AIアノテーションサービスで協業
― AIの質を決める高品質アノテーションデータを短時間で大量に提供 ―
2023年11月29日
東芝情報システム株式会社
TTピーエム株式会社
東芝情報システム株式会社(本社:神奈川県 川崎市、取締役社長:根本 健、以下 東芝情報システム)は、TTピーエム株式会社(本社:神奈川県 横浜市、代表取締役社長:生藤 芳一、以下 TTピーエム)と、AI(Artificial Intelligence)の機械学習に使用する教師データ作成のアノテーションサービスにおいて、サービス拡大に向け協業致します。
東芝情報システムは、半導体の設計から組込みソフトウェアまで一貫して対応できる、国内でも数少ない組込みシステム事業会社です。当社の保有する高度なテクノロジーをベースに、デバイスからプラットフォーム、アプリケーション、サービスまでの幅広いソリューションでお客様のさまざまな課題を解決し、新たな価値を創造し続けています。
今般、TTピーエムが提供する「アノテーションサービス」と、東芝情報システムが2023年1月18日にリリースした「自動アノテーションサービス」が連携し、大量で高品質なアノテーションデータを必要とするお客様にサービスを提供していきます。これにより、画像のバウンディングボックスやセマンティックセグメンテーションにおいて、これまで以上に短時間かつコストを抑えて、アノテーションデータの提供が可能となり、お客様のAI開発の期間短縮と効率化に貢献していきます。本サービスはTTピーエムより提供を予定しています。
(TTピーエム アノテーションサービス について)
セキュリティ・品質レベルに応じた作業体制の提案、作業目線からのツールの改善提案、作業結果の揺らぎ補正の為のルール変更提案等、研究者、開発者様に寄り添いながら様々なコンサルテーションのご提供を致します。また学習データの収集、仕分け、撮影、撮影後の静止画切り出し、アノテーション作業後の機械学習まで、アノテーションに関わる周辺作業をご支援します。
(東芝情報システム 自動アノテーションサービス について)
当社独自のAI技術を活かし、お客様の教示仕様に基づいた少量の学習データセットと教師対象画像データをお預かりして、高精度なアノテーションデータを短時間で大量に提供するサービスです。当社では自動車産業をはじめ製造、インフラなど幅広い業種、業界に対してサービス提供を行っています。また、自動運転を想定した18クラス*1を認識する車載向けセマンティックセグメンテーションのアノテーションデータ作成ベンチマークにおいて、作成した1,000枚のアノテーションデータは、最先端のベンチマーク結果*2と比較しても遜色のない、精度 (mIoU) 85.4%*3を達成しています。
*1 認識対象の18クラス:乗用車、トラック、バイクや自転車、車道、歩行者、空、車線、歩道、縁石、ガードレ
ール、道路標識、植生、電柱、建物、障害物、駐車場、自車、その他無関係なもの
*2 Semantic Segmentation on Cityscapes test
https://paperswithcode.com/sota/semantic-segmentation-on-cityscapes
*3 精度 (mIoU) は2023年10月時点の値
■ 協業イメージ図
■ TTピーエム
・ TTピーエム アノテーションサービス Webサイト
https://www.t-tpm.com/annotation/
・ ValueAIDのコンセプト Webサイト
https://www.t-tpm.com/valueaid/
■ 東芝情報システム
・ 東芝情報システム Webサイト
https://www.tjsys.co.jp/
・ 東芝情報システム 自動アノテーションサービス Webサイト
https://www.tjsys.co.jp/embedded/auto-annotation/
*本ニュースリリースに記載されている会社名、製品名は、各社の商標、または、登録商標として使用している場合があります。
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