バーコードなしで「無人レジ」を実現。AIレジ「Truly(トゥルーリー)」初公開
あらゆる現場のDXを促進 〜AI・人工知能EXPOにて〜
日本社会は深刻な人手不足問題に直面しており、その影響を受けやすい店舗や工場などの現場では、省人化・無人化が目下の課題です。販売処理においては、バーコードやRFIDによる「無人レジ化」が試みられてきましたが、機能やコストの問題で導入が広がっていません。
「Truly」は既に設置された一般的なカメラを「AI実装」するエッジネットワーク技術を採用し、低コスト・高速度・強セキュリティ を兼ね備えた「無人レジ化」を実現します。導入が進めば、多くの店舗や工場現場の無人化が促進され、人手不足問題の解消につながります。
展示会では「Truly」を操作し、その速さや高い精度を体験できる他、「無人在庫管理」「人流解析」など、エッジネットワークの活用事例を体感できます。
バーコードなしで0.2秒(※)でモノを認識。AIレジ「Truly(トゥルーリー)」初公開
株式会社シーエスコミュニケーション(以下、シーエスコミュニケーション)は、バーコードなしで「無人レジ」を可能とするAIレジ「Truly(トゥルーリー)」(以下、Truly)を正式に公開します。
「Truly」はバーコードなしの製品を、人の確認を介さず、たった0.2秒(※)で正確に認識するものです。利用者や端末と近い場所にAI処理装置を配置し、ネットワークの端点(エッジ)でデータ処理を行うエッジコンピューティング技術と、POS(Point of sale、販売時点情報管理)システムを組み合わせることで、「バーコードなし」「低コスト」「高速度」「強セキュリティ」のすべてをかなえた、今までにないサービスです。
本サービスは「エッジIRリーダー」という仮称で、2022年12月に発表、2023年5月にベータ版が完成しており、この度、ようやく2023年10月25日〜27日に幕張メッセで開催される「AI・人工知能EXPO」で公開する運びとなりました。当日は、シーエスコミュニケーションのブースにて、実際に「Truly」を手にとって、その速さや高い精度を体験することができます。
※かかる時間については環境により変動する場合があります。
現場に残された「無人レジ化」の課題。バーコードやRFIDでは手間・コストがかかる
現代の日本社会では、少子化により労働力人口が加速的に縮小し社会問題となっています。特に、物品を販売する店舗や、飲食などのサービス業は人手不足の影響を受けやすく、省人化・無人化の技術導入が目下の課題です。
しかし、普及しているバーコードは専用リーダーでの読み込みが分かりにくく、結局サポートをするスタッフが常にレジの横に配置されるなど、無人化が進んでいません。また、代わって登場したRFIDシステム(Radio Frequency IDentification System 、媒体に電波・電磁波を用いたIDシステム)は、導入コストが高額で、特殊タグ付けに手間と人件費がかかるなど課題が多く、店舗や工場現場での導入のハードルが非常に高いです。
「Truly」は「低コスト」「高速度」「強セキュリティ」のすべてをかなえたAIレジ。既存の多くの課題を解消し、現場のレジの無人化を推し進めます。
「低コスト」「高速度」「強セキュリティ」「フレキシブル」のすべてが揃うAIレジ
「Truly」に使われている「エッジネットワーク」技術とは、データ処理をローカルネットワーク上で行い、必要なデータのみをクラウドに送信する技術です。
カメラやタブレットなどのデバイスに対して、「どのようなデータを、どのように判断するか」指示を出し、デバイス上でデータ処理を行い「必要なデータ」のみをクラウドに送信します。データ送信・処理の負担が大幅に軽くなるうえ、デバイスへの指示を柔軟に変更できることから「高速処理」「フレキシブル(設置後も機能の変更が可能)」という特長を持ちます。
速度についての改善も大きく、これまでの動画認識技術では、読み込みに5〜6秒かかっていましたが、「Truly」ではわずか0.2秒(※)で認識できるようになりました。
※かかる時間については環境により変動する可能性があります。
また、短時間で色・形状・大きさ・質感などあらゆる因子でモノを分析し、高い精度で認識することが実証されています。
これまでの検証では、ラーメンの画像認識をさせた場合は醤油ラーメンか塩ラーメンか、また、ひき肉の画像認識をさせた場合は牛・豚・鶏のうち何のひき肉かまで識別ができました。加えて、物体の識別だけではなく、傷や汚れの判別をAIに学習させることで、工場生産される医療品や工具などの破損や汚れの判断にも活用できるため、「無人検品」「無人在庫管理」など一次産業から三次産業まであらゆる現場での活躍が期待されます。
