ピアノ教室のあり方が変化。コウキ商事が堺市西区で新コンセプトのピアノ教室「I Love Piano」をオープン。
ピアノ教室は「子供の習い事」から大人の習い事・趣味として定着。音楽教室の出店戦略にも影響。
コウキ商事株式会社（本社：奈良県天理市、代表取締役：西田裕亮、以下コウキ商事）は、2024年5月19日（日）大阪府堺市西区のスーパー・ライフ福泉店に、もっと気軽に楽しめる新しいコンセプトのピアノ教室「I Love Piano vol.24 ライフ鳳福泉教室」（大阪府堺市西区 ・JR阪和線・鳳駅徒歩15分）をオープンする。主な対象としては、ピアノに触れてみたいお子様やセカンドライフとしてピアノを楽しみたい大人の趣味層を想定しているようだ。
ひと昔前はピアノ教室といえば「子供の習い事」の代表格。だが今や、すっかり様相は変化している。
ピアノ教室「I Love Piano」も１０年前に誕生した際には、まだ子供をメインの対象として募集活動したという。
しかし、年々大人の方がレッスンに通われるようになり、今や約半数が大人の生徒だという。以前は夕方からの時間に集中していたピアノ教室も今では朝から主婦層やシニア層の生徒が多く訪れる。
■出店地域の変化
ピアノ教室「I Love Piano」をFC契約で展開しているコウキ商事では、以前は新規出店するエリアというと、原則的に子供の多い新興住宅地を候補地に挙げていたというが、今では「子供が多いことはあくまでアドバンテージ。むしろ、大人も含めて音楽や芸術文化が盛んな地域」であることの方が魅力が大きいという。
確かに最初に出店した奈良市（学園前）、生駒市（東生駒）、天理市（天理）、和泉市（光明池）はいずれも音楽文化が盛んな地域と言える。
いったい、いつ頃からこのような変化が起こったのだろうか？
■ピアノをもっと楽しく、気軽に、誰にでも親しんでいただけるように
「I Love Piano」を立ち上げたピアニストでもある渡邊朋子さん（株式会社ワタナベミュージックラボ代表取締役）は「I Love Piano」に対し、次のような想いで運営しているという。
「自分がピアニストを目指して通っていた当時、『ピアノを習う』＝『厳しい』『怖い』が一般的で、厳しいレッスンに耐えた人だけが弾いて楽しむことができるという感覚でした。でも“ピアノはもっと気軽に楽しく習えて、大人になっても多くの方が楽しめるはず！そんな場所を提供したい”と思って生まれたのが『I Love Piano』でした。」
渡邊代表は「ピアノをより身近に感じてほしい」「純粋にピアノを楽しめるような教室にしたい」と、敷居を下げる意味でも“商業施設の中でお買い物ついでに行ける場所”に教室があることも大事な要素という。
上述の想いに共感したコウキ商事も奈良市のイオンタウン富雄南にピアノ教室を3年前にオープンしたが、今では曜日によって空き待ちが出るほどの人気教室になっているようだ。
10畳程度のゆったりした室内にレッスンではもちろんグランドピアノを設置。そのため、コロナ禍で密室が気になる方も安心して通っていたようだ。
■コロナが大きな転機に！
少子化の影響は否めず、全国的には音楽教室の生徒は減少し、楽器店の廃業も続く。かつてのように新興住宅街で子供が多い地域なら楽器店や音楽教室の集客がしやすい、という単純な構造はなくなった。
ただ逆に、２０年以上前には想定されなかったほど、楽器を演奏する大人、特にシニア層が増えている。
冒頭のような大人のピアノ教室は30年ほど前から少しずつ広がってはいたが、2020年からのコロナをきっかけに子供と大人の比率は大きく変わったという。
子供の比率が下がったのはいうまでもなく少子化の進行が予想以上に進んでいることだ。
2023年の出生数、過去最少 75万8631人 推計より12年早い少子化（毎日新聞） - Yahoo!ニュース
コロナ禍ではコンサートやライブなどの活動、吹奏楽部の活動が制限されるなど、大きな影響があり、音楽業界は大打撃を受けた。一方、テレワークやオンライン会議の普及など、勤務形態も変わり、「自宅での時間」が増え、動画や音楽をストリーミングで楽しむ人は急拡大した。一時は電子ピアノやギターの生産が追い付かない時期があるなど、潜在的な音楽人口は確実に増えた。
