SaaSを安全に利用するためのブラウザセキュリティサービス提供開始

SecureLayer Browser Extensionを機能毎にモジュール提供

アズジェント

2025年2月4日 10時00分

セキュリティソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント（所在地：東京都中央区、代表取締役社長：杉本隆洋、東証スタンダード：4288、以下、アズジェント）は、SaaSの安全利用を目的にブラウザセキュリティソリューション「SecureLayer Browser Extension」（以下、SecureLayer、開発元：LayerX Security Ltd.※1）の機能をモジュール化し、マネージドサービスプロバイダを通じてサービス提供を開始します。

SecureLayerはSaaS拡大に伴うブラウザ起因のセキュリティリスク（ID・パスワードの漏洩による不正アクセス、マルウェアへの感染、機密情報のアップロードによる情報漏洩など）を軽減する次世代型ブラウザセキュリティソリューションです。Chrome、Edgeといった使い慣れたブラウザにプラグインするだけで、ユーザエクスペリエンスを損なうことなく、安全なブラウジング環境を提供します。

SecureLayerは主に以下のセキュリティ機能を提供しています。

Webアプリ・SaaS利用状況可視化（Visualization）
社員が利用しているSaaSアプリやクラウドストレージを可視化し、利用状況を把握します。これにより、シャドーITを検出します。
アカウント制御・ブラウザ制御（Authentication）
ユーザーアカウントのパスワードの使い回しを制御するとともに、リスクのあるブラウザ拡張機能の無効化やバージョンチェックを行うことで、ブラウザを安全な状態に保ちます。
フィッシング対策・URLフィルタリング（Secure Browsing）
フィッシングサイトやマルウェアサイトをAIで分析し、ゼロデイ攻撃を阻止します。また、URLフィルタリング機能でカテゴリ毎のアクセス制御を行います。
機密情報・知的財産の保護（DLP）
クラウドストレージやフリーメールへのファイル添付をブロック、ChatGPTや翻訳サイトへの機密情報や個人情報への貼り付けをブロックする等、ブラウザ経由の機密データの流出を防止します。

アズジェントは2024年2月よりSecureLayerの販売を開始しています。お客様より、現状把握するためにまずはSaaS利用の可視化だけ行いたい、既にCASBを導入しているので生成AIなどに機密情報を漏洩しないようDLP対策だけ行いたい、といった一部の機能だけを低価格で使用したいという要望が多数ありました。これらの要望に沿うべく、アズジェントは開発元であるLayerX Security, Ltd.と検討を重ね、日本市場向けにSecureLayerの機能をアカウント制御・ブラウザ制御（Authentication）、フィッシング対策・URLフィルタリング（Secure Browsing）、機密情報・知的財産の保護（DLP）の３つにモジュール化し、お客様のニーズにあわせて選択できるように致しました。また、中堅以下の規模のお客様はデジタル人材不足により1人情シスや兼任情シスが多く、日常業務に翻弄されセキュリティ対策までなかなか手が回らないという現状を鑑み、モジュール化したサービスの提供は、SecureLayerをマネージドサービスとして提供するサービス事業者経由となります。

尚、各モジュールの機能、価格は以下のとおりです。モジュール化したサービスを提供するマネージドサービスプロバイダとの契約を拡大し、中堅規模の顧客層にもビジネスを拡大することで、今後3年間で2億円の販売を目指します。

サービス名（製品名）	フルパッケージ	Authentication module	Secure Browsing module	DLP module
参考価格(月額／ユーザ) ※２	\1,000	\500	\500	\500
Webアプリ・SaaS利用状況可視化（Visualization）	〇	〇	〇	〇
アカウント制御・ブラウザ制御（Authentication）	〇	〇	×	×
フィッシング対策・URLフィルタリング（Secure Browsing）	〇	×	〇	×
機密情報・知的財産の保護（DLP）	〇	×	×	〇