さらに、高額な新しいAIカメラを購入することなく、一般的な市販のカメラに指示をする=「AI実装」するため、導入/運用コストを大幅に下げることができます。これまで、「無人レジ」の導入には数百万円という高額な初期費用と、年間数十万円以上の運用コストがかかっていましたが、「Truly」では、初期費用も低額に抑えられ、運用コストもシステム利用料だけですむため、コストを大幅に減少させることができます。
すべての人にAIの「真(True)」の価値を届ける「Truly」
多くの企業は、人手不足の解消や業務効率化のためにAI導入を検討してきたものの、高額な初期投資や運用のコスト、システムを上手く扱える人材不足、ITリテラシーの問題などから「やりたくてもできない」環境にありました。
多くの企業が、AIの「真」の価値を享受できないまま取り残されているのです。
一部の企業だけAI導入が進むことは、社会的に「真(True)」のAI化が進んでいるとは言えません。すべての企業や人がAIの「真」の価値の恩恵に預かれる状態こそ、「真」の意味でのAI化と呼べるでしょう。
「Truly」は、この「真」の意味でのAI化を推し進めたいという思いを込めて命名しました。その名の通り、AIの導入やDXの壁となってきた「導入/運用コスト」「速度」「セキュリティ」「支持内容の柔軟性」の課題をすべて解決するシステムで、あらゆる現場のAIによる省人化・無人化、DXを推し進めます。
シーエスコミュニケーションは、すべての人がAIの恩恵に預かれる社会を目指しています。「Truly」を通じて、「真」の意味でのAI化が大きく進められるよう事業を展開していきます。
第4回 AI・人工知能EXPO 【秋】にて「Truly」を初公開
RX Japan株式会社が主催する日本最大のAI技術の専門展示会、NexTech Week2023【秋】の第4回 AI・人工知能 EXPO【秋】 シーエスコミュニケーションのブースにて、「Truly」を初公開いたします。
ブースでは「Truly」を実際に手にとって体験していただいたり、製品の詳しい概要をご紹介したりするコーナーをもうけています。その他にも「エッジネットワーク」を活用した各種サービスや、今後の幅広い可能性についても展示しておりますので、ぜひご来場いただき、「エッジネットワーク」が実現する未来をご体感ください。
出展概要
・展示会名:Nex Tech Week 2023秋 内
第4回 AI・人工知能 EXPO【秋】
・開催日時:2023年10月25日(水)~27日(金) 10:00~18:00 ※最終日のみ17:00終了
・開催場所:幕張メッセ(1~3ホール)
・主催 :RX Japan 株式会社
・小間番号:11-52
・入退場 :無料 ※事前登録をしていると入場がスムーズです
▼展示会ブースへの無料申し込みページ https://www.nextech-week.jp/autumn/ja-jp/register.html?code=0871170419668519-I3J
【株式会社シーエスコミュニケーションとは】
社会を支えるITインフラ・ネットワークシステムをメインに、「技術力」「誠実さ」「向上心」を信条に四半世紀にわたり築き上げてきた信用のもと、AI、IoT、クラウドなど広くDXに関わるシステムインテグレーター企業です。
ITインフラの要件定義や設計構築から現地への展開、運用保守に至るまですべてのフェーズを請け負います。また、AIなどの先進的な技術をより社会に広める「エッジコンピューティング」を、新規事業として扱っています。
●社名 :株式会社シーエスコミュニケーション
●本社 :
東京本社 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア 8F
大阪本社 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島7-1-8 WINビル 8F
●代表者 :代表取締役 牧草 亮輔
●創業 :1998年8月
●設立 :2000年1月
●事業内容:コンピュータのネットワークシステム及び通信システムの企画、設計、開発、保守、及びコンサルティング、電気工事業
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