まだピアノをはじめとした音楽教室に生徒が流れていると数字に出るほど大きな流れにはなっていないようだが、大人の生徒、しかも男性の生徒は確実に増えつつあるという。
地元の放送局、奈良テレビでもその様子は興味深く取り上げられた。
商業施設を訪れた男性が興味深そうに教室を覗くことが以前よりも確実に増えているようだ。
I Love Piano渡邊代表は、「確かなデータがあるわけではないが、実際に通っている大人の３〜４倍は『ピアノが弾けたらいいな』と思っているが、最後の一歩が出ない。日常利用するスーパーや商業施設でピアノの音が聞こえることで、『ピアノを弾けたらいいな』『習ってみたい』ことを思い出して、一歩踏み出してほしい」と言う。
コウキ商事が3年前にFC展開を始めてから、I Love Pianoの教室展開は一気に広がり、教室は20会場となり、今年に入り、ついに総在籍は1000名を超えたそうだ。
順調に拡大する要因を渡邊代表は下記のようにまとめている。
「楽しいから長続きする！」
レッスン方針では「ほめて伸ばす」ことを指導者に徹底しています。触れたことがない方であっても、ピアノを楽しく学ぶことができる環境を作るための工夫をこらし、もちろんお子様のレッスンにおいてはマナーや礼儀といった部分もピアノとともに楽しみながら学んでいただけるように、ただ“優しい”だけで終わらない教室つくりを目指しています。
特に趣味で楽しく続けたい大人の方はレッスンで良いところを伸ばす指導により、生徒さんが気持ちよく生き生きと楽しく通える環境にあることが想像できます。
在籍生徒が順調に伸びているのは、楽しくポジティブな雰囲気が寄与しているようだ。
今後も地域の支持を受けて、広がっていく様子がうかがえる。
「I Love Piano vol.24 ライフ鳳福泉教室」では、オープン記念で5月末日までに御入会の方は入会金無料（通常11,000円）となるキャンペーンを実施している。
またオープニングのお披露目として、4/20（土）にプレオープンコンサート、5/19（日）にはグランドオープンコンサートを「ライフ鳳福泉教室」の店内で開催。
5/19（日）にはI Love Piano渡邊朋子代表の演奏も予定している。
■店舗概要
店舗名 ：I Love Piano vol.24 ライフ鳳福泉教室
所在地 ：〒593-8311 大阪府堺市西区上４４４−１ ライフ福泉店1階
営業時間：10:00～20:00(レッスン時間による) ＊土日も開講予定
対象年齢：習い事をお探しの3歳程度のお子様から
セカンドライフの趣味として楽しみたいとお考えのご年配の方まで
幅広く対応可能です
＜レッスンについてのお問合せについては下記よりご連絡いただけます＞
TEL： 0120-14-3399
■コウキ商事株式会社について
コウキ商事は、楽器店ならびに音楽教室の運営をしている1964年設立の会社です。
「くらしに音楽を」を経営理念として、奈良県、大阪府で音楽教室、およびピアノ・管楽器・ギターなどの各専門店を展開している地元密着型企業です。ただ楽器を販売するだけではなく、「音楽人口の拡大」とともに、ピアノ調律、管楽器修理など技術スタッフも多数有し、お客様が長く音楽を楽しんで頂けるようにサポートし続ける企業を目指しています。
＜会社概要＞
社名 ：コウキ商事株式会社 ( https://www.kouki-shoji.co.jp/ )
本社所在地：〒632-0078 奈良県天理市杉本町351-4
代表 ：代表取締役 西田 裕亮
事業内容 1. 楽器・楽譜の販売
2. 各種教室の企画・運営・管理
(1) ヤマハ音楽教室・ヤマハ英語教室
(2) ヤマハ大人の音楽レッスン
(3)ピアノ・エレクトーン教室
(4) コウキ商事オリジナル各種楽器教室
バイオリン、フルート、ギター、ウクレレ、
ボイストレーニング、歌、ドラム、文化箏、など。
(5)30分個人レッスンのピアノ教室「I Love Piano」
3. ピアノ調律、修理
4. 管楽器修理、電子楽器の修理
5. 防音室の販売
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