野市出身
事業家 / プロデューサー / 博士(工学)
株式会社 hide kasuga 1896 代表取締役
hide kasuga LABO 研究所長
株式会社 hk1896 LINKS 代表取締役
仏国法人 BLANC BIJOU CEO
BLANC BIJOU 株式会社 代表取締役
・略歴
1973 年 - 長野県長野市生まれ
1999 年 - 東京工業大学大学院修士課程修了(工学修士)
曙ブレーキ工業(株)入社
2000 年 - 社命によりエクス=マルセイユ大学に留学(~2001年)
2001 年 - パリ研究所駐在(~2004年9月)
2006 年 - NiKKi Fron(株)(旧 (株)日本機材)入社 取締役に就任
2009 年 - NiKKi Fron(株)代表取締役社長に就任
仏国法人BLANC BIJOU創業 代表に就任
2011 年 - 日本法人BLANC BIJOU(株)設立 代表に就任
2012 年 - (株)hide kasuga 1896創業 代表に就任
NiKKi Fron(株)代表取締役退任
2017 年 - (株)hk1896 LINKS 創業 代表に就任
2018 年 - 信州大学大学院にて博士号(工学)を取得
信州大学国際科学イノベーションセンター内に
研究機関hide kasuga LABO 設立 研究所長に就任
2019 年 - 早稲田大学客員研究員就任(4月より)
東京表参道に旗艦店gallery de kasugaを開業
・専門分野
事業経営 / 事業創出 / ブランド開発 / ブランディング戦略 / サーキュラーエコノミー / 資源・環境化学 / 複合材の適用開発 / LCA / 高分子化学
・特許
特許第 6612001号 「PTFE リサイクル技術」
・公職
【東京】
商工会議所 国際経済委員会 委員
商工会議所 千代田支部工業分科会 副分科会長
日刊工業新聞社主宰 100年経営の会 理事
在日フランス商工会議所 賛助会員
【パリ】
パリ商工会議所管轄 日仏経済交流委員会 会員
【長野】
日刊工業新聞社主宰 長野産業人クラブ副会長
■マテリアルシンクタンク「株式会社 hide kasuga 1896」について
株式会社hide kasuga 1896はサーキュラーエコノミー構築を推進する事業家「春日 秀之」が2012年に設立したマテリアルシンクタンクです。
2018年、素材の研究所「hide kasuga LABO」を信州大学国際科学イノベーションセンター内に開所。2019年に東京表参道に素材をベースとしたサーキュラーギャラリー「gallery de kasuga」を開業し、2020年にはサーキュラーエコノミー構築コンソーシアム「Green Composite Hills by hide k 1896」を組成。また、2つの循環型マテリアルブランド「hide k 1896」 「BLANC BIJOU PARIS」も運営しています。
■ サーキュラーエコノミーコンソーシアム「Green Composite Hills by hide k 1896」について
「Green Composite Hills by hide k 1896(グリーン・コンポジット・ヒルズ)」(以後GCH)は素材・製品・消費者・再生が循環する産学官連携によるサーキュラーエコノミー構築コンソーシアムです。
「GCH」では人工繊維および天然繊維と環境調和型のプラスチックからなる柔らかい複合材“コンポジット・テキスタイル”を軸に、最終製品メーカーやマーケットと連動して“トレーサビリティ”を構築。同時に複合材の分離技術の確立を進め、循環(サーキュレーション)の仕組み構築を目指します。
2020年から信州大学繊維学部が参画。2021年には三井化学社が参画し、今後様々な企業、学術・行政機関の参画を予定しています。
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