【角川大映スタジオ】ダビングステージリニューアルオープン~劇場用Dolby Atmos®対応ステージが完成~

株式会社角川大映スタジオ(所在地:東京都調布市多摩川6-1-1、代表取締役社長堀内大示、以下角川大映スタジオ)は、劇場用Dolby Atmos対応ダビングステージの運用を開始しました。

株式会社角川大映スタジオ

リニューアルしたダビングステージ

 ダビングステージとは、編集を終えた映像を実際の視聴環境に近い状態で再生しながら、音の最終調整を行うスタジオのことです。映画のミックス作業のために設計されたダビングステージは実際の映画館のような作りとなっているのが特徴です。

▶劇場用Dolby Atmosに新たに対応

 今回のリニューアルに工事に際し、新たにDolby Atmosに対応しました。

 Dolby Atmos(ドルビーアトモス)とは、従来の5.1chや7.1chのサラウンドシステムに加え、天井に設置されたスピーカーを利用することで、音が上下左右、あらゆる方向から聞こえる立体的な音場を作り出すことができる規格です。また、音声トラックを個別の「オブジェクト」として扱い、その位置情報を個々のスピーカーにレンダリングし、オブジェクトベースの音響再生を実現することができます。   

 

 Dolby Atmosを含む3Dオーディオ市場はゲーム・音楽・VRやARの台頭で活況を呈しており、今後大きく成長する業界として近年世界的に注目されています。Dolby Atmosは映画製作においても使用される規格であり、これに対応しているステージとして日本で3番目となることから、今後国内外で上映される映画を中心とした様々な映像コンテンツの制作に活用されることが見込まれます。

▶イマーシブオーディオに最適化された音響空間

 ミキシングコンソールもAvid S6を新規に導入。10MHz対応のグランドマスタークロックDXD-16を採用し、高解像度な音響を実現する機材を選定しました。また、ナチュラルな音響空間を実現する柱状拡散体の「AGS」は残しつつ、音響の内装建築も一から再設計。細部にまでこだわりDolby Atmosに相応しい優れた音響特性を実現しました。

▶ 「和」を取り入れた落ち着いたデザイン

 ステージの室内デザインも、他のダビングステージにはない明るい雰囲気へとリニューアル。

 ステージ前方の壁部を全て黒で統一し再生する映像への没入感を高める一方、ステージ後方はタニハタの組子細工を用いた「和モダン」テイストのデザインを採用し、編集に最適な音響環境はそのままに、落ち着いて制作に取り組める空間へと進化しました。環境問題へも配慮し、新たに制作されたオリジナルの作業机には天然リノリウム素材を採用。廃棄時も有害物質を発生させない、環境に優しいステージとなりました。

組子細工が美しいデザイン

▶ステージスペック

機材リスト:

Mixing Console - Avid S6 Dual Head 72Fader

DAW - Avid ProTools HDX3×6

スピーカー- JBL 5742/9310/AM5212|00/4645C

アンプ- Crown I-TECH5000HD/Crown DCi 8|600DA

プロセッサー- BSS BLU-806

映像再生機 - Avid Media Composer Artist|DNxIO

      ProTools Artist|DNxIQ

プロジェクター- NEC NC2000C DLP Cinema Projector

▶会社概要

株式会社角川大映スタジオ
【設立】2013年4月1日
【本店】東京都千代田区富士見2-13-3
【代表者】代表取締役社長 堀内 大示
【事業内容】
美術製作を含む撮影スタジオ、照明機材およびポスプロ設備のレンタル事業
【URL】https://www.kd-st.co.jp/

▶本件に関するお問合せ先

角川大映スタジオ 総務課広報担当 小野

Email: studio-info@kd-st.co.jp

Tel(代表)  042(482)1151

Tel(直通) 090-1735-3523

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会社概要

株式会社角川大映スタジオ

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URL
https://www.kd-st.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区富士見2-13-3
電話番号
042-482-1151
代表者名
菊池剛
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年04月