【調査報告】物価高騰下の岩手県内ひとり親家庭、100%が「生活が厳しい」と回答。食料支援をきっかけとした孤立防止・伴走型支援の必要性が浮き彫りに
〜「ひとり親家庭等生活実態調査2026」結果発表。24時間・非対面の「コミュニティフリッジ」利用者の94.8%が「家計の支えになっている」〜
岩手県盛岡市を中心にこども支援活動を行う特定非営利活動法人 FutureSeeds(所在地:岩手県盛岡市、理事長:佐藤昌幸)は、物価高騰が続く中での岩手県内のひとり親家庭等の暮らしの実態や、当法人が運営する「コミュニティフリッジ(地域みんなの冷蔵庫)」の利用状況を把握するため、「ひとり親家庭等生活実態調査2026」を実施いたしました。
調査の結果、回答者全員(100%)が経済的な厳しさを感じている実態や、半数以上(54.5%)が生活の困りごとに対する「相談先がない」孤立状態にあることが判明しました。
■ 調査の背景と目的
相次ぐ食品・日用品の物価高騰は、ひとり親家庭の家計を直撃しています。当法人では、食料品や日用品を24時間・非対面で受け取れる支援拠点「コミュニティフリッジ(盛岡・滝沢・八幡平の3施設)」を運営しておりますが、利用者のリアルな生活課題を可視化し、今後のより実効性の高い支援および地域社会・行政との連携につなげるため本調査を実施いたしました。
回答者の100%が「家計の厳しさ」を実感。
94.8%がコミュニティフリッジを「家計の支え」と回答 ・経済状況について「とても厳しい」「厳しい」の合計が100%にのぼり、物価高の影響が極めて深刻であることが確認されました。 ・一方で、コミュニティフリッジが「家計の支えになっている」との回答は94.8%に達し、ダイレクトな食料・日用品支援が高い効果を発揮しています。
「24時間・非対面」の安心感が評価。約4割は「他の民間支援の利用経験なし」
・利用の主な理由は「必要な時に受け取れる」「24時間利用できる」「対面せずに利用できる」が上位を占めました。
仕事や子育てで多忙な保護者にとって、周りの目を気にせず利用できる利便性と安心感が強く支持されています。
また、回答者の約4割が他の民間支援を利用した経験がなく、本事業が孤立を防ぐ「最初のセーフティネット」として機能していることが分かりました。
最も求められているのは「お米(53件)」
衛生用品への高いニーズも顕在化 ・支援品として最も求められているのは日々の主食である「お米(53件)」、次いでレトルト食品や缶詰・調味料など日持ちする食材です。 ・さらに、生理用品やトイレットペーパーなど「節約のために購入を切り詰めがちな衛生用品」へのニーズも高く、切実な声が集まりました。
食料支援の「その先」にある課題54.5%が「困りごとの相談先なし」
子どもの進学・教育費、保護者自身の就労や健康、住居などの不安を抱える一方で、「困りごとの相談先が特になし」と答えた人が54.5%に達しました。
食料支援を単なる「モノの提供」で終わらせず、生活全般の課題解決につなげる「伴走型支援」への展開が急務となっています。
■ 利用者からのメッセージ(抜粋)
アンケートでは、ご協力いただいた77名全員から寄付者・支援者様への感謝のメッセージが寄せられました。
・「食べ盛り育ち盛りの、一生懸命頑張っている子供達の体の支え、親の心の支えになっています。いつも感謝しています。」
・「高校生と中学生の子供を持つ保護者です。二人とも受験生ですので学費の心配があるため、ご支援とてもありがたいです。」
・「子供の物は買いやすいけど、自身の物は蔑ろにしがち。必要不可欠な生理用品も置いていただき感謝しています。」
■ 今後の取り組み方針
調査結果を受け、FutureSeedsでは以下の取り組みを強化・推進してまいります。
支援物品の継続的な確保・充実 お米・調味料などの主食類に加え、要望の多い生理用品・日用品の定期的な確保に努めます。
食料支援を入口とした「伴走型支援(相談機能)」の構築
フリッジの利用を契機として、教育・就労・住居・専門相談へとワンストップでつなげる体制づくりを自治体や他団体と連携して進めます。
安全で利用しやすい環境の維持・向上 24時間・非対面という心理的ハードルの低さを維持しながら、夜間の防犯対策や駐車場環境の整備を進めます。
■ 調査概要
調査名: ひとり親家庭等生活実態調査2026
調査期間: 2026年7月1日(水)〜 2026年8月1日(土)
調査対象: 岩手県在住のひとり親家庭等の保護者 503名(コミュニティフリッジ利用者)
有効回答数: 77件(回答率 15.3%)
対象施設: 盛岡施設(津志田)、滝沢施設(巣子)、八幡平施設(大更)
実施主体: 特定非営利活動法人 FutureSeeds
■ 団体概要
団体名: 特定非営利活動法人 FutureSeeds
所在地: 〒020-0117 岩手県盛岡市緑が丘二丁目14-22
代表者: 理事長 佐藤昌幸
事業内容: ひとり親家庭等の生活支援、コミュニティフリッジ(地域みんなの冷蔵庫)の運営、不登校支援、居住支援
公式WEB: https://www.npofs.org/
※貴WebサイトURLをご確認の上ご掲載ください
【本件に関するお問い合わせ先・取材のお申し込み】
特定非営利活動法人 FutureSeeds
担当:佐藤(さとう)
TEL:019-677-8488
Mail:office.npofs@gmail.com
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